スヌーピーファンの聖地!米サンタローザ「シュルツミュージアム」へ

スヌーピーファンの聖地!米サンタローザ「シュルツミュージアム」へ

更新日:2017/09/28 10:38

Chanos Mayaのプロフィール写真 Chanos Maya トラベルコンサルタント、ワイナリーツアーアドバイザー
スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツ氏がすべてを監督し開館した「シュルツミュージアム」が、カリフォルニア州サンタローザにあります。そこには世界中で愛された漫画「ピーナッツ」の原画から手書きスケッチまで、貴重なコレクションが展示されています。スヌーピーをテーマにしたカフェや、シュルツ氏デザインのスケートリンクなど、スヌーピーに囲まれ五感でスヌーピーの世界を堪能できる、博物館を越えた博物館です。

「ここをスヌーピーファンの聖地に」その思いから生まれた博物館

「ここをスヌーピーファンの聖地に」その思いから生まれた博物館

写真:Chanos Maya

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スヌーピーとユニークで個性的な仲間たちを描いた漫画「ピーナッツ」は、世界で一番有名なコミックの一つでしょう。その作者チャールズ・M・シュルツ氏はアシスタントを一切使わず、キャラクターの絵から漫画の文字に至るまですべてを自らの手で作り、50年にわたりピーナッツを描き続けました。人柄を映しだすかのようなやさしいタッチと、愛らしいキャラクターたちは全世界で愛されています。

シュルツ氏の制作物やスヌーピーの魅力を広く発信するため、2002年に「チャールズ・M・シュルツミュージアム」がオープンしました。

シュルツ氏は、引退するまでの30年間をサンフランシスコ近郊・カリフォルニア州のサンタローザのスタジオで制作にあたりました。それをきっかけにサンタローザがスヌーピーのホームタウンとなりました。博物館の場所、建物の設計やレイアウトに至るまでシュルツ氏が監督し、完成したシュルツミュージアム。世界中から集められた作品とその展示方法はユニークな発想にあふれています。自身は博物館の完成を見ずに2000年に亡くなりましたが、シュルツ氏のアイデアとインスピレーションが伝わるミュージアムです。

スヌーピーとピーナッツの仲間たちに出会いに行こう!

スヌーピーとピーナッツの仲間たちに出会いに行こう!

写真:Chanos Maya

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私たちを出迎えてくれるのは、特大のチャーリーブラウンとルーシー。よくよく見るとそれはピーナッツの漫画がプリントされたタイルを3588枚組み合わせて描かれたもので、ダイナミックさに圧倒されてしまう作品です。これは日本のスヌーピータウンショップの演出をした日本人アーティストの制作で、シュルツ氏は「彼のユニークなアイデアをこの博物館にもぜひ取り入れたい」と強く熱望し、この博物館で展示されています。

他にも常設で1951年に子供たちのために描かれた初期のスヌーピーの壁画、世界中のアンティークのスヌーピーグッズ、シュルツ氏愛用のペンやインテリアとともにアトリエの再現など、めったに見ることのできない、ファン必見の貴重な作品が所狭しと並んでいます。

アートワークショップでは、インストラクターさんに教わりながらピーナッツキャラクターを描く体験学習も。大人も子供も漫画家気分のユニークな参加型のコーナーです。他にもスヌーピーの形をした巨大迷路、また別棟のSNOOPY’S HOME ICEはシュルツ氏デザインのスケートリンク。リンクを飾るステンドグラスのスヌーピーも見逃せません!

※アートワークショップ、スケートリンクは特別行事などにより閉鎖することがあります。行かれる前に必ずホームページなどでご確認ください。

ここでしか買えない!!必見のスヌーピーグッズショップ

ここでしか買えない!!必見のスヌーピーグッズショップ

写真:Chanos Maya

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見学の最後はお待ちかねのショッピング!「スヌーピーズ・ホーム・アイス(SNOOPY’S HOME ICE)」の建物の中にスヌーピーギフトショップが併設されています。あらゆるスヌーピーグッズが集結したこのショップ、ここでしか買えない限定ノベルティグッズも多数そろっています。50万円以上の値がついたリトグラフも。

おすすめのお土産は記念硬貨。アメリカの観光地に必ずといっていいほどあるペニープレス。シュルツミュージアムにももちろんあります。1セント硬貨を機械に入れて、カシャン!あっという間に1セント硬貨にかわいい模様が型押しされた、ここだけでしか作れないスヌーピー模様のペニースーベニアが完成です。お財布に残っている1セント硬貨がかわいいお土産に変身。アメリカらしいお土産の一つになるでしょう。

スヌーピーのすべて、シュルツミュージアムから

スヌーピーのすべて、シュルツミュージアムから

写真:Chanos Maya

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漫画「ピーナッツ」の中でスヌーピーはアイスホッケーをしていたこともあったっけ。スヌーピーの言葉を理解するウッドストックはいつでも一番の友達・・・シュルツミュージアムとその関連の施設すべてでピーナッツの世界を体感し、その世界に浸れる仕掛けがあちこちにあります。

スヌーピーのこんなの見たことない!かわいい!が全部詰まった博物館。何度も「くすっ」と微笑んでしまう瞬間がある、とびきり明るい博物館。スヌーピーファンでなくても20世紀を代表する漫画家の芸術の世界を、見て、感じて、参加して!五感で楽しめる施設です。

シュルツミュージアムへのアクセスについて

シュルツミュージアムへのアクセスについて

写真:Chanos Maya

最寄りの街、サンフランシスコからは少し距離がありますが、レンタカーをした場合にはサンフランシスコからは約80キロ、車でゴールデンゲートブリッジも渡れる約1時間の快適ドライブです。

公共の乗り物もあります。サンフランシスコ市内より公共バスGolden Gate Transit(ゴールデンゲートトランジット)101番にてサンタローザバスターミナルへ約2時間30分。1時間に1本程度の運行。その後タクシーかウーバーなどで15分。(バス代金は片道約14ドル)

公共バスで行かれる場合には、お出かけの前にもう一度バス番号、時刻などをお確かめください。

シュルツミュージアムの基本情報

<CHARLES M.SCHULZ MUZEUM>
住所:2301 Hardies Lane Santa Rosa, California 95403
電話番号:+1-707-579-4452
開館時間:11:00〜17:00
閉館日:火曜日(6月から8月は毎日オープン)、1月1日、7月4日、サンクスギビングデー、12月24、25日など

国境や世代を越えて愛されているスヌーピー。皆さんも新聞で、テレビコマーシャルで、電車の向かいに立っている人のキーホルダーで・・・毎日どこかで目にするキャラクターかもしれません。年老うはずのないキャラクターたちがどんどん成長しているような、心和ませる、時に切ない、生き生きとした「ストーリー」がサンタローザのシュルツミュージアムで展開されています。スヌーピーの生まれ故郷を訪ねてみませんか?

2017年9月現在の情報となります。変更となる場合がありますので、公式サイトなどで最新情報を必ずご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/16 訪問

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