写真:東郷 カオル
地図を見る政孝が寿屋(ドラマでは鴨居商店)を退職してウイスキー工場建設に選んだ土地が、北海道の余市。余市は良質な水に加え、麦芽を乾燥させるためのピート(草炭)が採れ、ウイスキーづくりに必要なものが全て揃っていました。それに加えて、霧がたちこめる朝の景色が懐かしいスコットランドにそっくりだったことが決め手となったようです。
写真は蒸溜所の入口。まるでスコットランドのお城のような外観ですね。
ニッカウヰスキー余市蒸留所はJR余市駅から徒歩3分ほどの場所にあり、2014年には駅から蒸溜所までの道沿いに観光案内所も新たに開設。もしかしたら蒸溜所以外の「マッサン」ゆかりの場所情報が聞けるかもしれませんね。
写真:東郷 カオル
地図を見る写真奥の大日本果汁株式会社の旧事務所(後述)からまっすぐに延びる道が、「マッサン」でウイスキーが初出荷される際の場面となった場所。余市蒸溜所の入口を入ってすぐの場所で、右手には余市蒸溜所のホームページやパンフレットなどでもよく登場する、樽が5つ積み上げられた場所。左手には「ニッカウヰスキー北海道工場」と書かれた撮影スポットがあります。
写真:東郷 カオル
地図を見るニッカウヰスキー余市蒸溜所の見学は10名未満なら予約不要、しかも無料です。ガイド付き見学とフリー見学が選べますが、ガイド付きはスタート時間が毎時00分と30分で、所要時間は1時間少々ですので、時間がない人はフリーがよいでしょう。
ここでは、ポットスチルで昔ながらの石炭による「石炭直火蒸溜」が行われています。ドラマ「マッサン」の中でもポットスチルは重要なポジションを占めていますね。
ここにはおもしろいものが。ポットスチルの上部に注連縄が飾られています。政孝の実家が造り酒屋だったので、その風習がこんなところにも垣間見えます。
写真:東郷 カオル
地図を見る写真は1934年に作られた、ニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社の旧事務所です。今は余市町の指定文化財になっています。ドラマでも度々話題に上りますが、ウイスキーはすぐにはできませんので、ウイスキーができるまではりんごジュースなどを作っていました。もうお気づきだと思いますが「ニッカ」は「日果」。大日本の「日」と果汁の「果」からとった社名なのです。
見覚えのある人もいるかと思いますが、この建物の前で「マッサン」の初回で出てきたシーンが撮影されました。スーパーエリー特別賞受賞祝賀式典のシーンです。
写真:東郷 カオル
地図を見る余市蒸溜所内には政孝(マッサン)とリタ(エリー)が過ごしていた邸宅があります。もともとは余市郊外にあったのですが平成14年に工場内へ移されました。レンガ造りの建物が多い中で際立って美しい和洋折衷の建物です。庭と玄関ホールは見学ができますので、是非立ち寄ってみてください。
「マッサン」ファンの方には、邸宅の模型も興味深いでしょう。ドラマのシーンを思い出しながら見ると尚一層楽しめますね。
蒸溜所内にある「マッサン」ゆかりの場所をご紹介しましたが、余市蒸溜所では試飲も無料ですので是非「マッサン」の夢のご賞味を。アップルワイン、ウイスキー「余市10年」「鶴17年」など、飲み比べが楽しめます。
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(2024/4/20更新)
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