松山千春ファンもそうでない方も、足寄の道の駅「あしょろ銀河ホール21」は一見の価値あり

松山千春ファンもそうでない方も、足寄の道の駅「あしょろ銀河ホール21」は一見の価値あり

更新日:2015/07/22 17:43

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター
1970年代から80年代に一世を風靡したフォークシンガー・松山千春をご存じですか。
「季節の中で」「大空と大地の中で」「長い夜」など数々の名曲を世に送り出した彼は、北海道・足寄出身であることは知る人ぞ知るところです。
そんな松山千春の記念館ともいえるギャラリーが、ここ生誕の地、足寄に道の駅「あしょろ銀河ホール21」の中にオープンしています。

道の駅「あしょろ銀河ホール21」は千春ファンの聖地?

道の駅「あしょろ銀河ホール21」は千春ファンの聖地?

写真:やま かづ

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道の駅「あしょろ銀河ホール21」は、道東自動車道の終点、足寄出口を降りて国道242号線を北上すると、国道241号線との交差点左手に見えてきます。

ホールのエントランス前には、彼の代表曲「大空と大地の中で」の歌詞を彫り込んだ石碑が置かれています。
また、その石碑には手形と足形が刻まれ、その手形に自分の手を添えると、松山千春の包み込むような優しい歌声が、どこからともなく聞こえてきます。
千春ファンのみならず、そうでない方も、その透き通るような歌声にあわせて一緒に口ずさんでしまうことは間違いありません。

一足踏み入れると松山千春の軌跡が

一足踏み入れると松山千春の軌跡が

写真:やま かづ

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ホールのエントランスから右手には松山千春の軌跡がいっぱい詰まったギャラリーがあります。
1977年のデビューシングル「旅立ち」のジャケットから始まって、同年にリリースされた初アルバム「君のために作った歌」はもちろん、最近発売されたアルバムジャケットまでが年代順に展示されています。
また、実際に着たステージ衣装などゆかりの品々も見ることができますので、わざわざ遠方からやって来るファンが多いのもうなずけます。

ちなみに、足寄町は人の背丈ほどもあるラワンブキの特産地で、松山千春もそのPRに一役買っています。ギャラリー正面奥で、ラワンブキを持った彼と一緒に写真を撮っても楽しいですね。

実はこの道の駅は、もとは鉄道の駅だったんです

実はこの道の駅は、もとは鉄道の駅だったんです

写真:やま かづ

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この道の駅として使われている建物、実は、ふるさと銀河線の足寄駅のプラットホームの上に建築されています。
ふるさと銀河線は1989年にJR池北線を引き継いで第3セクター鉄道として再出発し、2006年に廃線されるまで地域の人たちの生活を支えてきました。そんなプラットホームの名残りを線路の跡や駅名表示板として見ることができます。

また、「あしょろ銀河ホール21」には、松山千春ギャラリーのほかに、お土産物ショップ、ベーカリー、カフェなどが併設されており、道の駅としても十分に機能しています。
さらに、北側の敷地には、木造時代の旧足寄駅舎を復元した多目的観光施設も建設されており、まちおこしの一環として始まった足形採取事業「足形工房」などが入っていますので、千春ファンでなくても、時間を忘れて楽しむことができます。

足寄特産品の「ラワンブキ」を食す!

足寄特産品の「ラワンブキ」を食す!

写真:やま かづ

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併設されているカフェでは、地元の特産品、ラワンブキを使った「足寄弁当」「鹿肉ラワンブキコロッケ」が販売されています。ここでしか食べることができないラワンブキ、せっかくなのでぜひお試しください。ちょっと変わった食感を楽しむことができます。
また、夏場には「ラワンブキソフトクリーム」が人気です。

ちなみに、この人の背丈ほどある「ラワンブキ」ですが、それを傘にしている姿に由来して、「コロポックル」というアイヌの小人伝説が生まれたということです。

道東観光のスケジュールにぜひ!

レンタカーを使って道東観光を楽しまれる方は多いと思いますが、ちょっと立ち寄る道の駅ではなく、少しだけでも時間をとって、ぜひ観光スケジュールに組み込んでいただきたいスポットです。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/29−2014/08/31 訪問

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