別子銅山の鉱山鉄道で江戸へタイムスリップ!マイントピア別子〜端出場ゾーン〜

別子銅山の鉱山鉄道で江戸へタイムスリップ!マイントピア別子〜端出場ゾーン〜

更新日:2014/09/29 18:44

浮き草 ゆきんこのプロフィール写真 浮き草 ゆきんこ トラベルライター、プチプラ旅専門家、LCC弾丸トラベラー
愛媛県新居浜市にある「別子銅山」は、元禄4年から昭和48年の閉山まで283年という長きにわたり銅を採掘し続けた日本三大銅山の一つ。
さらに住友一社で採鉱された世界でも類をみない珍しい"大銅山"でした。現在は採掘された「東平(とうなる)」「端出場(はでば)」が一般に開放され、昔の偉業を今に伝えています。今回は、遊べて、学べるテーマパーク、マイントピア別子端出場ゾーンの見どころをご紹介します!

鉱山鉄道で銅山の中へ

鉱山鉄道で銅山の中へ

写真:浮き草 ゆきんこ

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マイントピア別子端出場ゾーンは、新居浜市内より車で約30分の場所にあります。端出場ゾーンは、山のほうにあるといっても、比較的走りやすい道路で行くことができるのでマイカーでアクセス可能です。

ここでまず最初に乗りたいのが「鉱山鉄道」です。マイントピア本館入り口でチケットを購入し、2階乗り場から乗車。時速10kmでのんびりと走りながら観光坑道に向かいます。
途中、当時のまま残された国の登録有形文化財のトンネルを通り、さらに写真にある日本最古のピントラス橋も渡ります。

【鉱山鉄道インフォメーション】
運行間隔:毎時0,20,40分
料金:1200円(HPから割引券をプリントアウトすると100円引きに)
音声ガイド:新居浜市出身の声優アイドル「水樹奈々さん」がアナウンス!キュートすぎる案内に思わずにっこりしてしまいます。
撮影:上のような写真を撮りたい場合は観光坑道見学後、帰りは列車に乗らずに歩いてマイントピア本館に戻ります。途中、橋のすぐ近くを通るので、次の列車がくるのを待ちます。毎時0,20,40分に鉄道が出発するので、大体2〜3分後には橋を通過します。激写チャンスを逃さず、カメラを構えて待ってみてくださいね。

学べる遊べる観光坑道

学べる遊べる観光坑道

写真:浮き草 ゆきんこ

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鉱山鉄道が到着したら観光坑道を早速見学!
端出場ゾーンは、昭和5年〜48年の閉山まで採掘本部が置かれていた場所。そこに作られた全長約333mの観光坑道は当時の採掘の様子を肌で感じ取ることができます。

中は江戸ゾーン、近代ゾーン、体験ゾーンと3つのゾーンがあり、まず始めは江戸ゾーン。旧火薬庫を利用した坑道の中は、江戸時代の採掘の様子を再現した人形があり、サザエの貝殻で作った明かりを手に坑道に入る、運搬夫や採掘夫がリアルに描かれています。物資豊かな現代では考えられないような苦労をして採掘していたことがよくわかります。

次の近代ゾーンでは、明治から大正にかけての採掘の様子を巨大ジオラマで再現しています。江戸時代よりは発達した様子が見られるのと、鉱山全体の配置を見ることができてより一層理解が深まるエリア。
運搬の様子などリアルに動いているので見ていてあきません。

体験ゾーンは大人も子どもも楽しめる!

体験ゾーンは大人も子どもも楽しめる!

写真:浮き草 ゆきんこ

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最後の体験ゾーンはどちらかというと子ども向けゾーンですが、大人も楽しむことができます。

削岩機体験は、動き方がかなりリアル。子ども向けゾーンなのでもちろん岩を削ることはできませんが、力がいる仕事なんだなと当時の苦労がしのばれます。

もう一つの目玉は地下1000m体験!といってももちろん実際に降りるわけではありません(笑)。エレベーターに乗ると床がガタガタ。そして窓枠は岩がどんどん流れていく・・・もちろんイラストが動いているのであってエレベーターは動いてません。しかし、子どもは実際に降りている感じがするはず。到着した先は、小さい迷路のようになっていて、ところどころ当時使われていた道具が展示されています。
この迷路の出口ですが、3か所あります。
一つは階段、2つ目は滑り台、そして3つ目はリフト。
リフトは一人乗りのため小学生くらいからがベスト。自分で操縦するもよし、お父さんお母さんが下でボタンを押すもよし。子どもは小さいリフトに大興奮するはず!

一応大人も乗れます(笑)。

愛媛の代表建築 旧水力発電所

愛媛の代表建築 旧水力発電所

写真:浮き草 ゆきんこ

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帰りも鉱山鉄道に乗って帰ることができますが、帰り道に見どころがあるのでできれば歩いてマイントピア本館に向かいましょう。

まずは坑道内から下っていく道筋にあるのがレンガ水路跡。山の中にあるため、見逃してしまいそうですが、出口すぐのところにあります。この水路を使い、坑内の鉱毒水を浄化場所へ送っていたそうです。

一番最初に紹介したピントラス橋で鉄道の撮影をしたら次に見えてくるのが第四通洞。大正4年に完成した長さ4600mもある坑道で、別子銅山の大動脈として利用されていました。

一番の見どころは写真の明治45年に完成した「旧水力発電所跡」。愛媛を代表する西洋建築物で、紅葉の時期は赤と黄色のもみじとのコントラストが美しい撮影スポットになっています。

新居浜太鼓台をイメージしたどんでん丼

新居浜太鼓台をイメージしたどんでん丼

写真:浮き草 ゆきんこ

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ランチはレストラン「もりの風」がおススメ。愛媛のご当地メニューが豊富で、大きな窓ガラスからは、先ほど紹介した旧水力発電所などが見られて、ゆっくり食べることができます。

一押しメニューが新居浜太鼓台をイメージした「どんでん丼」。毎年10月に行われる新居浜太鼓祭りでは、金糸で刺繍された飾り幕で彩った豪華絢爛な太鼓台がお目見えします。「どんでんどん」と四拍子で打たれる太鼓の音から名前をとったのがこの「どんでん丼」。
太鼓台をイメージしただけあり季節の野菜と小エビのかき揚げはとにかく山盛り!天つゆをあとからかけるようになっているのでお好みでたしていってくださいね。

豆腐やサラダ、煮物もついてボリューム満点です!

どんでん丼:1055円

いよかんソフトもご賞味を

マイントピア別子端出場ゾーンには、このほか、温泉「ヘルシーランド別子」やバーベキューエリア、砂金採りなどまだまだ紹介しきれない施設がたくさんあります。
砂金採りは持ち帰り自由なので一攫千金を狙ってみては?

また、ここの名物いよかんソフトクリームもおススメ!某有名人が「まさにいよかん・・・」と普通のコメントをしてしまうくらい、いよかんの味が凝縮されたソフトクリーム。鉱山鉄道に乗ったり、レストランで食事をすると割引券をもらえるのでぜひゲットしてくださいね!

掲載内容は執筆時点のものです。

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