雲取山は、東京、埼玉、山梨の三県にまたがる山で東京都最高峰!
日本百名山/山梨百名山にも数えられ、開放感溢れる尾根と大展望が魅力です。
また、関東屈指の聖地として有名な秩父・三峯神社の「三峯」は、白岩山、妙法嶽、雲取山の三山を指し、雲取山はその最高峰でもあるのです。
山頂へのルートは幾つかありますが、今回ご紹介するのは首都圏から比較的アクセスの良い、奥多摩・鴨沢バス停からのコース。
標高差は約1,500m、往復約20kmあり、山頂までの所要時間(目安)は片道・約5時間(往復約8.5〜9時間)。
健脚向けのロングコースではありますが、それを補ってあまりあるほどの魅力溢れる山です。
なお、一般的には1泊2日のコースですが、健脚の方は日帰りも可能。岩場や鎖場もなく、比較的歩き易い登山道です。
ルート上には山小屋もありますので、ゆっくり雲取山を満喫なさってはいかがでしょうか?
■奥多摩駅〜鴨沢:西東京バス約35分
■山小屋:七ツ石小屋、奥多摩小屋、避難小屋(注:前者3つは自炊小屋)、雲取山荘
■小袖乗越、留浦(とずら)に無料駐車場あり
雲取山の魅力の1つである開放感抜群の「石尾根」。
奥多摩駅付近から雲取山山頂まで延びる長大な尾根道です。
ブナ坂(ブナダワ)で石尾根に合流すると、一気に視界が開けます。
天候の良い日は、富士山や道志山塊、南アルプスなどを眺めながら、開放的な尾根道歩きが爽快です!
■目安の所要時間:鴨沢〜ブナ坂(往路約3時間/復路約2.5時間)
ブナ坂から山頂までの石尾根上は絶景続きですが、とりわけ素晴らしいビュースポットがあります。
1つは「ヨモギノ頭」と呼ばれるピークで、歩いてきた尾根や奥多摩の山々、南側には富士山が見渡せます。
更に進んだ「小雲取山」の上からも、振り返ると富士山を正面に見ることができます。
いずれのポイントも手前は急斜面で辛いところですが、登り切れば疲れも吹き飛ぶ眺めが待っていますよ!
1等三角点のある山頂からは富士山や奥秩父の山々、山頂避難小屋脇からは奥多摩の山々や富士山も見渡せる大展望。
なにより、歩いてきた尾根を眺めるのは喜びも一入ですよね!
秋には、石尾根を美しく彩るカラマツの黄葉が見事!
これを楽しみにしている方も多いのです。
もちろん、ブナ坂までの樹林帯でも紅葉が楽しめますよ!
■紅葉の見頃(例年):10月中旬〜11月中旬
■MEMO.2で紅葉情報も公開されています
雪をまとった雲取山も素晴らしい!
まるで墨絵のようなモノトーンの世界が広がります。
厳しさもありますが、霧氷や雪に覆われた石尾根など、冬ならではの景色も魅力一杯です!
なお、防寒着やアイゼン等の雪山に必要な装備はお忘れなく!初心者のみでの入山は控え、コースタイムも余裕を持ってお出掛け下さい。
さらに、天候や疲労、積雪状況によっては、無理せず引き返すことも必要です。
今回は、秋から冬にかけての魅力と風景をご紹介しましたが、1年を通して楽しめる山です。初めての方は、東京にもこんな山があったのかと感嘆するでしょう!また、何度訪れても奥深い魅力を感じるはずです。
雲取山の豊かな自然を満喫しに出かけてみませんか?
熊の生息域でもあるので熊鈴の携行や、お出掛け前には登山道や道路状況のご確認(MEMO.2参照)はお忘れなく!
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(2024/4/25更新)
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