世界のベスト10にランクインした日本屈指の吊り橋とは!?

世界のベスト10にランクインした日本屈指の吊り橋とは!?

更新日:2023/10/11 08:38

きれいな新緑と紅葉が見られると有名な静岡県の奥大井地方の寸又峡。寸又峡の「夢の吊橋」は、世界最大級の旅行口コミサイトである「トリップアドバイザー」がまとめた「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋 10」の10位に選ばれた絶景橋として人気を集めています。

日本のベスト10でも十分にすごいですが、世界のベスト10に選ばれてしまう「夢の吊橋」とは!?

寸又峡を楽しむ全部で3つのコース

寸又峡を楽しむ全部で3つのコース

寸又峡へは、2012年4月に新東名が開通し「島田金谷IC」ができましたので、様々なエリアからもアクセスがしやすくなりました。島田金谷ICから寸又峡までは車で約1時間半です。

雄大な南アルプスの麓である奥大井地方にある寸又峡は、特に新緑や紅葉の景観が美しく、寸又峡温泉として「美女づくりの湯」など温泉も楽しむ事ができます。また、「21世紀に残したい日本の自然100選」や、「新日本観光地100選」にも選ばれています。

寸又峡を楽しむ為に、下記の3つのコースが用意されています

●寸又峡プロムナードコース(1周約90分)
●グリーンシャワーロード(1周約60分)
●外森山ハイキングコース(1周約60分)

「夢の吊橋」があるのは、寸又峡プロムナードコースです。
山々の景観を楽しみつつ、「夢の吊橋」→「尾崎坂展望台」→「飛龍大橋」を巡る事ができます。

こちらの写真にある橋は、「夢の吊橋」ではありません。3つのコース外とはなりますが、本格的な登山者が朝日岳に向かう途中に渡る「猿並橋」です。

トップシーズンはアトラクションのような行列覚悟で!

トップシーズンはアトラクションのような行列覚悟で!

寸又峡は、静岡県の人気紅葉スポットになりますので、紅葉シーズンは一番の観光客が集まります。

特に紅葉シーズンの土日祝に「夢の吊橋」を渡ろうとすると、もれなくアトラクションのような吊橋を渡る為の行列が。行く時間にもよると思いますが、30分以上待つ覚悟をお願いします。また、比較的急な下り坂で待つことになりますので、足元には十分ご注意下さいね。

1度に吊橋を渡る人数は10名まで!

1度に吊橋を渡る人数は10名まで!

実は、「夢の吊橋」の定員は10名まで。
こんな言葉が、ゆれるの?重量制限は大丈夫?等、ちょっと不安を誘います。

また、紅葉シーズン等のトップシーズンには、吊橋も一方通行。引き返す事はできませんのでご注意下さい。寸又峡プロムナードコースは一周約90分かかりますので、体力に自信がない方や時間がない方、高所恐怖症の方は、吊橋を渡らず飛龍大橋方面に進むと、上からの景観を楽しむ事ができます。

なんだか、ちょっと吊橋を渡る前に緊張しちゃいますね。でも、深呼吸して気持ちを落ち着かせれば全然大丈夫です!

夢の吊橋は長さ90m、高さ8m

夢の吊橋は長さ90m、高さ8m

吊橋に一歩足を踏み入れると、コバルトブルーのきれいな湖に感動します。最初は、10名定員の吊橋に少し不安を覚えられるかもしれませんが、きっときれいな景観に目を奪われてしまう方が勝ってしまいますよ♪

吊橋は、真ん中に板があり、その板を渡る感じとなります。左右は写真のように下がスケスケで見えちゃいますが、高さ8mですので、怖いと感じる方は少ないと思います。小さいお子様も、平気でどんどん進んでましたから!

ただし、吊橋なのでもちろん揺れますが、飛び跳ねたりしなければ大丈夫(笑)左右に細めですが頑丈なケーブルがありますので、手を添えて歩くといいですよ。

実は、「夢の吊橋」は大間ダムがある「チンダル湖」にかかる橋。この「チンダル湖」と聞きなれない湖ですが、湖に青みがかかる原因となる「チンダル現象」から県民の方より名付けられました。

「チンダル現象」は微粒子による光の散乱現象を指します。
この大間ダム湖は、もともとは透明なきれいな水。そのきれいな水に微粒子が混ざることにより、微粒子の影響で波長の長い赤い光が吸収され、波長の短い青い光だけが反射されることで、このような美しいコバルトブルーが作られるのだとか。

吊橋の真ん中でぜひ恋愛成就を♪

吊橋の真ん中でぜひ恋愛成就を♪

「夢の吊橋」という素敵なネーミングには、夢に出そうな幻想的な橋という意味の他に、渡るのが怖くて夢に見そうな橋という意味合いもあるようです。

また、更には、女性が橋の真ん中で恋の祈りをすると願いが叶うとされています♪女性の皆さん、意中の方がいればぜひ願ってみてくださいね。

いわゆる「吊橋効果」で、橋の上でドキドキすると、これが恋なのかも!?と思ってしまうという話もありますので、カップルで行くのもいいと思いますよ。

今回は「夢の吊橋」が世界のベスト10に選ばれたニュースを聞いて無性に行きたくなり、3連休のど真ん中に訪問しましたが、今まで寸又峡に訪問した経験上、本当は天気のいい早めの平日に行くのがオススメです。早朝だと比較的人が少なくてのんびり楽しむ事ができますし、遅くてもお昼過ぎ位までに到着できれば現地で温泉に入ったりとゆっくりできると思います。できれば、数日前まで雨が降っていない時がいいですね。

天気よく光が差したほうが湖の青がきれいに見えます。雨が降った翌日等だと、湖が濁ってしまい灰色の状態に。実は前日雨が降ったので、写真の右側のダムに近いほうは灰色になっていました。また、山々の景色も楽しんでいただきたいので、太陽が沈みかけていくと山々も陰ってしまいますし、寸又峡プロムナードコースは街灯がないので、秋から冬にかけては、行く時間によっては途中で真っ暗になってしまうんです。

「夢の吊橋」は、まだ寸又峡プロムナードコースの前半です。渡った後は、実は304段の上り階段が待ち受けています!

「チンダル湖」の素敵なコバルトブルーが見れるかはやはり運次第!ただ、「夢の吊橋」は渡ってもよし、眺めてもよしの景観なので、ぜひ皆さん寸又峡に足を運んでみてください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/24 訪問

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