イグアスの滝へ3カ国からのアクセス〜アルゼンチン・ブラジル・パラグアイ

イグアスの滝へ3カ国からのアクセス〜アルゼンチン・ブラジル・パラグアイ

更新日:2017/06/06 15:27

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
ブラジルとアルゼンチンにまたがる『イグアスの滝』を含む『イグアス国立公園』は、ユネスコ世界遺産に登録されており、世界最大の滝です!イグアス (Iguazu) とは、この辺りに住む先住民、グアラニ族の言葉で“大いなる水 (Y Guazú)”という意味。
現在もグアラニ語が公用語として使われているパラグアイからもアクセスが可能で、メジャーなアルゼンチン、ブラジルからのアクセスと併せてご紹介。

アルゼンチンからのアプローチ

アルゼンチンからのアプローチ

写真:市川 芽久美

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アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスの空港からは、約1時間半のフライトでアルゼンチンのイグアス空港に到着します。空港からは、バスかタクシーで20〜30分で国立公園の入口へ。

宿泊が必要な場合のお勧めホテルは、公園内に唯一あるホテル『シェラトン・インターナショナル・イグアス・リゾート(Sheraton Iguazu Resort & Spa)』。イグアスの滝を目の前に眺めながら滞在出来るとあって大人気です。
また、イグアスの滝に一番近い街、『プエルト・イグアス(Puerto Iguazu)』周辺にも多くの素敵な宿泊先があり、街と滝の間に位置する『ラ・カンデラ ジャングル・ロッジ(La Candera Jungle Lodge)』が、なかでもお勧め。
リーズナブルに熱帯雨林の自然を快適に楽しむ事ができ、街へもイグアスの滝へも車で15-20分程でアクセス出来ます。

ブラジルからのアプローチ

ブラジルからのアプローチ

写真:市川 芽久美

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ブラジルからは、サンパウロやリオデジャネイロの空港から、空路でブラジルのフォス・ド・イグアス空港へ飛ぶのが一般的。約2時間前後のフライトです。空港に到着したら、バスかタクシーで約30分で国立公園の入口へ。

そして、宿泊が必要な場合は、ブラジルサイドにも国立公園内に1つだけホテルがあります。その名も"滝のホテル”という意味の『ホテル・ダス・カタラタス(Hotel das Cataratas)』。開園前に滝を訪れる事が出来るのは、ここの宿泊者のみの特権です。
公園内以外には、イグアスの滝に一番近い『フォス・ド・イグアス(Foz do Iguaçu)』の街付近にも宿泊施設があります。こちらも、やはり自然美が豊かな街郊外がお勧めで、街と滝と間に素敵なロッジが点在しています。フォス・ド・イグアスの街からは、公園入口までの直行バスが頻繁に出ています。

新しいルート!?パラグアイからのアプローチ

新しいルート!?パラグアイからのアプローチ

写真:市川 芽久美

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パラグアイは、イグアスの滝が接していない為、直接滝を訪れる事は出来ません。
パラグアイ首都のアスンシオンや、ブラジルのサンパウロから空路で、パラグアイ第2の都市『シウダ・デル・エステ(Ciuda del Este)』の最寄り空港、グアラニ空港へ。アスンシオンからはバスも出ており、シウダ・デル・エステまでは、所要時間約6時間。
そこから、バスかタクシー(徒歩も可能)で"友情の橋"を渡り、ブラジルの『フォス・ド・イグアス』へ向かいます。

わざわざ、パラグアイから入る必要があるの?
と思われるかもしれませんが、イグアスの滝からは、パラグアイも簡単に行けてしまうという事。せっかくなのでもう一カ国という方は、是非パラグアイの雰囲気を味わってみてください。
シウダ・デル・エステは免税政策をとっている街。“南米の秋葉原”とも呼ばれ、電気製品が高価な南米で安価に購入できるとあって、周辺国の人々や、旅中にカメラやパソコンを失くした旅行者も買いにやってきます。アルゼンチンペソ、ブラジルレアル、ドルも使用可能。

因に、現在でも日本語を使い、日本の文化や習慣を大切にして生活している『イグアス日本人移住地』も、ここからバスで1時間の距離にあります。

アルゼンチン側からは、滝を間近に楽しむ

アルゼンチン側からは、滝を間近に楽しむ

提供元:La Cantera Jungle Lodge

http://www.hotellacanteraiguazu.com地図を見る

話題が滝の話から反れてしまいましたが、ここで、アルゼンチン側からと、ブラジル側からの景観の違いをご紹介。

アルゼンチン・サイドからは、大小無数の滝がかかっているのが大きな特徴で、それらの滝を縫うようにして遊歩道が掛けられています。遊歩道は、滝を上から眺めるルートと下から眺めるルートの2つがあり、滝を上から見下ろすような形でも眺めることができるのが特徴。また滝つぼに飛び込むボートツアーも出ており、人気のアトラクションとなっています。

幅広いワイドなスケールをブラジルサイドから楽しむ

幅広いワイドなスケールをブラジルサイドから楽しむ

写真:市川 芽久美

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ブラジル・サイドからは、アルゼンチン側から流れ落ちてくる全長4kmにも及ぶ滝を対岸から眺めるという、スケールの大きさを味わう事が出来ます。
滝の水しぶきを浴びながら、イグアスの滝に平行している歩道を進み、最後は展望台に上り、イグアスの滝を間近に眺めます。

アルゼンチン側、ブラジル側の行き来も車で1時間以内で可能ですが、ブラジル入国は、事前に入国ビザ(査証)の取得が必要ですのでご注意を。
また、滝の全景を空から眺める、ヘリコプターツアーも(7〜10分/一人50ドル)催行されています。

ベストシーズンと入園情報

イグアスは、7〜8月が一番寒い時期ですが、10度を下回る事は少なく、それ以外の月は暑い日が続きます。
特に1〜2月の日中は、40度を超える猛暑となりますが、大瀑布の水しぶきにを浴びながらの観光で、暑さも吹き飛んでしまう事でしょう。
6〜8月は乾季の為水量が少なく、3〜4月と9〜11月が迫力のある滝を観る最適な時期といえます。ただ、雨季になると大洪水で観光船が出航出来なくなる場合もありますので、ご注意を!

●イグアス国立公園(アルゼンチン側)
開園時間
夏季(9/1〜3/31) 8:00〜19:00
冬季(4/1〜8/31) 8:00〜18:00
入園料 大人1人A$215(アルゼンチン・ペソ)

●イグアス国立公園(ブラジル側)
開園時間
毎日 9:00〜17:00
入園料 R$49,20(ブラジル・レアル)
 
※特別イベント等で、特別時間で開園する場合もございます。
※2014年10月現在の情報です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/11−2014/01/13 訪問

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