佐賀県・呼子で新鮮なイカと海を満喫

佐賀県・呼子で新鮮なイカと海を満喫

更新日:2013/03/25 10:40

玄界灘を望む佐賀県の呼子(よぶこ)は、イカで有名な町。最近は首都圏などでも「イカしゅうまい」でその地名を知られるようになってきています。

福岡からの所要時間も2時間程度と、ワンデイトリップにぴったり。他ではなかなか食べられない、とびきり新鮮なイカをお目当てに出かけてきました。

日本三大朝市でも主役はイカ

日本三大朝市でも主役はイカ
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呼子には、できれば早起きをして出かけていただきたい…というのも、ここは日本三大朝市のひとつだから。

朝7時半くらいから11時過ぎまで、200メートルに渡ってお店が並びます。

主役はもちろんイカですが、海産物だけでなく野菜や花など、地元の方向けの商品も。お持ち帰りが難しくても、見ているだけでも楽しいですよ。

小腹がすいた人向けに、その場でイカやみりん干などを焼いてくれるお店があって、辺りにはいい匂いが漂っています。

イカ活き造り定食はエンターテイメント性も抜群

イカ活き造り定食はエンターテイメント性も抜群

イカを食べられるお店は呼子にたくさんありますが、人気店は朝から行列ができて数時間待ち!ということもありますので、早め到着を狙いましょう。

どちらのお店も、メインは「イカ活き造り」で、値段もほとんど変わりません。あくまで有名店を狙うか、その他のお店開拓にチャレンジするか、事前に方針を立てておくことをおすすめします。

活き造りに使われるイカは、一本釣りで大切にあげられたもの。4〜10月が旬と言われていますが、時期によって数種類のイカを出し分けてくださるので、一年中いつ行っても活き造りを楽しめます。

この写真は、ヤリイカがメインで、アオリイカが添えられています。どうですか?この透明感!イカは白いものだと思っていた固定観念がくつがえされますよ。

そして、テーブルに運ばれてきたときは、まだ足がもぞもぞと動いていたり、何となくイカと目が合う気がしたり…という活きのよさの極みです。

しばし生態を観察していると、お店の方が鋏でゲソを切ってくれます。お醤油につけて口に運ぶと、吸盤が口内に吸い付く感じがすごいです。

私がいちばん気に入ったのは、エンペラです。けれどもエンペラとゲソだけは、後から天ぷらか塩焼きにしてくれる部分。

火を通すとイカの甘みがきわだってこれまた絶品なので、この部分を先に食べ過ぎちゃわないように注意!です。

呼子大橋を望む絶景の公園へ

呼子大橋を望む絶景の公園へ
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朝から存分に食を堪能したので、午後は観光を楽しみましょう。まずは、呼子のシンボルとも言える「呼子大橋」を見に行きます。

呼子の町と対岸の加部島(かべしま)を結ぶこの橋は、平成元年に開通したもの。この島には「風の見える丘公園」という、スペイン風の風車を持つ建物がある公園があって、「呼子大橋」を見下ろす絶景ポイントになっています。

また、この風車は風力発電に使われていて、夜には自らのライトアップに電力を使っているそうです。碧が美しい海にかかるこの橋ですが、夕暮れ時の美しさも格別だとか。

「ジーラ」と「いか太郎」で呼子の海に乗り出す

「ジーラ」と「いか太郎」で呼子の海に乗り出す
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海の美しさをもっと堪能したい方には、呼子の港に戻って、マリンパル呼子から遊覧船の利用はいかがでしょう。

呼子は江戸時代、捕鯨で栄えた街でした。その歴史にちなんで鯨をかたどった「ジーラ号」と現代のスターであるイカをかたどった「いか太郎」が、海に連れ出してくれます。

天候によって船が出ないことなどもあるので、事前にお問い合わせされることをおすすめします。

午後は港町散策でのんびり

午後は港町散策でのんびり

玄界灘のクルージングから戻ったら、午後の港町をのんびり散策するのも良いですね。朝の活気ある様子とはうって変わって、時間までのんびり流れているようです。

海沿いにハンガーのようになって干されているイカもユーモラスですが、実はこちらの写真もイカを干しているところなんです。

なんとなく、遊園地のアトラクションにありそうなつくりですよね。回りながら風を受けることで、早く干し上げることができるのでしょうか。

干しイカはお土産にして、晩酌のおともにするのもいいですね。

きれいな海とおいしいイカ。呼子での一日が充実したものになること、うけあいです!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/02 訪問

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