夢の世界を身近に感じる!「映画博物館」フランス・リヨン

夢の世界を身近に感じる!「映画博物館」フランス・リヨン

更新日:2018/06/20 17:30

グルメ大国、フランス。その中で食の都と言ったら、断然リヨン。世界遺産登録された旧市街地には、数多くの名店が並び皆さんの舌を満足させてくれることでしょう。しかし、リヨン旧市街は美味しいものを堪能するばかりの町ではありません。個性的なお店もたくさん!

そんなリヨンで特にお勧めしたいのが「映画博物館」。世界旋風を巻き起こした数々の映画で使われた小道具や、グロテスクすぎるものまで数多く展示しています。

香水の国・フランス!中世の香水作り場を再現

香水の国・フランス!中世の香水作り場を再現
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旧市街の入り口に堂々とたつ大聖堂。その前に伸びるメインストリートを歩いていくと、徒歩5分ほどで左側に懐かしの映画で見たものが突如出現します。「映画博物館」のチケット売り場まで続く5メートルほどのショーウィンドーだけでも、映画ファンには必見のものばかり。

更にチケット売り場を過ぎて、地下へと続く階段に一歩足を踏み入れると、一気に夢の中の世界にいざなってくれます。ひんやりとした空気と古い階段。どこからともなく漂ってくる香水のいい香り。

階段を降りると、もうそこは一気に中世の世界へ。そう、フランスと言えば何と言っても世界の香水工場。もちろんフレンチ映画でも香水が題材に取り上げられたことがあります。それにちなみ、この博物館を作った人たちの映画に対する並々ならない情熱が感じられるほど、見事なまでに中世の香水工場が細部に至るまで再現されています。

中世の世界から宇宙船に乗って一気に舞台は宇宙へ

中世の世界から宇宙船に乗って一気に舞台は宇宙へ
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甘い香りと共に香水作りを見学したら、階段を上ります。香水工場の豪華な事務所に、豪華絢爛な衣装を身にまとった中世の貴婦人たちを見学したら、次は一気に昭和世代には懐かしい宇宙船に乗り、一気に舞台は宇宙へと飛び立ちましょう。

宇宙映画は昔からあるのに、私達一般人が海外旅行をするように、気軽に宇宙旅行を楽しめる日は、いったいいつ来るのでしょうか?私達が生きている間に実現しなくても、せめて映画の舞台を使って宇宙への疑似体験をとことん満喫しましょう。

迫り来る身も凍るような恐怖に貴方は耐えられるのでしょうか

迫り来る身も凍るような恐怖に貴方は耐えられるのでしょうか
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もちろん広い宇宙には、エイリアンがつきものです。映画「エイリアン」で、スクリーンを介して始終迫り来る恐怖に怯えた方も多いでしょう。今度は身近に迫り来る恐怖を感じましょう。

映画といえば、その桁外れの制作費に驚く方も多いでしょう。もちろん一般人には夢の中の遠い世界。それが、一気に身近に感じられるような、製作過程を想像することが可能なものばかり。

特に、エイリアンやゾンビ物が充実。毎年日本で開かれるゾンビウォークは、年々その規模を拡大するほどの人気ぶり。世界中のゾンビファンには必見の博物館です。

あまりにグロテスクすぎて、子供が立ち入り禁止にされた区間も。もちろん、禁止と書かれていれば返って子供たちの好奇心を仰ぐもの。当然欧米人の子供たちは無視して侵入し、悲鳴をあげて楽しんでいます。

世界旋風を巻き起こしたあの映画の小道具まで

世界旋風を巻き起こしたあの映画の小道具まで
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もちろん怖いものばかりではありません。世界旋風を巻き起こした、「ハリーポッター」や、「ダヴィンチ・コード」。更には、水をかけなければ可愛いままの「グレムリン」。そして未知との遭遇「E・T」などの展示も。

グレムリンを見て、「カワイイ」とはしゃぐ子供たちに、親が「水をかけるとその後ろにいる姿になって君を襲うようになる。」と説明したら、恐怖に怯える子供たち。自然に親子の会話が増える博物館です。

男性なら、一度は世界一周冒険の旅に憧れた方も多いでしょう。飛行船に乗って、見知らぬ土地へ。はたまたスペースシャトルに乗って、宇宙への旅へ。皆が童心にかえって、目を輝かせながらこの夢の空間に酔いしれることでしょう。

精巧に再現されたミニチュアの世界

精巧に再現されたミニチュアの世界
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フランスと言ったら、ファッション大国でもあります。フランス人は、とにかく手先が器用な人が多いです。そんな人たちが、見事なまでに細部に至るまで映画の中のワンシーンをミニチュアの中で忠実に再現しています。

たとえ、映画ファンでなくてもミニチュアファンにも必見の博物館。
雲の上の世界を、今度は貴方が雲の上から感じてください。

博物館インフォメーション

【施設名】 
フランス名 Musée Miniature et Cinéma

【開館時間】 
月曜〜金曜 10時〜18時30分
土曜 日曜 10時〜19時

【料金】   
大人:9ユーロ
子供:6.5ユーロ(4歳以上15歳未満)/無料(4歳未満)
※リヨン・シティカード利用可能

とにかく、狭い入り口から想像できないほど、中には何階にも渡りかなり膨大な数が展示されています。自然に家族の会話が増える、映画の中の世界を身近に実感できる世界に酔いしれましょう。何度でも行きたくなる博物館であること間違いなしです。

リヨンは、パリからのアクセスも断然良い都市です。フランス国鉄のサイトを見ると、「IDBUS」と言う大変お得な移動プロモ−ション価格が出ています。フランス国鉄のサイトは、本文下の「MEMO」を参照してください。
例えば、パリを23時15分に出てリヨンには朝5時45分着。寝ている間の移動で少ないバカンスも、周遊の旅を堪能することが可能になります。しかも料金30ユーロ前後。

リヨンは近年、急速に近代化が進んでいます。旧市街をはさみ、地下鉄などで10分くらいの場所に大型ショッピングモールや美術館も続々オープン。パリに負けないくらい、十分お買い物に芸術鑑賞、そして世界遺産を同時に堪能することが可能です。リヨンを起点にロール・アルプス地方の雄大なアルプスの町を周遊するのもよいでしょう。是非、一度リヨンに足を運んでみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/27 訪問

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