イグアナも暮らすエクアドル最大の都市、グアヤキルの食と古都

イグアナも暮らすエクアドル最大の都市、グアヤキルの食と古都

更新日:2014/09/16 10:17

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
エクアドルの首都はキト(Quito)ですが、キトがエクアドルの政治の中心であるのに対し、グアヤキル(Santiago de Guayaquil)は、エクアドル経済の中心と言われています。日本からの航空便は、キト空港に到着するため、旅行者にとってはなかなか訪れるチャンスが少ないエクアドル最大の商業都市ですが、日本人好みの魚介や、海辺の旧市街、そしてイグアナ…ユニークで魅力満載な海辺の都市をご紹介。

思わず『かわいい』と言ってしまう400年前の港町

思わず『かわいい』と言ってしまう400年前の港町

写真:市川 芽久美

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グアヤキルの空港からほど近い、グアヤス川沿いにあるラス・ペーニャス(Las Peñas)地区。400年以上前の町並みや建物を出来るだけ残しながら、改築して今に至る、グアヤキル最古の街です。 
この地区は、小高い丘になっていて、444段の石段を上ると、頂上には灯台と小さな教会があり、グアヤキル市内や、空港、川沿いの美しい風景が一望出来ます。
昔の要塞だった事もあり、見張り台や大砲が各所に置かれています。
この地域の色鮮やかな建物が重なり、何とも美しい景観をうみ出しています。

海辺の旧市街の風景にひたる

海辺の旧市街の風景にひたる

写真:市川 芽久美

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石段脇にはおしゃれなレストランや土産物屋が並んでいます。
古い家々は、縦開きの木製の窓が特徴で、今もそれらの建築様式を残しつつ改築され、芸術家達のアトリエなどに使われています。
古い石畳もそのまま残っていて、夕暮れ時にはまた更にノスタルジックな雰囲気を見せてくれます。

ここは外せない別名”イグアナ公園”

ここは外せない別名”イグアナ公園”

写真:市川 芽久美

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市内の中心部にあるセミナリオ公園は、カテドラル(聖堂)の前にある何気ない普通の公園。ただ普通と違うところが1つ…イグアナがうじゃうじゃいる事!
別名『イグアナ公園』とも呼ばれ、多数のイグアナがこの公園内で人を恐れたり、人に危害を加える事無く、木に登ったり、餌を食べたり自由に暮らしています。
エクアドルのガラパゴス諸島で出会えるイグアナは、1m以上動物から離れなければいけない規定があるため、触れる事は出来ませんが、ここでは触ったり、一緒にじゃれ合う(?)事も可能。
思わず長居してしまう公園です。

新鮮な魚介をエクアドル風に

新鮮な魚介をエクアドル風に

写真:市川 芽久美

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グアヤキルでは、何と言っても新鮮な魚介類を美味しく頂ける事も大きな魅力の1つです。お勧め順にエクアドル魚介料理をご紹介。

1. 『カングレホ(マングローブガ二)』
ゆでて真っ赤になった蟹を木槌で叩き割って食べるのがエクアドル流。ライムやピリ辛のソースを付けて食べるのもお勧めです。
2. 『セビーチェ』
茹でたシーフードをレモンやライムの汁に浸けたもの。
3. 『カスエラ』
厚い石鍋で魚介類と野菜にピーナツを入れて煮込んだもの。

これらのメニューは、街のレストランで気軽に食べる事ができます。
但し、カングレホは禁漁時期があるのでご注意を。

エクアドルで唯一グアヤキルだけにある純粋な日本食レストラン

エクアドルで唯一グアヤキルだけにある純粋な日本食レストラン

写真:市川 芽久美

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エクアドル駐在の日本人にも大人気なのが、日本人が経営するレストラン『イサオ(ISAO)』と『ヤマト(YAMATO)』。
新鮮なお刺身や、天ぷらを日本の居酒屋に居る様な雰囲気で食べられます。
カルフォルニア風に、アボガドや揚げ物を巻き寿司の中に入れたり、エクアドル風にセビーチェソースがかけられた寿司等、メニューも豊富。
握り寿司は、地元エクアドル人のリクエストで、半分に切った(写真)バージョンもあり、斬新なアイディアにも驚きます。

一人歩きや夜の外出はなるべくひかえたい

残念ながら盗難等が良く起こるグアヤキル。特に夜間や、人通りの少ないエリアは1人歩きは避けましょう。

親日家が多いエクアドルです。移動は、ツアーで参加するか、ライセンスのあるタクシーやホテルからのタクシーを使う様にし、基本的な旅の注意を守れば、素敵なエクアドルの旅が待っています。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/01−2014/07/05 訪問

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