あの六花亭が企画運営!柏林の中にある北海道「中札内美術村」

あの六花亭が企画運営!柏林の中にある北海道「中札内美術村」

更新日:2015/09/15 14:38

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
「中札内美術村」は、北海道銘菓でお馴染みの六花亭が企画運営している美術村です。十勝帯広空港から車で約15分、JR帯広駅から車で約40分の場所にあります。敷地面積約15ヘクタールのほぼ全域が柏林で、その静かな柏林の中に5棟の美術館とレストランがあり、遊歩道で結ばれています。板東優氏や青木三四郎氏の彫刻作品が点在し、彫刻庭園の性格も持つそうです。柏林のスケールの大きい美術村をご紹介します。

柏林の遊歩道

柏林の遊歩道

写真:ミセス 和子

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「中札内美術村」の柏林には、季節毎に雰囲気が変わる味わい深い遊歩道があります。新緑が目に優しい春、柏の葉が青々と生い茂る夏、色づいた枯れ葉が舞い散る秋、中札内美術村を散策しながら森林浴も十分に楽しめますよ。(※冬季は降雪のため休館となります)

「中札内美術村」は、遊歩道のところどころにアートや美術館、レストランが立ち並ぶアートの森でもあります。歴史を感じさせる古い建築の美術館や、遊歩道に点在する彫刻群が自然の中に溶け込み、ゆったりと時を忘れて芸術を鑑賞する事ができます。

ぬくもりが感じられる「北の大地美術館」

ぬくもりが感じられる「北の大地美術館」

写真:ミセス 和子

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レストラン「ポロシリ」の向かいにある建物が「北の大地美術館」です。赤い屋根の木造の建物は、白樺林に溶け込み北海道らしい懐かしい雰囲気を醸し出していますよ。

この施設を運営する北海道の菓子メーカー、六花亭が全国公募する自画像コンクールの受賞作を含む応募作品を展示している施設です。20歳を迎える人を対象に、毎年3月に「二十歳の輪郭」というテーマで、コンクールが開催されています。

北の大地美術館は、生き生きとした沢山の躍動感ある若者の自画像でいっぱい。若者に支えられている様な感じもする美術館です。このコンクールは、若い芸術家の登竜門としても注目されているそうです。

秋のピクチャーウインドウ

秋のピクチャーウインドウ

写真:ミセス 和子

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この写真は、北の大地美術館の大きな窓ですが、まるで大きな絵画の様に見えませんか?そして四季折々に変化する柏林の風景も楽しいと思いませんか?

ガラス窓のそばのベンチにゆっくり腰掛けて、季節の変化を感じる事ができます。この様な場所でも、芸術を感じる事ができますよ。

坂東優氏の作品「夢想館」

坂東優氏の作品「夢想館」

写真:ミセス 和子

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秋の柏林の遊歩道を散策していると、戸が半分開放されている建物に遭遇します。中を覗くと石膏像が並んでいます。これは、彫刻家・坂東優氏が30〜40歳代に作成した石膏像(鑞型鋳造像の原型)を展示したものです。

坂東氏はニューヨーク在住の芸術家で、帯広出身の彫刻家です。 柏林散策中、この小さな美術館に立ち寄り石膏像の作品をゆっくり眺めらますよ。

青木三四郎氏の作品「MEMORY」

青木三四郎氏の作品「MEMORY」

写真:ミセス 和子

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青木三四郎氏の作品「MEMORY」は、中札内美術館の駐車場の横にあります。緑の芝生の上には、子供の石の像が6作品点在しています。

明るい太陽の下、旺盛な好奇心でものを見つめ、心のおもむくまま自由に、元気に、無邪気に遊ぶ子供達は、発芽したばかりの苗のように大いに活力と可能性を感じさせてくれます。忘れかけていたものを思い出させてくれる作品ですよ。

レストラン「ポロシリ」もお勧め!

中札内美術村には穀物倉庫をモチーフにしたログハウス風の建物、レストラン「ポロシリ」があります。テラス席からは柏林が見渡せます。このレストランでは、朝収穫した野菜料理が自慢で、野菜サラダ、ひじきサラダ、野菜汁、野菜コロッケなどが美味しいと評判です。是非一度訪れてみてください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/11 訪問

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