那須・欧州のお城の様な『シャトーエスポワール』で星空散歩

那須・欧州のお城の様な『シャトーエスポワール』で星空散歩

更新日:2016/10/20 18:26

那須 マッキーのプロフィール写真 那須 マッキー 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家
栃木県大田原市の『ふれあいの丘・シャトーエスポアール』は、豪華なヨーロッパのお城を思わせるような、星空が綺麗に見える宿泊施設。同一敷地内には本格的な星空観測のできる『ふれあいの丘・天文館』があり、全国的にも貴重な星空観測に適した場所です。星が降って来るとはまさにこのこと!『シャトウエスポワール』と、環境省の『星空がよく見える場所』全国第1位に4回選出された、「ふれあいの丘」の各施設をご紹介します。

『シャトーエスポアール』はウエルカム・ステンドグラスが特徴的なエントランス

『シャトーエスポアール』はウエルカム・ステンドグラスが特徴的なエントランス

写真:那須 マッキー

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訪れる人を迎える豪華なステンドグラス(写真)が印象的な『シャトーエスポワール』。客室は一般和洋室が20室、洋室が6室、特別洋室が2室、特別和室が2室の合計30室、その他大浴場やレストランなどが完備されています。またリーズナブルな宿泊料金に設定されているので団体での利用ができるのも特徴です。

食事は、地元の旬の食材をふんだんに使った洋食・和食を中心としたバラエティー豊かなメニューが好評です。宿泊者のための料理には、天体観測に関係した名前が付いています。一例として「エトワール・星」「ソレイユ・太陽」「シェル・空」など。また宿泊者以外の方でも食事が可能となっていてます。

特にランチメニューはボリューム満点で若い人たちに好評です。泊まって遊んで、一日中「ふれあいの丘」各施設で楽しみたいという方には、ランチメニューが豊富にあるのも嬉しいですね。幕の内弁当や松花堂弁当などがあり、天気の良い日は「シャトーエスポアール」の丘でランチも気持ちが良いですよ。

星空観望を目的とした宿泊のほか、さまざまな体験ができる施設でもあります。『ふれあいの丘』同一敷地内ある『天文館』では星空観望を、「大工房」「陶芸館」「木・竹工芸館」では、木や竹、土を使ってのもの造り体験が出来ます。「茶室」は48畳の大広間と4.5畳の小間で優雅なお茶の世界も楽しめます。

「シャトーエスポワール」の裏山は自然観察のための広大な森があり、四季の移り変わり目の動植物の生態を観察出来る環境が整備されています。「自然観察館」ではあらゆる生物の進化と生い立ち、生命の不思議な営み、そして人と自然との共生を学ぶ事が出来ます。クワガタ、カブトムシの生態展示、水に住む生物、昆虫Q&A、昆虫・草花立体百科等のコーナーで体験する事が出来ます。

星空が綺麗に見える宿!雄大な草原の丘に建つ『シャトーエスポワール』

星空が綺麗に見える宿!雄大な草原の丘に建つ『シャトーエスポワール』

写真:那須 マッキー

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お城のような宿泊施設『ふれあいの丘シャトーエスポワール』は、写真のように広大な丘の上にあります。前面の視界をさえぎる樹木や山や無駄な光がないため、夜は肉眼でも星空観測に最適な立地条件の場所です。
特に秋から冬にかけては夜空が澄んでくるので、星空観望には最適な季節を迎えます。
この草原の丘からなら、一眼レフカメラやミラーレスカメラで星空写真の撮影が可能です。

さぁ、夜になったらお待ちかねの「星空観測」のスタートです。

■星空を撮影するための、押さえておきたいちょっとしたコツ!

使用するレンズは広角がお勧めですが、なくても18-55mm、F値3.5〜5.6などのカメラのキットでついているレンズでもOKです、F値が4以下なら問題ありません。できる限り広角側(例:18-55mmなら18mmを使用)絞りは開放にして出来るだけスローなシャッター速度かバルブモードで15秒前後に設定する。ピントはマニュアル無限にし、最初に一番明るい星を見つけてピントを合わせて固定します。通常は一等星「カシオペア座や北極星」にピントを合わせます。

ISO感度は、先ずはISO3200〜6400で2〜3枚撮影してみてベストな数値を選んでください。ISO感度を上げすぎると荒れた画像になります。小さな数値ISO100〜800位なら綺麗な画像になりますが、シャッター速度の調整が必要になります。
ただし30秒以上のシャッター速度にすると、星が流れるような写真になります。地球は一日で360度回転しています。1時間で15度回転するため、星が流れているように写ります。そのような写真も楽しいですが、星を点で撮りたいならシャッター速度は短めにしたほうがベストです。

星空撮影の上で一番重要なことは、手振れしないこと。シャッターを開けている時間が長くなりますので、手振れは絶対禁物です。しっかりとした三脚を使用してカメラが動かないよう注意してください。シャッターレリーズを使用すればカメラに触れることなくシャッターがきれます、無い場合はセルフタイマーを上手に利用して撮影しましょう。

北極星が真上の星空に輝いて見える、大田原市ふれあいの丘『天文館』

北極星が真上の星空に輝いて見える、大田原市ふれあいの丘『天文館』

提供元:大田原市ふれあいの丘天文館

http://www.fureai-tenmonkan.jp/地図を見る

『シャトウエスポワール』のある栃木県大田原市の『ふれあいの丘』は、環境省による日本一綺麗で本格的な星空観測ができる場所として過去4回選出されています。県内屈指の大型天体望遠鏡65cm反射望遠鏡(フォーク式赤道儀)を完備した『ふれあいの丘・天文館』は大型望遠鏡を通して、宇宙の広さや素晴らしさを体験し、宇宙の中での地球の存在を考える事を目的にしています。

(写真は天文館真上の星空で北極星が星空の中心に見えています。拡大してご覧ください)

大口径65センチ天体望遠鏡で迫力の星空散歩を!

大口径65センチ天体望遠鏡で迫力の星空散歩を!

提供元:大田原市ふれあいの丘天文館

http://www.fureai-tenmonkan.jp/地図を見る

「天文館」のドーム型天体観測室には65cm反射望遠鏡を設置してあり、パソコン制御により、見たい天体をすぐに捕捉して追尾する事ができます。大型望遠鏡で見る月や惑星、星雲星団の迫力は圧巻ですよ。また、2人が同時に観望できる「デュアルワンダーアイ」により、待ち時間が少なく楽な姿勢で観望できます。

夜は屋外展望場に15cm屈折望遠鏡(ドイツ式赤道儀)を設置して、65cm反射望遠鏡とは違う天体を観望します。屋外展望場では、満天の星空を見る事ができます。

■『天文館』では、星空の感動をお手持ちの携帯やスマホで撮影する事ができます。
スマホのカメラ部分を大型望遠鏡の覗き口に当てて、惑星や月のクレーターを撮影できます。
(※デジカメや一眼レフでの撮影は、許可されておりませんのでご注意ください!)

ドーム型展望施設では昼間でも明るい星や惑星観測ができます!

ドーム型展望施設では昼間でも明るい星や惑星観測ができます!

写真:那須 マッキー

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「天文館」なら、昼間でも明るい星を見ることができます。月がでている時は月の観測も可能。水星や金星も65cm大型天体望遠鏡で観望できます。
夜は星空観測が初めての人でも分かりやすい星を選んで観望ができたり、星空解説ではポインターを使って実際の星空の解説を教えてもらえます。

天文館一階のスクーリン型プラネタリウムでは、四季の星空の様子を映像で詳しく映像で学ぶ事ができるため自分の知りたい星が見つけやすくなります。

天文館屋上の観望台では昼は「太陽望遠鏡」10cm屈折望遠鏡に特殊なフィルターを取り付けて、太陽の黒点やプロミネンスを観望する事ができます。これから数年間は太陽の活動が活発になるので楽しみなんだとか。

星空観望・大田原市ふれあいの丘『シャトーエスポワール』と『天文館』のまとめとして!

環境省の星空継続観測第一位に選出された、栃木県大田原市の『ふれあいの丘』。星空が綺麗に見える宿『シャトーエスポワール』や、『天文館』その他の施設が同一敷地内にあり、澄んだ空気・開けた視界・光の排除という、星空を見るには絶好のロケーションです。
天文館での本格的な観望のほか、宿から見渡す限りの大空が広がっていて、草原に寝ころびながらの観望も楽しいですよ。簡単な双眼鏡もあれば、いろんな星を見る事ができます。綺麗な星空をお望みの方には是非お勧めしたいスポットです。

■大田原市ふれあいの丘『シャトーエスポワール』
栃木県大田原市福原1411-22
電話0287-28-3131
■大田原市ふれあいの丘『天文館』
栃木県大田原市福原1411-22
電話0287-28-3254
※天文館ご利用の場合は事前予約が必要です
天文館の開館時間⇒AM9時〜PM9時30分まで、入館はPM8時30分まで

交通案内
■東北自動車道(西那須野塩原ICより18km)約30分
■東北自動車道(矢板ICより15km)約25分

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/10 訪問

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