新宿から八ヶ岳をはじめとする、壮大な山々を眺めながらバスに揺られて約4時間30分、日本でも希有な「特別名勝」と「特別天然記念物」ふたつの称号を与えられた山岳リゾート、上高地に到着します。
青く澄んだ湖面に、山々が鏡のように映り込む幻想的な風景は、上高地の散策スポットの1つ大正池です。まだ今のような散策ルートが出来る前の大正時代、焼岳の噴火によって上高地一帯を流れる清流・梓川がせきとめられ、かつての森が沈んで出来た池と言われています。
100m上がるほどに、0.3℃気温が下がると言われる上高地。1500m地点にある大正池は、凛とした清澄な空気に包まれています。マイナスイオンたっぷりの池の周りを散策しながら、ぜひ深呼吸してみてください!知らないうちに身体に入っていた力が、すーっと抜けていくようなやさしい癒しで満たされていきますよ。
美しい自然を守るため、マイカー規制が行われている上高地は、シャトルバスやタクシーでしか入ることが出来ません。はとバスのツアーでは、大正池、上高地帝国ホテル、集合場所でもある河童橋近くのバスターミナル、いずれかの好きな場所を選んで降りることが可能です。
中でも、山歩きデビューにもお薦めなのが、大正池で降りて上高地の中心にある河童橋までの散策コースです。湿原やマイナスイオンたっぷりの梓川沿いをゆっくり歩いて約1時間ちょっと。散策路沿いに現れる神秘的な池や土の匂いなど、歩くたびに森林浴の癒しに包まれていきます!普通のスニーカーでも歩きやすい散策路が続きますので、老若男女が楽しめるルートです。澄んだ空気に心も身体もリフレッシュできますよ。
長野県の上高地からバスで1時間程の近隣に、飛騨高山の中心地、岐阜県高山市が広がります。
高山といえば、江戸時代からの町屋建築が残る、情緒溢れる町並みで有名!その「古い街並み」のレトロな風情に浸りながら、名所や資料館を巡れば、歴史や文化に触れることができます。
また、写真のかつて城下町として栄えた三町(さんまち)通りには、お土産店や酒蔵、町屋カフェなどが軒を連ねていて、重要伝統的建築物群保存地区に指定されています。気ままにのぞきながら、趣のある通りをのんびりお散歩するのにぴったりです。
この辺りには温泉のある旅館など宿泊施設も多くあり、三町をはじめとする観光スポットに歩いて行ける「ひだホテルプラザ」では、最上階に露天温泉やジャグジーなどもあり、飛騨牛を使った和食や洋食など、レストランも館内に多く揃っているので、お泊りにはお薦めです!
高山を代表するもう1つの風景が朝市です。三町と高山駅との間を流れる宮川沿いの朝市は江戸時代から続く伝統あるもので、新鮮な野菜や果物、自家製の漬物や民芸品などがずらりと並ぶ日本三大朝市の1つ。毎朝6時30分頃から元気な呼び声が飛び交います!
日中の寒暖差が激しいこの地域では、凝縮された旨味の強い果物が実り、その甘さや美味しさにはびっくり!自分たちの農園で作った作物を「かかさ」たちが運んで売りに来るので、生産者の顔を見ながら、無農薬へのこだわりや、保存の仕方などを直接聞くことが出来ます。
飛騨高山の方言で、この地域の農家のお母さんたちのことを「かかさ」と呼ぶそうで、笑顔で話しかけてくるかかさたちとの触れ合いも楽しみのひとつです。
写真のりんごはこれからの季節、さんさりんご→つがる→しなのスイート→ふじ(10月中旬以降)と、種類を変えて販売されるそう。げん骨の2倍の大きさのリンゴが6個で1000円と値段も魅力的な上、購入すると、バスの中で食べなさいねーと、かかさが2つもおまけを持たせてくれました!値切りやおまけ、おしゃべりを楽しみに早起きして朝市に出かけてみてはいかがでしょう。
高山からバスで50分程移動すると、豊かな自然に抱かれる世界文化遺産に登録された白川郷の里山が。手の平を合わせて合掌をするように見える棟茅(むながや)の屋根に、釘などをいっさい使わず、葉縄などで木材を固定した”合掌造り”の建物が100棟以上あり、田畑や周囲の山林のいたるところまで、昔のままの農村風景が守られています。
大きな三角の形をした合掌造りの中では、今も昔ながらの素朴な暮らしが営まれ、住居として使用しながらも建物の一部を公開している家屋や、一部を商業スペースにしたり、先祖代々受け継がれてきた食器や用具などが展示されたりと、見学できる合掌家屋も点在しています。
写真の家屋は、花やへちまを屋根に向かって育てている”喫茶・落人”で、中では囲炉裏を囲んで、手作りの可愛い丸餅が入ったおしるこなどがいただけます。漫画『ONE PIECE』(ワンピース)の作者がふらりと訪れ、実際に少年漫画の中にも登場した合掌造りの家屋で、ここで描かれた原画のラフスケッチや本などが飾られています。
四季折々の日本の原風景が楽しめる白川郷。集落を散策するだけでも充分ですが、どれも特徴ある家屋ですので、ぜひ合掌造りの中を見学して、里山での生活を身近に感じてみてはいかがでしょうか。
(※喫茶・落人:岐阜県大野郡白川村荻町792・不定休)
日本アルプスの山々を眺めながら進んでいくバスからは、美しい湖やダム、季節によって移りゆく花畑や田園風景を、遮るものがない高い視点から鑑賞できます。
それぞれの観光地では、重たい荷物はそのままバスに置いて身軽な恰好で散策できるのもはとバスツアーの魅力です!
今回ご紹介したツアーは全部回って走行距離は約700〜800キロだとか。運転しながらの観光では疲れもたまりますが、車内のリクライニングシートでお昼寝したり、映画鑑賞したりとゆったり旅を楽しめます。温泉と飛騨牛が美味しいホテルでの宿泊もついた、1泊2日のはとバスツアーで秋を満喫しに出かけませんか。
【この記事は株式会社はとバスとのタイアップです。】
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