東北自動車道の黒磯板室ICから那須アウトレット方面に約5分。東北新幹線の那須塩原駅から車で10分ほどのところに『そばファーム高林坊』はあります。那須街道からですと、広谷地交差点を矢板方面に車で15分程度走ると見えてきます。
『高林坊』と書かれた大きな看板は目立ちますので、直ぐに場所が分かるでしょう。お隣には農産物の直売所もありますので、目印にして下さい。建物は蕎麦レストランと隣にある蕎麦道場からできており、道場は『たのもー』と言ってしまいそうな佇まいですね。
そばファーム高林坊では、道場の裏で『那須野秋そば』と言う品種の蕎麦を栽培しています。蕎麦打ち体験で使用する粉も、この蕎麦の実を引いたもので、香り、味ともに最高の蕎麦粉になります。
蕎麦打ち体験の前にちょっと覗いてみても良いでしょう。季節によっては満開の花で貴方を向かえてくれるかも知れませんね。
蕎麦の花は可憐で、弱々しく何か頼りない感じもしますが、反対にどんな場所でも生育できる力強さも感じられます。日本の山里の風景とは、この景色のことなのです。
さっそく、蕎麦打ち体験のスタートです。まずは本日の先生にご挨拶をして、エプロンと手拭用のタオルをお借りします。エプロンやタオルは自宅から持ってきても、お借りしても大丈夫です。
準備の整った作業台で先生が手際よく手順を教えてくれます。カップル、ご夫婦など2名で行う場合は、1つの鉢を交代で使用するのが基本。粉は2名で500gを使用します。言われたことを頭に入れて、まずは『水回し』と『こね』に挑戦です。素人でも思いのほか上手にできますね。さあコネコネしましょう。
5分程度コネコネしたら、次はのばしの段階です。のばしはまず手で蕎麦生地を円形に広げてから、棒で広げていきます。この作業はやっぱり熟練度が物を言いますが、要所要所で先生が手助けしてくれるので安心です。『蕎麦って思いのほか薄く延ばすんだ〜』って感心するかも知れませんね。
そしてクライマックスは、蕎麦切りです。たっぷりの打ち粉(蕎麦がくっつかないようにする粉)をかけて、薄くなった蕎麦生地を畳みます。そして中華包丁のような蕎麦切り包丁で、丁寧に細く切っていきます。とても難しいのですが、先生が手を添えてゆっくり切りますので、慌てないことがコツです。
サクサク丁寧に切りながら、少しずつ蕎麦が完成します。出来た蕎麦は木の箱に並べられて、大げさですが美しさまで感じるほどです。誰もが『蕎麦屋になろうかなぁ?』なんて思う瞬間です。
この蕎麦道場の楽しみは、自分で打った蕎麦を隣にある蕎麦屋さんで食べることができるのです。それも野菜天ぷら付きの『天もり』になるのですから、テンションが上がらないはずはありません。道場を出て隣の蕎麦屋さんに入り、待つこと5分。天もりの登場です。
『これが自分で打った蕎麦なの?』なかなか見栄えもよく、美味しいそうな蕎麦に見えることでしょう。自分で打った蕎麦の味は格別で、天ぷらに使用する野菜も地元産で新鮮。お腹も一杯、大満足な気分になれます。
こんな豪華な食事までできて、この蕎麦打ち体験はグループならなんと1人1600円。大盛の天もり付きなのですから、激安体験と言っても過言ではありませんよね。
■DATA
そばファーム高林坊
栃木県那須塩原市木綿畑451-1
0287-68-7775
そば体験費用 1名2000円、グループ1600円〜(要予約)
自分で打った蕎麦は本当に美味しいものです。それは今までにない感動を与えてくれると同時に、新しい可能性をも示してくるでしょう。
那須高原には様々な体験メニューがあります。せっかく那須に来て観光だけではもったいないと思いませんか?貴方も色々な体験メニューに挑戦して、自分の可能性を見つけてみようではありませんか?
旅はチャレンジ!色々な体験をしましょうね。
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