まずは、宜蘭県(ぎらんけん)の南端に位置する「蘇澳站(站=駅)」を目指しましょう。台北から約2時間半〜3時間ほどの旅になりますが、ここまで来れば目指す「蘇澳冷泉」はすぐそこです。
「蘇澳站」は、1時間に1〜2本しか無いローカル駅なので、帰りの時刻表を確認しておいた方が良いでしょう。駅構内に時刻表が貼り出されています。また、切符売場で駅員さんに確認しても良いでしょう。
*注意*
「蘇澳站」は終点駅です。その前に「蘇澳新站」が駅があります。とても似た名前なので、気をつけてください。停車本数は「蘇澳新站」の方が多いですが、「蘇澳新站」で下車した場合、タクシーやバスを利用して移動することになります。
提供元:遠藤隆尚
地図を見る「蘇澳站」から徒歩約5分のところに位置する「蘇澳観光冷泉」は、赤いレンガ造りの建物と「蘇澳冷泉」の石碑が目印です。
施設は大浴場と家族風呂があります。入場時にどちらを利用するのか伝えましょう。
大浴場は水着着用+水泳キャップが必要となりますので、日本から持参するか、「蘇澳観光冷泉」側のお土産屋さんで購入しましょう。大浴場を指定した場合、水着と水泳キャップを持っているか、確認されます。また、家族風呂を利用する場合は「温水冷泉+冷泉」か「冷泉のみ」を選択します。
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地図を見る水着着用が多い海外の温泉事情。ここ「蘇澳観光冷泉」でも大浴場では、水着と水泳キャップを着用します。更衣室で着替えを済ませ、貴重品をロッカーに預けましょう。
赤いレンガで囲まれた大浴場は、ムードたっぷり。プールのように飛び込みたいところですが、ちょっと待って!温泉ではなく、冷泉なのですから、まずはじっくり身体を慣らしましょう。
蘇澳冷泉は21〜22度の低温冷泉。辛抱して身体が慣れるのを待ちましょう。敷き詰められた石の隙間から絶えず細かい気泡が湧き出し、全身をやさしく、やわらかく包み込んでいきます。美肌効果も期待できそうな、滑らかな肌触りもたまりません。あんなに冷たかったにもかかわらず、入浴後は何故か身体がポカポカになります。
泉質
無色透明・無臭で、ナトリウム・マグネシウム・鉄などを含む炭酸カルシウム泉
効能
肥満症・痛風・慢性肺炎・腎臓結石・膀胱結石・慢性皮膚病・腰痛
飲用
胃酸過多や胃腸系の疾患
大浴場の奥に進むと、家族風呂のある棟にたどり着きます。「温水冷泉+冷泉」か「冷泉のみ」がありますが、これも入場時に選択しておきましょう。
やはりお勧めは「温水冷泉+冷泉」。ヒノキを使用した広めの浴室&浴槽で、温水冷泉と冷泉を交互に入浴すれば、長くじっくりと冷泉を堪能できます。
*筆者が訪問した際は、オランダ人アーティストにより世界各地で行われているアートイベントのラバーダックが展示されていました。アヒルはいつもいるわけではありません。
飲用も可能な「蘇澳冷泉」は、ラムネ瓶に入ったソーダや、冷泉を使って作った「鳳鳴蘇澳羊羹本舖」の羊羹が有名な特産品。
身体の外と中から冷泉の効果を味わえば、完璧な「蘇澳冷泉」の旅になるはずです!
■蘇澳冷泉公園
住所:宜蘭縣蘇澳鎮冷泉路6-4號
電話:(03)996-0645
営業時間:季節によって変わります。詳しくはMEMOの「蘇澳冷泉(中国語)」を確認してください。トップページ下部に記載されています。
料金:大浴場大人70元、子供40元
家族個室冷泉 200元〜 冷泉+温水冷泉 300元〜(人数により変動)
アクセス方法:台湾鉄道 北廻鐵路 蘇澳駅下車 徒歩約5分
言語:中国語・英語(多少)
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(2024/4/26更新)
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