シンガポール・スリングが生まれたのは、シンガポールの市街地の地下鉄の駅、シティホールからすぐのラッフルズホテルにある“ロングバー”です。
こちらのバーは、ラッフルズホテルのショッピングアーケードの一角にあります。シティーホールの駅から向かうとちょうど入り口が近いので、わかりやすいですよ。
店内は歴史を感じる、やわらかい木目調のインテリア。
2階と3階がバーとなっており、中央に螺旋階段があります。
2、3階ともに目の前でバーテンダーの技を見られるカウンターがあるほか、テーブル席も間隔を広くとって設けられています。
ゆったりとした店内ではやはり、たくさんの人がピンク色でかわいらしいシンガポール・スリングをいただいています。
ロングバーでは、席に付くとすぐ、こちらが運ばれてきます。
お通しのような存在のピーナッツはおかわり自由で、みんな絶え間なくいただいています。ピーナッツのからはそのまま床へ!床にはその日一日のお客さんのいただいたピーナッツの残骸が広がっています(笑)。
最初はびっくりするけれど、「郷に入っては郷に従え」と床に捨てながら食べると……らくちんですね。
閉店後のお掃除も見てみたくなるくらい、すでにたくさんの殻が散らばった床に、自分の落とした殻が混ざっていく様子はなんだか不思議なもの。日本の文化の中で育った私たちにとっては、やっぱり少し違和感があるけれど、そういう文化とのふれあいが海外旅行ならではですよね。
さすが、シンガポール・スリング発祥のお店。
ほとんどの人が頼むこちらのシンガポール・スリングは、オリジナルを改良しながら現代に伝わったものです。こちらはオリジナルよりも少し甘さが抑えられているそう。最初にこのカクテルが作られたのは1915年なので、もう100年近くが経過しています。
人々の好みも、時代によって少しずつ変化するもの。それに合わせて変化してきた発祥のお店のメニューは、いただいてみる価値がありますよね。もちろん、当初のメニューで作るオリジナルも現在のメニューにあるので、飲み比べても楽しいですね。
ラッフルズホテルのギフトショップでは、バーでシンガポール・スリングが提供されたグラスやシェイカーなどの関連グッズが販売されています。ギフトショップでは、シンガポール・スリングの素も販売されているのですが、売り切れていることも。運試しのつもりで覗いてみてください。
カクテルの発祥のお店で、そのカクテルのグラスを傾ける時間なんて、なかなか持つことができないですよね。シンガポール・スリングに思い入れがあってもなくても、訪れてみる価値があると思います。
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(2024/4/24更新)
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