写真:凜風 杏花
地図を見る今回ご紹介する秋の菜懐石「菊月」の内容は、前菜→椀→八寸→温物→油物→菜→御飯→蕎麦→甘物(デザート)と続き、その後にお茶席があります。
写真は八寸。高野のもみじ寄せ、おくらとろろ、茄子の甲州煮…などなど、目にも鮮やかな料理は、一つ一つにとても手間をかけていることがわかる繊細な味。また、左手カップの中は梅かと思えばトマトのレモン煮!という風に、意外性にも富んでいるんですよ。
長尾寺独自の創作点心料理の始まりは、13年前。住職の奥様が来客にお出しした料理が評判を呼び、リクエストに応えているうちに徐々に回数が増え、奥様以外にご近所の方6名がお手伝いをされる今の形になったそう(^^)
写真:凜風 杏花
地図を見るこの日の油物はいちぢくの天ぷら、赤味噌、バターナッツ南京、四角豆、もちしいたけのアーモンド揚げ。秋らしい盛り付けも素敵ですね♪
いちじくを油で揚げるなんて意外と思った方に!
これが赤味噌とマッチして本当に美味☆ どの料理にも、新鮮な材料と高度な料理の技術が必要と思われます。こんな和食の繊細さってホントにいいですよね〜(^^)
写真:凜風 杏花
地図を見る長尾寺の歴史ある建物やお庭を、より多くの方に楽しんでほしいという想いで、料理は庭を望む風情のあるお部屋で用意されます。グループごとに違うテーブルでセッティングして下さるので、お隣の方に気を使わず、ゆっくりと食事を頂くことができるんですよ。
料理提供のスピードもゆっくりめ。懐石とお茶席を2時間以上かけてじっくり味わうことができ、時を忘れて会話もはずみます。予約される場合は、お寺の参拝も含め3時間程度を考えておかれたほうがよいでしょう。
写真:凜風 杏花
地図を見る別室でのお茶席も堅苦しくないため、作法などもあまり気にせずに済み、懐紙もお菓子と一緒に回ってくるので心配はいりません。奥様からは長尾寺や料理についてのお話があり、質問もできますから、歴史好き、料理好きの方には特に嬉しいひと時です♪
写真の生菓子は長尾寺名物「甘納豆入おはぎ」。珍しい上、甘さ抑え目のおいしさなので、持ち帰り分もほしいと思う方は懐石開始前に予約が必要。納経所横のお休み処「静」でも購入できますが、販売日が限られ、売り切れている場合もあるのでご注意ください。
写真:凜風 杏花
地図を見る季節ごとに趣が違う庭の景色を楽しみながら、本坊膳所で懐石や点心料理を頂くには、電話での予約が必要。今回ご紹介した内容はお茶席も含めて3500円。金額以上に充実した内容なので、旅先でのお友達との会食や自分へのご褒美にもおススメ♪
年末年始や7、8月の夏場はお休み。それ以外は、木、金、土曜日の開催ですが、不定期な月もありますので、連絡先電話番号と共にホームページでご確認ください。
長尾寺はもちろん歴史ある古刹。本堂、大師堂、護摩堂以外に、仁王門にある大草鞋(ワラジ)、静御前の剃髪塚など、見どころも満載。また、「三味線餅つき」や「力餅運搬競技」といった行事でも大変有名です!
ここから八十八番・大窪寺までは通常の徒歩道だと約17キロメートル。結願を前にこれまでの長い道のりを思い起こして、感慨深い様子のお遍路さんの参拝も多く見受けられます。
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(2024/4/18更新)
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