写真:旅人間
地図を見る紅葉の季節、のんびりと紅葉を楽しみたいのであれば奈良公園がおすすめです。東大寺を始め春日大社、二月堂などは誰もが知る観光名所ですので、やはりある程度の人だかりはあります。しかし、大仏殿など人気スポット周辺は混雑するものの、少し道を外れ裏に行くとガランとしているのが特徴。
だから、奈良公園は全体的にのんびり散策が出来るんですよ。それが例えば日曜日であっても特に変わりはありません。それでは、東大寺の大仏殿から手向山八幡宮・二月堂方面に向かって、のんびり歩いてみましょう!!
大仏殿から、鐘楼(大鐘)に続く石段は風情があって歩くだけで気持ちが良い場所。そして石段を登りきったら、必ず後ろを振り返ってみて下さい。そこには東大寺の大仏殿と紅葉が!おすすめのビューポイントの一つ!!
ところで、この石段に名前があるのをご存知ですか?その名前は「猫段」と言います。むかしむかし、ここに山猫が住んでいた事が名前の由来とされていますが、ここで転ぶと猫になると言う伝説も!!「猫は一日中寝てて羨ましいなぁ〜」って思ってる方は、一度ここで転んでみては如何でしょうか♪
写真:旅人間
地図を見る石段を過ぎ、数分歩くと「手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)」が見えてきます。ここは古今和歌集で菅原道真が、「急な旅となり、お供えものの用意出来なかった事を神様に謝りながら、織物のように美しい手向山の紅葉を錦として、お受け取りいただけないでしょうか」と詠んだことで知られる紅葉の名所。
「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」菅原道真
写真:旅人間
地図を見る奈良公園には銀杏(いちょう)の木が多くありますので、秋になると、公園内では黄色く染まる場所が多くなります。そんな中、手向山八幡宮では、銀杏だけでなく真っ赤に染まった紅葉(もみじ)も多い。だから、この周辺では赤と黄のコントラストが実に美しい!!
緑の木々が残る中、黄色の中に赤は映え渡り、その美しさには限りがありません。菅原道真が、ここの風景を歌で「紅葉の錦」と表現していましたが、思わず納得♪
写真:旅人間
地図を見る旧暦2月1日から「お水取り(修二会)」が行われていた二月堂。現在では新暦の3月1日から行われるようになりましたが、752年から現在まで一度も途絶えることなく伝えられている伝統行事。火の粉を被ると一年間無病息災と言われる「お松明」は有名ですね。
さて、奈良公園をブラブラと散策した後、この二月堂にぜひ、立ち寄ってみて下さい!!古都の風情を思う存分味わいながら、奈良の景色が一望できる場所。もし、ここで夕暮れを過ごす時間があれば、最高に贅沢な時間となる事は間違いありません!!
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地図を見るテレビや雑誌で紹介されている紅葉の名所は、確かに素晴らしい景色を見せてくれます。しかし、観光客も多いですね。実は、あまりメディアに紹介されていなくても素晴らしい場所は沢山あります。そのような場所を見つける事もまた旅の醍醐味ではないでしょうか!
例えば、今回紹介した「猫段」「手向山八幡宮」「二月堂」は、とても有名です。しかし紅葉の名所としては、メディアには取り上げられることは少なく、紅葉としては穴場。だから、特に混雑することもなく、ゆったりと巡れるので、おすすめですよ!
ちなみに、奈良公園には、ひっそりと美しく彩っている場所が数限りなくあります。ぜひ、そんな場所を見つけてみて下さいね♪
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(2024/4/24更新)
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