西郷さんと温泉Vol.6〜吉田温泉編「亀の湯・鹿の湯」〜

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西郷さんと温泉Vol.6〜吉田温泉編「亀の湯・鹿の湯」〜

西郷さんと温泉Vol.6〜吉田温泉編「亀の湯・鹿の湯」〜

更新日:2012/11/19 17:30

六三四のプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター 六三四 温泉入浴指導員、バルネオセラピスト、温泉ソムリエアンバサダー、温泉ソムリエインストラクター、指宿温泉コンシェルジュマイスター

西郷さんと温泉第6弾は「吉田温泉」!
ちなみに鹿児島県霧島市の日当山温泉にある吉田温泉ではありません・・・
前回の「白鳥温泉」に続き“畑違いな”鹿児島県外、宮崎県えびの市の温泉です。

「ドラ、イッド!」(訳:さあ、行こう!)
宮崎とはいえ鹿児島弁が通じる土地なのが救い。・・・かな(笑)

西郷さん、薩摩藩ゆかりの温泉

写真:六三四

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「吉田温泉」は矢岳高原の麓に位置し、宮崎県では最も古い温泉と伝えられています。鄙びた雰囲気が漂う温泉地で、現在は1軒の温泉宿と2軒の公衆温泉浴場があります。

戦国時代、現在のえびの市一帯は後の薩摩藩主島津義弘が統治していた時期があり度重なる戦で傷ついた兵がその傷を癒しに「吉田温泉」を利用していたと伝えられています。

また西郷さんも「吉田温泉」を訪れており明治2年に吉田から薩摩藩士桂久武(のちの鹿児島藩大参事)に送った手紙も残っています。
西南戦争時も「吉田温泉」昌明寺付近に宿泊し熊本に進軍したとの記録もあり戦国時代から明治にかけて「吉田温泉」は薩摩藩士御用達の温泉だったという事が伺えます。
※口伝では西郷布団と名付けられた大きな布団があったそうです。

亀の湯温泉【吉田温泉】

写真:六三四

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吉田温泉の入口にある昭和レトロな外観が印象的な温泉公衆浴場。
バス停風看板(あくまで“風”でバスは停まりません)も目印。
番台もあるのですが基本無人・・・西郷さんが訪れた温泉地ってこんな温泉が多いように感じるのは自分だけだろうか(笑)

「傷に効く温泉」この湯は納得!

写真:六三四

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写真を見ているだけで嬉しくなりますね!(これはマニアだからか・・・)
浴室の床は立派な石造り、そして一瞬レンガかと見間違えるほどタイル?コンクリート?が赤く変色した2槽式浴槽。浴槽底には玉石ではなく完全な砂利が敷かれています(笑)湯口からは優しい肌ざわりの湯が注がれるかけ流し。金気臭のある湯で口に含むと炭酸系の独特の味わい。泉温は39℃(気温21℃)でじっくり浸かれば湯上りはポカポカ。肌もさっぱりとして浴後の満足感はかなり高いです。
「確かにこれは傷に良さそうな湯である。」と妙に納得してしまいました(笑)

亀の湯温泉
【温泉名】吉田温泉
【住 所】宮崎県えびの市昌明寺672
【電 話】0984-37-1446
【泉 質】ナトリウムー炭酸水素・塩化物・硫酸塩泉
【適応症】切り傷,やけど,慢性皮膚病など
【立寄湯】¥350
【宿 泊】素泊まり可

鹿の湯温泉【吉田温泉】

写真:六三四

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くぅ〜たまりませんこの外観!
木造平屋切妻瓦葺の屋根に湯気抜き用の小屋根。ウッドチップを燃やすスレート壁の湯小屋からの煙、男湯女湯の入口の扉は・・・。
先ほどの「亀の湯」から歩いて1〜2分ほどのところにある「鹿の湯」。温泉王国(おんせん県に対抗!)鹿児島でも中々お目にかからない貴重な温泉公衆浴場です。

ちなみに「吉田温泉」の湯権現はこの建物近くの小さな丘にあります。

後世に残して欲しい半地下浴室

写真:六三四

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建物の外観からは想像できなかった浴室は脱衣所から階段を下りる半地下の浴室。温泉王国鹿児島(しつこいけど)でもほとんど見る事が無くなった古くからの浴場にしばし感動。このクラスの浴室には当然シャワーなどという文明の利器は必要ありません(笑)
注がれる湯量は多くなく、源泉温度が低いため加温しています。
まあ温泉云々より、話好きの優しいご主人と浴場建築だけで十分満足できます。

〜脱衣所にあった貼紙より〜
ときは室町末期の1554年、霧島山の大爆発にともない、えびのの吉田郷に大量の湯が湧き出たそうな。するとそこに傷を負った一頭の鹿が現れ、なんとその湯で傷を癒しているではないか。驚いた村人たちはそこに風呂をつくり、「鹿の湯」と名付けて、以後末永く愛用しましたとさ。

鹿の湯温泉
【温泉名】吉田温泉
【住 所】宮崎県えびの市昌明寺689
【電 話】0984-37-1531
【泉 質】ナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩温泉(バス停風看板記載)
【適応症】切り傷,やけど,慢性皮膚病など(同上)
【立寄湯】¥300
【宿 泊】素泊まり可

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/11 訪問

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