大阪みやげに定番がないとは言わせない!厳選の品を5つ紹介

大阪みやげに定番がないとは言わせない!厳選の品を5つ紹介

更新日:2023/08/23 08:58

けいたろうのプロフィール写真 けいたろう 旅するグルメライター
大阪と言えば、くいだおれ、天下の台所。
安くてウマい物であふれる食の街の大阪ですが、大きな弱点が。
それは、大阪でお土産を買う時に、「何を買おう」と困ってしまうこと。
食の街であるはずの大阪で、これぞ大阪土産!というような絶対王者的な定番がないと思われ、他府県のお土産が選ばれているのは、かなり不本意。
そこで今回は生粋の大阪生まれで、本当にオススメできるお土産を厳選して5つ紹介します。

むか新『元祖 大阪みたらしだんご(12個入り)』

むか新『元祖 大阪みたらしだんご(12個入り)』

写真:けいたろう

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大阪には、誰もが認めるこれぞ大阪土産!という定番がないと冒頭で書きましたが、王座に現在もっとも近い存在が、むか新さんの『元祖 大阪みたらしだんご』だと思います。

大阪のみたらし団子は、団子の中にタレが入っているのが特徴的で、手や口が汚れるというみたらし団子の最大の弱点を見事に克服していて、お土産や旅のお供に最適です。
このタイプのみたらし団子は、平成6年(1994年)の関西国際空港が開港にあわせて、むか新さんが「大阪を代表するお土産を作りたい」と試行錯誤を繰り返して開発しました。
お寿司をベルトコンベアに乗せて、回転寿司を作った、実に合理的な大阪人らしい発明だと思います。

こちらのみたらしだんごは、一口でお召し上がり下さい。お団子を口の中に入れると、プチッという音と共に、タレが口の中に広がります。甘塩っぱいタレは、甘い物が苦手な方にもオススメです。タレを中に閉じ込めた中空構造の団子が、ふんわりとした柔らかな食感となっているのも、ぜひお楽しみ下さい。

『元祖 大阪みたらしだんご』は、むか新さんの各店舗(大阪府南部が中心)と、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)などで、販売されています。

その機能性が評判となって、大阪中のおみやげ屋さんやスーパーで類似品のみたらしだんごが売られていますが、むか新さんの元祖大阪みたらしだんごが、やはり一番です。

【店舗】
むか新 本店
大阪府泉佐野市上町3丁目11-4
TEL:072-464-0100
定休日:毎週水曜日

五感『ええもんちい(6個入)』

五感『ええもんちい(6個入)』

写真:けいたろう

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次に紹介する、五感さんの『ええもんちい』は、いわゆるマドレーヌです。
マドレーヌと言えば、お土産の定番中の定番で、ハズレは少ないけど当たりもなくて、無難なお土産というイメージですが、包装紙や箱に五感と書いてあったら大当たりです。

原材料に米粉と上質なバターが使われている生地は、良い香りが漂うふっわふわの生地で、カップ底にあるムチッとした重みのある丹波産の黒豆の食感のアクセントも最高です。
『ええもん』とは大阪弁で『良い物』のこと、それのちいさいサイズということで『ええもんちい』、コッテコテの名前ですが、確かに良い物です。

こちらの商品は、梅田などの主要駅や空港でも買えますが、歴史を感じる北浜の本店には、喫茶コーナーが併設されているので、そちらもオススメです。

【店舗】
五感 北浜本館
大阪市中央区今橋2-1-1 新井ビル
TEL:06-4706-5160
定休日:正月三が日

もぐらや『もの字焼き』

もぐらや『もの字焼き』

写真:けいたろう

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もぐらやさんの『もの字焼き』は見た通り、いわゆるどら焼きです。
どら焼きは、外見が奈良県の三笠山に似ていることから、関西では三笠焼きと言われていて、奈良県に縁があり、大阪名物というワケではありませんが、こちらのもの字焼きはちょっとレベルが違います。
お店には、『究極のどら焼き』、『この味に勝るどら焼きがあればご一報ください』等と、やたらと挑発的なポップが目立ちます。

実際に食べてみると、ふわふわの生地とねっとりとした餡が特徴で、挑戦的なコピーも納得の味です。
こちらのもの字焼きは、大阪府内のスーパーなどでも目にする機会が増え、普段使いのお菓子としても浸透してきていますが、やはり確実に手に入れたいなら、直営店を訪ねましょう。

【店舗】
もぐらや 天下茶屋店
大阪市西成区天下茶屋3-21-17
TEL:06-6651-9597
定休日:1月1日

小島屋『けし餅(6個入)』

小島屋『けし餅(6個入)』

写真:けいたろう

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次に紹介するのが、小島屋さんの『けし餅』です。
アンパンの上に乗っている粒々でお馴染みのケシの実が、こしあんの入っているお餅の周りに、びっしりとコーティングされています。
けしの実は、江戸時代から堺で盛んに栽培されていて、延宝年間には、すでにけし餅として、歴史に登場している堺名産の伝統の大阪土産です。

口に入れると、けしの実のプチプチとした食感と独特の香ばしさが広がります。
あっさりとしたこしあんと滑らかな餅の食感が非常に素朴で、派手物好きな大阪にもこんな味があるのかと思ってしまいます。

2〜3日すると表面が固くなりますが、軽く焦げ目が付く程度にあぶれば、また違った味わいで頂けるのもお土産的です。

店舗以外にも、駅や空港でもかなりの確率で販売されています。大阪土産に伝統のお菓子をぜひどうぞ。

【店舗】
小島屋
大阪府堺市堺区宿院町東1-1-23
TEL:072-232-0313
定休日:無休

粟玄(あわげん)『和洋(わよう)』&『古式粟おこし』

粟玄(あわげん)『和洋(わよう)』&『古式粟おこし』

写真:けいたろう

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最後にオススメするのが、粟玄(あわげん)さんの、『和洋(わよう)』と『古式粟おこし』です。
写真左側の和洋は、アーモンドを小麦粉ベースのパフで片手でつまめる大きさに固め、コーヒーと生クリームで包み込んで、キャラメリゼされたお菓子です。
キャラメルとアーモンドのカリッという固さ、コーヒーの香り高い苦味、北海道産生クリームのまろやかな甘みという、さまざまな味や香りと食感を一度に味わえる逸品です。

粟玄さんは、昭和15(1940)年創業の老舗の粟おこし屋さんで、西洋の材料を和の粟おこしの技法を使って商品化したので、和洋という名前にしたそうです。

写真右側が粟玄さんで販売されている従来の粟おこしです。
大阪土産としてメジャーな粟おこしは、言葉は悪いですがハズレお土産というイメージがありましたが、粟玄さんのサクサクの粟おこしなら印象がガラッと変わること請け合いです

和洋をはじめとした粟玄さんの商品は、駅や百貨店では一切販売されていないので、お店のある住吉で買うか通販でしか手に入らないのですが、住吉と言えば2014年のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のロケ地です。
マッサンとエリーが参拝した住吉大社から歩いて10分程の距離にお店があるので、ロケ地を訪ねた際のお土産としてもオススメです。

お店は土日祝が定休日なので手に入れるのは大変ですが、苦労に見合っただけの味は保証いたします。

【店舗】
粟玄(あわげん)
大阪府大阪市住吉区上住吉1-2-3
TEL:06-6671-0246
定休日:土日祝

大阪に来たならやっぱり大阪生まれの土産を

大阪の主要な駅でお土産を探すと、神戸の洋菓子と京都の抹茶味の和菓子、三重県伊勢の赤福、奈良の柿の葉寿司などが、すぐに目に飛び込んできます。

大阪人は生粋の商売上手で、他府県の商品が数多く販売されていますが、今回紹介したように大阪にも美味しいお土産が存在します。せっかく大阪に来たのなら、大阪生まれの美味しい大阪土産を味わって下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/08−2014/10/21 訪問

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