ベネズエラの天空の城！ギアナ高地・ロライマ山トレッキングツアー

更新日：2018/08/26 16:51

世界最後の秘境・南米のギアナ高地。テーブルのように平たい山・テーブルマウンテンがいくつも隆起し、落差世界一を誇る滝、エンジェルホールを擁する秘境として世界中の旅好きが集う場所です。中でもベネズエラ・カナイマ国立公園にあるテーブルマウンテン・ロライマ山は地元の町からツアーで登頂が可能とあって人気の山。地球が生まれた太古の姿を残す山頂の風景は、生涯忘れられない思い出となること間違いなし！

世界最後の秘境、ギアナ高地・ロライマ山頂は地球最古の姿

写真：浦カオリ

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南米のベネズエラに、カナイマ国立公園という世界遺産があります。ここの特徴はなんといっても、世界最後の秘境と言われる自然。
今回紹介するテーブルマウンテン、ロライマ山はその公園内にある山です。名前の通り、テーブルのような見た目の山でこの国立公園内にはロライマ山のようなテーブルマウンテンが約100個(!)あると言われています。その山頂には地球が出来上がった時代から変わらない地球最古の岩盤で覆われています。

ロライマ山は摩訶不思議な植物のメッカ！世界一小さなカエルも！

写真：浦カオリ

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ロライマ山頂では、他にも天然のプールと呼ばれるジャグジー(水温はかなり冷たい！)、あたり一面クリスタルだらけのクリスタルバレー、岩に穴が開いていて眼下を見渡せるベンターナなど特異な景色を見ることができます。
地球最後の秘境・ギアナ高地とだけあった、変わった植物も見られます。昆虫を食べて生きている食虫植物が多く自生しています。また、跳ぶことも跳ねることもできない1円玉位の蛙“オリオフネラ”にも会うことができます。この写真では右が大人のサイズ。この脇にいる豆粒みたいなものが子供です!

いざ、ロライマ山へのトレッキングツアーへ！！

写真：浦カオリ

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山頂へはヘリコプターで行くこともできるようですが、体力がある方には是非、トレッキングツアーに参加することをおススメします。
拠点となる町から出発するツアーは、5泊6日の日程です。
1日目ひたすら平坦な道を歩き、2日目には2つ川を渡って(橋はなし！)ロライマ山の麓まで歩き、3日目にロライマ山の断崖絶壁を経由して山頂に到着、4日目は山頂を探索、5日目に下山して1日目のキャンプ地で宿泊し、6日目にスタート地点へ帰るという、往復約44kmのツアーです。宿泊はすべてキャンプ。

表情を変え続けるロライマ山の天気

写真：浦カオリ

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ロライマ山は天気の移り変わりが激しく、晴天だったのにいきなりスコールに合うこともあります。特に雨季の時期(6月～11月)には川が増水します。その時には腰の高さまで水に浸かり、ロープを頼りに、流れの早い川を渡ることになります。かと思えば、炎天下の中、日陰のないサバンナ地帯を数時間と歩き続けることも…。
しかし、この変わりやすい天気のおかげで、様々な表情のロライマ山を見ることができます。雲間からロライマ山、隣のクケナン山が見えた際の壮大な景色は感動ものです。

ロライマ山までの道中もまた楽し

写真：浦カオリ

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また、川のそばのキャンプ地では蛍が数多く生息しており、満点の星空と蛍の光を同時に見ることもできます。どちらが星で、どちらが蛍の光か区別がつかなくなるほど！もちろん、ロライマ山頂でも晴れていれば天の川を見ることができます。
サバンナ地帯には日本では見たことないほど大きいアリがいたり、ロライマの断崖を登る際は滝の下を通過したりとスリル満点。
こういったロライマ山までの道中の楽しみも、このトレッキングツアーの醍醐味です。

最後に

いかがでしたか？非日常を味わいたい方にはお勧めのギアナ高地ロライマ山トレッキング。
トイレの設備はないので野原で済ませたり(ロライマ山頂では持ち帰りが必須！)、お風呂もないので川で沐浴したり、プリプリという刺されると非常に痒い蚊がいたりと、全てを書き尽くすことが出来ないほど、レアな体験がたくさんできる場所です。
地球最後の秘境と言われる、ギアナ高地・カナイマ国立公園のロライマ山。勇気あるチャレンジャーの方は是非！