これぞ定番!金沢百番街「あんと」和菓子・スイーツ土産5選

これぞ定番!金沢百番街「あんと」和菓子・スイーツ土産5選

更新日:2014/10/17 11:25

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
2015年3月14日(土)の北陸新幹線開業で、首都圏と北陸の「陸」の移動時間がぐんと短縮されます。初めて金沢へのご旅行を検討されている方も多いのではないでしょうか。見どころがいっぱいの金沢を巡りながら、お土産を選ぶのも楽しみのひとつ。

お土産を選ぶなら、JR金沢駅の改札口直結「金沢百番街あんと」には金沢、石川、北陸の銘店が揃っています。その中から定番で人気のお菓子のお土産をご紹介します。

控えめな甘さで人気、「松葉屋」の「月よみ山路」

控えめな甘さで人気、「松葉屋」の「月よみ山路」

写真:Mayumi T

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石川県小松市に本店のある、創業1852年の老舗「松葉屋」。
こちらの「月よみ山路」は、あちらこちらのメディアで紹介されたことがあり、とても人気の商品のひとつです。

栗がたっぷりと入った羊羹(ようかん)ですが、しっとりとした餡の中に葛(くず)を加え、それを竹の皮に包んで蒸し上げています。包みを広げると、独特の竹のとても良い香りがします。
葛が入っているため、少しもっちりとした食感でとても控えめな甘さ。ほっこりとした栗がふんだんに使われているので、どこを切っても栗の姿が現れます。

香ばしい栗と、ほんのりとした甘さの餡が口いっぱいに広がって、絶妙なおいしさが味わえます。

「金沢うら田」の「起上もなか」と「こい茶」

「金沢うら田」の「起上もなか」と「こい茶」

写真:Mayumi T

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「起上もなか」は、起き上がり人形を形どった最中です。
いにしえより伝わっている、加賀八幡様の起き上がり人形の故事にあやかって造られており、出産、入学式・卒業式などのお祝いごとをはじめ、様々な慶事の際に喜ばれている縁起のよいお菓子です。

最中の皮には石川県産のもち米、中の餡は吟味された小倉あんが使用されています。かわいらしい表情の最中は、幅広い年代の方から支持されています。

「こい茶」はサクッとした煎餅に、とても風味の良い濃茶のクリームがサンドされているお菓子です。

彩りが楽しい!「落雁(らくがん) 諸江屋」

彩りが楽しい!「落雁(らくがん) 諸江屋」

写真:Mayumi T

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創業が嘉栄二年、落雁で有名な老舗「落雁 諸江屋」の彩りが楽しいお菓子のご紹介です。

小さなタンスに落雁がかわいらしくきっちりと詰められている「わび」。タンス型の他に、小箱を畳に喩え、お茶室の小間のように表現した平たい箱に入ったタイプのものもあります。
色や形に工夫がなされている風情のあるお菓子です。タンス型は、落雁を食べ終わった後にも飾ったり、小物入れなどに使える人気の商品です。

「いろど里(いろどり)」は水玉模様の箱に入ったお菓子で、写真は秋の時季のもの。栗やもみじが季節を感じさせてくれます。時節を細かく区切って、それぞれの時季に形や色が変わる干菓子です。

「花うさぎ」は、和三盆等などを用いて昔ながらの製法で造られています。口の中でさらっと溶け、上品な甘さが感じられます。白い和紙で包んだ姿が、うさぎに似ているところが特長で、ケースもかわいいお菓子です。

「風土金澤 かわに」さつまいものスイーツいろいろ♪

「風土金澤 かわに」さつまいものスイーツいろいろ♪

写真:Mayumi T

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「風土金澤 かわに」は、金沢市粟崎町にある農業生産法人「有限会社かわに」が運営の店です。
さつまいもの五郎島金時(ごろうじまきんとき)をはじめ、生産から加工、販売までを行っています。

五郎島金時は、石川県金沢市の五郎島・粟崎(あわがさき)地区や内灘(うちなだ)砂丘で主に生産されているさつまいもで、加賀野菜の一つです。日本海に面したこの地区の土壌が通気性、保水性に富んでおり、美味しいさつまいもが育ちます。

※加賀野菜・・・昭和20年より前に栽培され、現在も主に金沢市内で栽培されている野菜。さつまいも、金時草(きんじそう)、加賀れんこん、打木赤皮甘栗(うつぎあかがわあまぐり)かぼちゃをはじめ15品目が認定。

写真の左上「焼き芋おじさん」は、まるくてかわいい小さな焼き芋がパック詰めされています。その下の「ちょイモ」は、小腹がすいたときなどにちょうどいい、小さな焼き芋。お子さまのおやつにも。
他に「バウムクーヘン紫芋 ミニ」は、五郎島地区で作った紫芋をバウムクーヘンに練りこんで作られた、焼き芋風味のバウムクーヘン。紫芋・五郎島金時・チョコレート掛け(いちご・ホワイト・スイートチョコ)の5種類が販売。そして「畑のお姫様」(スイートポテト)。

定番中の定番!「あめの俵屋」の飴

定番中の定番!「あめの俵屋」の飴

写真:Mayumi T

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創業が天保元年の老舗「あめの俵屋」の飴は、定番のお土産で不動の人気です。
創業の頃に、初代次右衛門が母乳の出ない母親たちの姿を見て、栄養価の高い食品はないか、と考えたのが始まりとされています。

俵屋で販売されている飴の原料は、良質の米と大麦から造られています。まだ砂糖が生活の中に浸透していない頃に、穀物から甘味を得ることを考え、つくられました。

「じろあめ」は水あめのような状態の飴で、やわらかいのが特長です。穀物のもつやさしい甘味が感じられます。写真の壺入りのものの他に、タッパー入りのものもあります。

「飴ん子(しろ)」(写真右)は、「おこしあめ」という小さく割って食べる固形の飴を練り上げて白くしたもので、一口サイズになっています。口に入れると、ふわっととろけるのが特長です。「飴ん子」は他にきなこ、まっ茶があります。

おわりに

金沢百番街「あんと」には老舗の銘店が他にもあり、通年販売されているものや、定番のお土産はまだまだあります。

北陸新幹線開業により、金沢に訪れたことのない方が初めてお土産を選ぶ場合や、お土産は何にしたらよいか悩んでしまう場合は、定番のお土産を参考になさってみて下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。

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