気分はアラビアンナイト!ドバイで古き良きアラブの伝統を感じる旅

気分はアラビアンナイト!ドバイで古き良きアラブの伝統を感じる旅

更新日:2018/06/20 17:27

最近人気が急上昇中のドバイ。
世界一高いビル「バージュ・カリファ」や巨大ショッピングセンター「ドバイ・モール」など、めざましい発展で世界中から観光客をひきつける超人気スポットが多数ある近代都市として有名ですが、今回は原点にかえり、アラビアンな雰囲気を味わうことができるスポットをご紹介します。
日本では見ることのできない美しいモスクなど、一度見たら忘れられないものばかりです!

イスラム教への理解を深める 幾何学模様が美しいジュメイラモスク

イスラム教への理解を深める 幾何学模様が美しいジュメイラモスク
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ジュメイラモスクはドバイで最も美しいと言われているモスクで、あまり大きくはないものの、細かいな幾何学模様が彫られている白い外観は、シンプルながら高い芸術性を感じます。

このモスクの何が特別かというと、ズバリ中に入ることができるのです。アラブ首長国連邦には敬虔なイスラム教徒が多く、モスクはそのような信者の祈りの場なのでドバイでは一般的に観光客は入ることはできません。
しかしここのジュメイラモスクでは観光客向けのツアーを行っていて、内部を見学するだけでなく、イスラム教のガイドさんによるイスラム教の説明を聞くことができます。

ツアーは週に6回、朝10:00から行われています。イスラム教では金曜日が休息日なので、この日はお休み。事前予約は必要なく、約15分前までに入り口に集合し参加申し込みをします。値段は10DH(日本円で約300円)、所要時間は約75分です。ガイドさんは英語で説明をしてくれます。

ジュメイラモスクへは公共の交通機関でのアクセスはあまりよくなく、ホテルやレストランからはタクシーでいくのがベストです。
イスラム教では女性は肌の露出が禁止されているので、女性はストールなどを持って行くことをおすすめしますが、アバヤ(イスラム教徒が着る全身を覆う黒いガウン)を借りることもできるので、持っていなくても問題ありません。

ガイドさんにはイスラム教の歴史、コーランの意味や戒律、お祈りなどについて詳しく教えてもらえます。イスラム教では一日5回の礼拝を行いますが、その祈りの方法などをレクチャーしてくれ、普段接する機会のないイスラム文化について深く学ぶことができます。

渡し船から歴史ある旧市街を眺める

渡し船から歴史ある旧市街を眺める
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ドバイの東寄りにはドバイ・クリークという川があり、クリーク周辺は旧市街。
天に刺さるように伸びるバージュ・カリファや7つ星ホテルのバージュ・アル・アラブなどといった近代的な建物とは対照的に、土色の伝統的なアラブの建物が並ぶ古きよきドバイの町並みが保存されています。

ここに来たら是非試したいのが「アブラ」と呼ばれる水上タクシー。
地元の人の足として使用されていて、一回たったの1DH(日本円で約30円)で乗れちゃいます。時刻表はなく、人が集まったら出発。基本的には10分も待ちません。

ドバイはクリーク沿いに発達をしてきた都市で、アブラも古くから存在していました。現在でも船は木製であまりキレイとは言えませんが、揺れも少なく快適です。ドバイの夏は非常に暑いですが、そのような中でもアブラに乗ると、顔に当たる風が涼しくとーっても気持ちいいですよ!

歴史地区バスタキアでぶらり散歩

歴史地区バスタキアでぶらり散歩
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アブラ乗り場から徒歩約15分のバスタキア地区。こちらはドバイの伝統的な建造物が最も良い状態で残されている地区です。あまりゴミゴミしていないので、ゆっくりと古に思いを馳せながら散歩をするのにぴったりな場所です。

現在は政府によって管理されていて、ホテルやレストラン、文化センターなどがあります。
この中で特におすすめなのがカフェが併設されたホテルの「XVA Hotel&Cafe」。歴史的な地区の真ん中にありがながらホテルは2003オープンと比較的新しく、伝統的な様式とモダンなデザインが融合したおしゃれな内装。ベジタリアン料理を中心としたメニューで、お肉を使わないヘルシーなお料理がいただけます。
カフェには更にギャラリーが併設されていて、お食事をいただきながらアートを楽しむことができる贅沢な空間です。

ちなみに写真はミントとレモネードのスムージー。イチオシの人気メニューですっきりとして味わいです。街歩きに疲れたら、こちらのカフェでちょっと一休みしてみてはいかがでしょうか。

ドバイの伝統的な暮らしを伺う ドバイミュージアム

ドバイの伝統的な暮らしを伺う ドバイミュージアム
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バスタキア地区の近くに「ドバイミュージアム」という博物館があります。建物は1787年に建てられた砦を利用しており、ドバイで現存している最古の建物としても知られています。砦らしく、入り口には2第の大砲が設置されています。
現在は高度成長で超近代都市として知られているドバイですが、つい50年ほど前は他の湾岸諸国やアフリカとの貿易を中心に栄えていた小さな町で当時の商人の暮らしについての展示がされています。

展示の半分は屋外にあり、外には渡し船のアブラや、砂漠で暮らしていたドバイ人の家のモデルがあります。夏は50度を超えることもあるドバイ。昔は当然エアコンがなかったので、風が吹き抜けるような「天然エアコン」を備えた家が発展しており、灼熱の中でも工夫をして暮らしていた様子が伺えます。
さらに博物館の敷地の外には、ダウ船と呼ばれる木造の巨大な帆船があり、こちらも必見です。

建物の中は、町中にある商店や学校の再現や、昔にドバイの主要産業であった漁業と真珠採取についてのパネルや映像での紹介があります。かなりリアルなろう人形がたくさんあり、最初はぎょっとしますが、みているだけでも楽しいような展示がたくさんです。

入場料はたったの3DH(日本円で約90円)。あまり大きくない博物館ですが、充実した内容で誰でも楽しめるスポットです。

おわりに

ドバイは日本からはエミレーツ航空を利用することによって直行便でとてもお気軽にいくことができます。中東系の航空会社はサービスもよく、航空会社ランキングで一位に輝いたことも!

ちなみにドバイのベストシーズンは11月〜4月頃。年末年始のお休みに合わせて行く人も多く、気温は30度近いのでビーチやプールで泳ぐこともできます。逆にゴールデンウィークや夏休みなどのお休みの時期はとっても暑く、特に7,8月は連日40度超えです。

今度のお休みはアラビアンな雰囲気を味わいに、ちょっとひとっ飛びしてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/29−2014/08/02 訪問

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