後白河法皇は1192年(建久3年)に65歳で崩御して、ここに眠っています。
ここには後白河法皇の他にも、江戸時代の皇子様たち7人が葬られています。
現在は宮内庁が管理しているので、お参りができるのは平日のみ。
土日と祝日は閉まっていて入れないので要注意です!
この向かいにある三十三間堂、平清盛が後白河法皇のために建てたお寺ですが
1001体もの観音像がズラーッと並んでいることで有名ですよね。
なんと、その観音像は全てこの後白河法皇陵の方を向いて立っているのです。
まさに竜宮城のような門ですが、以前はここが御陵への正門でした。
門の右のほうに見える石碑には後白河法皇が好んだ今様の一節が刻まれています。
遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ
遊ぶ子供の声聞けば 我が身さへこそゆるがるれ
大河ドラマでもこの歌が出てきますね。今様(いまよう)とは当時の流行歌のことです。
後白河法皇は「梁塵秘抄」という歌集を作ってしまうほど今様にハマっていたようです。
三十三間堂も含め、このあたりは法住寺殿と呼ばれ後白河法皇の御所でした。
源氏の木曽義仲が攻めてきたとき(法住寺合戦)に僧侶の明雲が身代わりとなって矢に撃たれ
後白河法皇の命を守ったことから、この寺は「身代わりさん」と呼ばれ信仰を集めるようになりました。
また、赤穂浪士の大石内蔵助が討ち入り前に、ここをお参りしたと伝わっていて
四十七士の小さい木像が祀られています。忠臣蔵ファンは必見です。
境内には後白河法皇の奥様、滋子が好きだったといわれる梅がたくさん植えられています。
その中には、1本に紅色と白色の花が咲く「思索梅」と呼ばれる珍しい木もあるそうです。
梅の花が咲く時期に合わせて訪れてみるのもいいかと思います。
せっかくの京都だから、3時のおやつは抹茶スイーツで決まり。
法住寺から三十三間堂の南大門をくぐってすぐの茶処 「一祥」でひとやすみ。
清水一芳園の直営店、京都本店内に併設してあります。
抹茶フィナンシェ 350円
阿波和三盆抹茶ラテ 450円
抹茶の味がとても濃く美味しいです!夏はかき氷もやってます!
モダンでおしゃれな外観。若草色ののれんがお茶屋さん!って感じでいい雰囲気です。
日本茶や台湾茶の専門店だけあって、店内には茶葉だけでなく茶器なども売ってます。
名前すら聞いたことのないような珍しいお茶もあり、質問すると店員さんが詳しく説明してくれました。
■京都府京都市東山区塩小路通東大路本瓦町665
075-202-7964
営業時間 11:00〜19:00
定休日 毎週火曜 年末年始
三十三間堂も、もともとは広大な法住寺殿の敷地内にあったものです。
ぜひ、三十三間堂の観音様にお祈りしたあとは、向かいにひっそりと眠っている
後白河法皇にも手を合わせてみてはいかがでしょうか。
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(2024/4/26更新)
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