ノスタルジーに包まれる「門司港レトロ 」

ノスタルジーに包まれる「門司港レトロ 」

更新日:2012/12/05 17:34

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
かつて貿易港として繁栄をしていた門司港は、神戸、横浜に続き、日本三大港のひとつとして数えられていました。
関門海峡を望む美しい景色の中に、明治時代から大正時代に建築されたレトロな洋館が建ち並びます。
ロマンチックな気分で散策をしてみました。

門司港レトロのシンボルであるJR門司港駅

門司港レトロのシンボルであるJR門司港駅

写真:結月 ここあ

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大正3年に旧門司駅として開業されました。
左右対称のネオ・ルネッサンス様式の木造建築です。

鉄道駅舎としては、初めての重要文化財に指定されています。
建築後100年経過した駅舎は、残念ながら平成24年9月から、30年3月末までは大規模保存修理となっています。
その為、駅構内や広場等の立ち入りや、ライトアップは中止されていますが、今後は工事中ならではの取り組みとして、解体中の駅舎の見学などがされていくようで、それも面白そうですね。

アインシュタインも宿泊した旧門司三井倶楽部

アインシュタインも宿泊した旧門司三井倶楽部

写真:結月 ここあ

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大正10年に三井物産の接待用の建物として建築されました。

重厚な階段で2階に行くと、相対性理論のアインシュタイン夫妻も宿泊したメモリアルルームと「放浪記」「浮雲」などの代表作で知られる作家、林芙美子の資料室もあります。
館内の調度品や照明器具もレトロで素晴らしいものばかりです。
こちらも重要文化財に指定されています。

1階は、門司港名物の焼きカレーもいただくことができる、素敵なレストランもあります。
2階は、大人100円、小中学生は50円で見学することができます。

第一船だまりから眺める美しい洋館

第一船だまりから眺める美しい洋館

写真:結月 ここあ

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まるで海に浮かんでいるかのように見える、レトロな建物は、左が旧門司税関で、明治45年に建築された煉瓦作りのネオ・ルネッサンス調の建物です。
昭和初期まで税関庁舎として使われていましたが、現在は休憩所、ギャラリーとなっています。

写真右の低い建物は、帝政ロシアが中国の大連に建築したものを、複製したもので、レストラン、図書館などになっている国際友好記念図書館です。

後ろには関門橋も見えますよ。

夕暮れ時も美しい門司港

夕暮れ時も美しい門司港

写真:結月 ここあ

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大正8年に建築された大阪商船門司支店を修復した、八角型の塔屋とオレンジ色の外壁が印象的な旧大阪商船。
当時門司港からは台湾、中国、印度、欧州へ多くのの客船が出航していて、大阪商船ビルはその拠点となっていました。

薄暗くなってきて、灯りがともる頃、いっそう美しく見えます。

恋人の聖地!? ブルーウィングもじ

恋人の聖地!? ブルーウィングもじ

写真:結月 ここあ

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全長108メートルの長さを誇る歩行者専用橋。
歩行者専用の跳ね橋としては、日本一です。

一日6回開閉しますが、その橋が閉じて、一番最初に渡ったカップルは一生結ばれるというジンクスがあるようで、恋人の聖地となっています。

ここからの風景も、絵にかいたような美しさなのですよ。

門司港レトロは、急ぎ足なら1〜2時間で周れますが、昼下がりから夕方にかけてゆっくりと過ごすのがおススメです。
2012年は、12月1日から翌年の2月24日まで、イルミネーションも点灯されていて、より一層のロマンチックな夜を感じられると思います。

古き良き時代を感じる美しい洋館巡りや、レトロなビルや建物を利用した雑貨店もあり、お買いものも楽しめますよ。
名物グルメの焼カレーもおススメです。

門司港で、ロマンチックなひと時を過ごしてみませんか。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/12 訪問

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