紅葉の箕面ハイキング。ちょっと足を延ばして勝負運もゲット

紅葉の箕面ハイキング。ちょっと足を延ばして勝負運もゲット

更新日:2014/09/24 18:07

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者
古くから滝と紅葉の名所として名高い『箕面(みのお)』は、大阪市内から電車で30分。阪急電車を降りてすぐに、驚くほど自然豊かな、とても美しいウォーキングコースが楽しめるお勧めの場所です。道もほぼ平坦だから、ちょっと時間が余ったときや仕事前や後に、気軽にリフレッシュにお出かけください。もちろん、しっかり歩きたい方が満足できるコースもたくさん。勝尾寺が特にお勧めです。

箕面の大滝でマイナスイオンシャワーを浴びて

箕面の大滝でマイナスイオンシャワーを浴びて

写真:SHIZUKO

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近畿随一の名滝『箕面の大滝』の高さは33メートル。見上げる断崖の頂上から勢いよく流れ出る滝の前は大人気で、いつも人がたくさんいます。強い滝の流れが産む滝壺からの水しぶきが、豊富なマイナスイオンを生み出していて、あたりの空気はとても清々しくて気持ちいいんです。

箕面の大滝へは、箕面駅前から始まる2.8キロの『滝道』と呼ばれる散策道を歩いていきます。箕面川沿いにゆったりと滝へ向かって登っていく道です。幼稚園の遠足でも人気の場所ですから、どなたでも安心してお出かけいただけます。滝道沿いには『紅葉の名所』ならではの、モミジの大木・古木がそこここに。途中の『瀧安寺鳳凰閣』の紅葉と朱塗りの瑞雲橋はとても絵になる場所。『唐人戻り岩』も迫力いっぱい。いろんな見どころがありますから、楽しみながら散策してください。

多彩な散策道を楽しむ

多彩な散策道を楽しむ

写真:SHIZUKO

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メインの滝道の途中に、いくつかの散策道が整備されています。滝道に比べると、多少アップダウンがありますが、少し苦労して歩くからこそ出会える美しい風景があります。

特に『中千本』はお勧め。

箕面の紅葉の見ごろは例年12月初旬。真っ赤に燃えるモミジも美しいのですが、少し色づき始めたころの柔らかな緑の葉も魅力的です。太陽に照らされて透ける小さな手のような葉が風に揺れ、キラキラと辺りの空気を動かすさまは、なんとも見事です。

箕面名物・モミジの天ぷらと真赤な箕面焼き

箕面名物・モミジの天ぷらと真赤な箕面焼き

写真:SHIZUKO

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箕面名物といえば『モミジの天ぷら』が有名です。えっ! モミジの葉っぱを食べる? 天ぷら? と、食べたことのない方はいろんなはてなが浮かぶことでしょう。モミジの天ぷらは、厳選して採取された葉を一年以上塩漬けにして、ゴマと砂糖が入った衣で揚げる「かりんとう」のような食感のお菓子です。滝道のあちこちのお店で、揚げたてがいただけますので、ぜひ、食べてみて下さい。

そして、あまり知られていない『箕面焼き』のお店も一軒、滝道にあります。箕面焼きと言っても、こちらは食べ物ではなく陶器です。箕面の真赤の紅葉に負けない見事な赤色の焼き物は、とても珍しく、ぜひ手に入れていただきたい一品です。

珍しい蝶が舞う『昆虫館』

珍しい蝶が舞う『昆虫館』

写真:SHIZUKO

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都市生活をしていると、虫に触れる機会がどんどん減ってしまい「虫なんて嫌い!」という人が増えているようです。美しい蝶ですら、蛾との区別がつかず嫌われているのが現状だとか。そんな状況を憂いているのが、滝道の途中にある『箕面公園昆虫館』。

6000種以上の昆虫標本が展示されていて、大小さまざまな昆虫を見ることが出来ます。そして、年間を通じて蝶が自然に飛び交う姿を観察できる『放蝶園』がお勧めスポット。普段はお目にかかれない美しい大きな蝶の舞い姿に、しばし時間を忘れてしまうこと請け合いです。

ちょっと足を延ばして『勝尾寺』へ

ちょっと足を延ばして『勝尾寺』へ

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箕面大滝へ行く途中に『勝尾寺(かつおじ)』へ続くハイキングロードがあります。勝尾寺は、その名前からも想像できるように『人生のあらゆる場面に勝つ寺』として人気の場所。受験はもちろん、厄除け・病気・スポーツ・商売・選挙・芸事など1300年間、連綿と受け継がれてきた「勝尾寺の運気」を求めて、全国各地から参拝者が訪れています。

すっきりと現代的に整備された境内に入ると、そこここに可愛い達磨の置物が置かれています。転んでも転んでも起き上がる達磨のような精神力で、己に打ち勝ち、勝運を手に入れるという勝尾寺の教えの象徴です。ぜひ、足を延ばして、あなたも勝負運をゲットしてくださいね。

人気の箕面ハイキング

なんといっても、お手軽に自然を楽しむことが出来ることで大人気の箕面。一時期は、猿が人間を襲うなどと怖がられていましたが、今では猿を山に返す作戦が功を奏して、安全にどなたでも楽しめるスポットになりました。大滝までの道は、とてもよく整備されていますのし、往復2時間もあれば十分楽しめます。何回か通って、色づいていく見事なモミジの変化を楽しむという贅沢な遊び方もできます。途中には素敵なカフェもありますから、思いのまま、ゆったりとした時間を手に入れてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/11/15 訪問

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