まるで『ジュラシック・パーク』!岡山県笠岡市の恐竜公園

まるで『ジュラシック・パーク』!岡山県笠岡市の恐竜公園

更新日:2014/09/11 18:00

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
人類が出現するはるか昔、地球上を支配していたのは恐竜たちでした。現在、恐竜はすべて絶滅していますが、岡山県にはかつて地球上を我が物顔で闊歩していた恐竜たちの姿を再現した公園が存在します。笠岡市の恐竜公園です。その様子は恐竜映画の傑作『ジュラシック・パーク』を思い起こさせ、迫力満点!今回は恐竜公園に点在する恐竜たちをご紹介しながら、彼らが活躍した時代に思いを馳せてみましょう。

肉食性恐竜の代表格!等身大のティラノサウルス

肉食性恐竜の代表格!等身大のティラノサウルス

写真:乾口 達司

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恐竜公園が位置するのは、笠岡湾に面した海沿いの一区画。園内には古代の生き物カブトガニの生態を研究・展示するカブトガニ博物館も設置されています。古代からその姿をほとんど変えず生息しているカブトガニをテーマにした博物館があることからも、恐竜が活躍した時代を学ぶのに恰好のスポットであるといえるでしょう。

恐竜といえば、多くの方が写真の恐竜を連想するのではないでしょうか。ご存知、ティラノサウルスです。体長は15メートル前後、推定体重10トンという巨体の持ち主で、史上最大級の肉食恐竜であるとされています。恐竜公園ではこのような恐竜が実物大の姿で展示されています。恐竜が大好きに小さなお子さんたちにはさぞ喜ばれることでしょう。

こんなに長大な体躯!草食恐竜のティプロドクス

こんなに長大な体躯!草食恐竜のティプロドクス

写真:乾口 達司

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もちろん、恐竜公園に展示されているのは肉食恐竜だけではありません。写真は草食恐竜の一種で竜脚類に属すティプロドクス。体型上、陸上生活にも水中生活にも適していたことから、その生息地は草原から沿岸部、湖沼地にまでおよんでいたと考えられています。その全長は何と30メートル前後!いままでに知られている恐竜のなかでももっとも長大な体躯の持ち主です。実際に恐竜公園を訪れ、ティプロドクスの大きさに圧倒されてください。

池のなかにも!海に生きる恐竜エラスモサウルス

池のなかにも!海に生きる恐竜エラスモサウルス

写真:乾口 達司

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池から長い首を突き出しているのはエラスモサウルス。長頸竜類に属し、全長は13メートルから16メートルほどあったと考えられています。ご覧のとおり、海のなかで活躍した恐竜で魚などを捕食していました。写真では見づらいかも知れませんが、獲物をすばやく捕獲するため、肢は鰭状に変化しています。恐竜たちがそれぞれの生息環境に合わせて身体を進化させていたことがうかがえますね。

翼竜類の代表といえば、やはりこれ!プテラノドン

翼竜類の代表といえば、やはりこれ!プテラノドン

写真:乾口 達司

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公園の一角には大きな岩山を模した施設が設けられています。それに目をやると、びっくり!ここにも恐竜がいるではありませんか。翼竜類の代表格といえば、やはり、このプテラノドンでしょう。翼竜の名のとおり、広げると8メートルほどにもなる巨大な翼を持ち、空から獲物を捕食していました。岩山から獲物を探している様子が何ともリアルですよね。

カブトガニ博物館の館内にも!ティラノサウルスの骨格標本

カブトガニ博物館の館内にも!ティラノサウルスの骨格標本

写真:乾口 達司

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恐竜は何も公園のなかにだけ展示されているわけではありません。カブトガニ博物館の館内にも恐竜の骨格標本が幾つも展示されています。写真はティラノサウルスの頭部。頭部といっても、大人が丸呑みされるほどの大きさで、巨大化した恐竜がかつていかに地球上で繁栄していたかをしのぶことができます。

おわりに

今回、ご紹介した以外にもアパトサウルス(ブロントサウルス)やプロトケラトプスなどの恐竜が園内には展示されており、見応えは充分。恐竜マニアの方やお子さんたちにはご満足いただけること、請け合いです。カブトガニ博物館を訪れた折、あわせて園内を散策し、恐竜たちの在りし日の姿に思いを馳せてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/08 訪問

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