凄い数の白鳥が飛来!ラムサール条約にも登録!新潟県「瓢湖」

凄い数の白鳥が飛来!ラムサール条約にも登録!新潟県「瓢湖」

更新日:2014/11/10 16:20

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
「瓢湖」は新潟県阿賀野市にある人造湖です。毎年10月〜3月にかけて数千羽の白鳥が飛来し、湖面にたくさんの白鳥が佇む姿を見る事ができます。
このようにたくさんの白鳥を見ることができる貴重な瓢湖は、ラムサール条約にも登録され、国際的にも重要な湿地と認定されています。
主にオオハクチョウとコハクチョウが見られますが、その他にも様々な水鳥たちの憩いの場となっている瓢湖を訪れてみてはいかがでしょうか?

ラムサール条約とは

ラムサール条約とは

写真:しの

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新潟県阿賀野市にある「瓢湖(ひょうこ)」は、ラムサール条約に2008年10月に登録された人造湖です。
ラムサール条約の正式名称は『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』であり、その名称通り登録されている湿地は水鳥にとって非常に重要な場所と言えます。

「湿地」とは天然・人工問わず、淡水・汽水なども問わず、沼沢地、湿原などを指し、低潮期に水深6メートルまでと定められています。

日本では、釧路湿原の他ラムサール条約に登録されている湿地がありますが、ここ瓢湖は決して大きくない湖にたくさんの水鳥が飛来してくることで名高いのです。

飛来する様も目の当たりにできる

飛来する様も目の当たりにできる

写真:しの

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瓢湖では10月〜3月にかけて数千羽の白鳥(オオハクチョウコハクチョウ)が飛来し、最盛期にはそこかしこに白鳥が飛び、湖で佇む姿をみることができます。

白鳥は数羽が群れて飛んでくることもあり、右からびゅーん、左からもびゅーんと羽を広げ舞って行きます。

ベストシーズンとベストタイムについて

ベストシーズンとベストタイムについて

写真:しの

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新潟の冬の訪れとともに瓢湖に白鳥がやってきて、春の訪れとともにシベリアへ向けて飛んで行きます。

瓢湖での白鳥飛来の最盛期は、例年11月下旬頃。早朝と夕暮れ時が白鳥の一番多い時間帯です。
その他、瓢湖では餌付けに成功しており、1日3回のエサやりの時間に飛来する数が多くなります。
また、阿賀野市観光協会公認の「瓢湖水鳥のエサ」が販売されているので、白鳥にエサをあげてみたい方はチャレンジして下さい。

オオハクチョウとコハクチョウの違いは嘴です。オオハクチョウの方がコハクチョウより嘴の黄色い部分が大きく、鼻孔の先まで黄色くなっているのが特徴です。

幼鳥は灰色ですが、大きくなると真っ白になります。

白鳥以外の水鳥もたくさん飛来

白鳥以外の水鳥もたくさん飛来

写真:しの

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瓢湖はオオハクチョウとコハクチョウの飛来で有名ですが、実はオオヒシクイ、オナガガモなどそれ以外の水鳥もたくさんいます。

白鳥も幼鳥の頃は灰色で小型なので、鳥類についてあまり知らない方は成鳥のオオハクチョウとコハクチョウかそれ以外、と思うかも知れませんが、色々な水鳥がいますのでよく観察してみて下さい。

最後に・・・

自然に関する見所は天候などにも左右されますが、瓢湖は狭いところにたくさんの水鳥がいるので、時間のない観光客でも遭遇のチャンスはかなり期待できます。

最盛期は11月の下旬頃ですがそれ以外の時期でも十分遭遇できますので、是非訪れてみてはいかがでしょうか?

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/21 訪問

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