「奥久慈りんご」と聞いて、食べたことのある方は少ないかもしれません。それもそのはず、奥久慈りんごは、全国のスーパーや八百屋さんには、出回りません!!栽培している茨城県大子町へ行かなきゃ食べることができないのです。一度口にすれば、やみつきになるシャッキと新鮮な食感とジューシーな甘味が特長のりんごです。
絶品なのに市場に出回らないのには、理由があります。そのヒミツは、樹の上で完熟させてから収穫するから。樹で熟すから美味しい!!収穫した時が一番美味しいから、その場で食べてもらい、消費者の手に直接届く現地直売にこだわっているのです。
大子町には、約60軒のりんご農園があり、70種類もの品種が栽培されています。町内の沿道に並ぶりんご直売所は、9月から12月の大子町の風物詩です。フレッシュな美味しさをより味わいたいなら、りんご狩りがおすすめです。数種類の完熟りんごの試食と贅沢なアップルパイが自慢の「藤田観光りんご園」をご紹介します。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る「名月」「陽光」「秋映」「世界一」「北斗」「陸奥」「千秋」。いずれも、りんごの品種の名前です。
大子町のりんご農園では、りんごの試食とりんご狩りが楽しめます*。自分好みの品種に出会えるりんご農園「藤田観光りんご園」を紹介します。こちらの農園では、うれしいことに、品種ごとにバスケットに入った試食コーナーからりんごを手に取って、その場で自由にいただくことができます。一口にりんごといっても、品種によってその味、香り、食感はさまざま。「陸奥」や「ふじ」は、よく口にしますが、食べたことのない品種を食べてみると新発見!!「これ好き〜♪」っと思える品種に出会えます。
試食コーナーの品種は、その時期に旬を迎えている品種です。自分好みの品種が見つかったら、その品種目指して園内のりんご園でお土産用にもぎ取りができます。
*…料金は公式サイトをご確認ください。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る藤田観光りんご園では、9月の「つがる」にはじまり、11月に旬を迎える「ふじ」まで約20種類の品種を栽培しています。りんご狩りができる農園へ一歩足を踏み入れると、そこはまるでアップル図鑑!!農園は、樹の上で完熟したりんごが放つ甘〜い香りが漂い、アロマ効果も抜群です。
真っ赤に実った可愛らしいりんごの樹の品種を確認しながら、散策が気持いい。園内には、品種をしるした道しるべも整備されています。
写真:鮎川 キオラ
地図を見るこちらの農園へ訪れたなら、ぜひお土産に持ち帰りたいのが自家製アップルパイです。りんご農園が作るアップルパイは、さすが贅沢な味わいです。
1ホールのアップルパイを作るのに使用されるりんごは、紅玉なら4〜5個、ふじなら2〜3個とたっぷり詰め込まれています。素材のみずみずしさ、ボリューム、りんごの歯ごたえがしっかり残る贅沢なアップルパイです。
シーズン中は、多めに焼き上げているそうですが、焼きあがるとすぐ売れてしまう人気です。当日でも購入できますが、予約者優先となりますので、ホールでお買い求めの方は、事前予約をおすすめします。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る藤田観光りんご園は、昭和45年からりんご園を営んでいます。敷地内には、築100年超えの藁葺き屋根の母屋など里山の風情たっぷり。藤田家の歴史を見守ってきた立派な背の高い大木も多く、自然豊かな環境です。お店の方々も温かくおもてなししてくださるので、のんびりした1日を過ごすことができます。
藁葺き屋根の母屋には、囲炉裏があり、冷えてくる晩秋には火が入ります。田舎に遊びに来たほっこりした優しい気持ちで迎えてくれるりんご園です。
秋の大子町には、魅力的な立ち寄り場所がいっぱい。真っ赤に実った完熟りんご狩り、可愛いりんごがぷかぷか浮かんだりんご風呂。近年注目されている通称「もみじ寺」と呼ばれる艶やかなもみじに境内を埋め尽くされる「永源寺」。ノスタルジックな木造校舎などなど。
お出かけが気持い秋晴れの日にぜひ大子町の魅力を味わいにお出かけください。
※下記MEMO欄より、大子町のみどころを紹介した記事を合わせてご覧下さい。
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(2024/4/19更新)
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