平泉〜奥州藤原氏が遺した世界遺産

平泉〜奥州藤原氏が遺した世界遺産

更新日:2012/12/21 11:07

東北新幹線を一ノ関駅で下車。東北本線に乗り換えて約10分のところにある平泉。
ここ平泉の文化遺産が世界遺産として登録されたことは、まだ記憶にも新しいですね。
今回は平泉の2大人気スポット、毛越寺と中尊寺・金色堂を紹介します。

毛越寺の大泉ヶ池

毛越寺の大泉ヶ池
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平泉駅から巡回バスで2分、毛越寺(もうつうじ)に着きます。
通常「越」という字は「つう」とは読みませんよね。
「越」は慣用音で「おつ」と読みます。
もうおつじ → もおつじ → もうつうじ と変化したそうです。

大泉ヶ池(おおいずみがいけ)を中心とした広大な境内には
かつては数々の伽藍が立ち並び、四季折々の草花が咲き乱れ
それはそれは極楽浄土のような美しさだったと言い伝えられています。
残念ながら、当時の立派な伽藍は現在ではほとんど残っていません。

隣接した宝物館では毛越寺に伝わる平安期の仏像、書籍、工芸品などの
お宝が展示してあるので、こちらにもぜひ立ち寄ってみてください。

中尊寺の金色堂

中尊寺の金色堂
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毛越寺から巡回バスで3分、中尊寺に着きます。
平日にもかかわらずたくさんの参拝客で賑わっていました。
やはりご年配の方が多いようです。

入り口の鳥居から金色堂(こんじきどう)まで、かなり参道を登ります。
途中、茶屋があるので一休みしながら登るのもいいかもしれません。

奥に見えるお堂の中に金色堂が納まっています。

金色堂の中

金色堂の中
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国宝です。撮影禁止なのでパンフレットを撮りました。
しかし、まあ!ホントにどこもかしこもキンキラキンです!

金色堂は天治元年(1124年)に藤原清衡によって造立されました。
真ん中のご本尊は阿弥陀如来です。
観音・勢至菩薩、六体の地蔵菩薩と持国天と増長天が本尊を取り巻いています。

孔雀の細工がしてある下の段、須弥壇(しゅみだん)といいますが
中央に初代、藤原清衡、左に二代、基衡、右に三代、秀衡のミイラが納められています。
ちなみに、源義経を手厚くもてなしたのは、三代目の藤原秀衡です。

少し残念だったのは、金色堂そのものがガラスケースの中に入れられていて
細かいところが近くで見れなかったことです。
劣化を防ぐためには仕方のないことなんですけどね。

目の絵馬

目の絵馬
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中尊寺の本堂の隣に峯薬師堂(みねやくしどう)というお堂があるんですが
ここは目にご利益があるんですよ。
だからこんなにいっぱい「め」の絵馬が…

目のお守りも売っています。
全国的にも、目のお守りってとても珍しいのではないでしょうか。

巡回バス るんるん号

巡回バス るんるん号
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今回はこの巡回バスに大変お世話になりました。
15分間隔で走っているので観光にとても便利です。
1日フリー乗車券、400円を買うとお得です。

平泉駅前を出発し
  ↓
毛越寺
  ↓
悠久の湯
  ↓
平泉文化遺産センター
  ↓
中尊寺
  ↓
高館義経堂
  ↓
無量光院跡
  ↓
柳之御所
  ↓
平泉駅前に戻ります。

一周しても30分もかからないそうです。

かつては都の京都をもしのぐほどの栄華を誇った平泉。
紹介しきれていない見どころが、まだまだたくさんあります。
せっかくなら丸1日かけて、ゆっくりと回ることをおすすめします。
駅前で米沢牛コロッケを買い、新幹線の中で食べながら帰るのもいいですよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/10/22 訪問

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