温泉国イタリアを味わい尽くす!選りすぐりスパあれこれ

温泉国イタリアを味わい尽くす!選りすぐりスパあれこれ

更新日:2014/09/19 19:31

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
観光地として大人気のイタリアは、火山国でもあり、多くの温泉地に恵まれています。普段のイタリア人の生活ではシャワーが主流ですが、『テルマエ・ロマエ』でもうかがい知れるように、昔から温泉スパ施設が全国に数多くあるのです。

そのなかでも今回は、トスカーナの人知れぬ秘湯と、ミラノの都会派スパをそれぞれご紹介いたします。

イタリアを代表する秘湯にトライ!

イタリアを代表する秘湯にトライ!

写真:橘 凛

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イタリア屈指の秘湯といえば、トスカーナ州南部に位置する“La cascate del mulino”の名前が挙がります!

ローマ、フィレンツェからそれぞれ車で2時間半程度といういささか不便な場所にはありますが、知る人ぞ知る穴場スポットなのです。トスカーナののどかな田園風景に突如、湯煙が立ち上る神秘的な様子は、一見の価値があります。

こちらは、なんと利用無料・年中無休・24時間営業!!というのも、管理人そのものが現地にいない、完全な天然温泉であるからです。硫黄質の湯が豊富に湧き出るこの温泉では、滝のようにお湯を浴びたり、人々が自由自在に入浴を楽しんでいます。

水底にはファンゴ(泥)が沈殿しており、それがお肌に潤いを与えてくれます。ファンゴで足元がつるつると滑りやすくもなっているので、注意して入湯してくださいね。完全に屋外なので、暖かいシーズンに立ち寄ることをおすすめします。

入湯料:無料
基本的に年中無休。

ミラノの中心にある温泉スパでリフレッシュ!

ミラノの中心にある温泉スパでリフレッシュ!

写真:橘 凛

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旅程がタイトで、なかなか地方まで足を延ばす時間がない・・・という方におすすめなのが、ミラノ市内にある“QC Terme Milano”(QC テルメミラノ)です。

テルメとは、イタリア語で温泉の意味。こちらはミラノ中心地という好立地にありながら、イタリアンアルプスから運んだ温泉水を使用し、都会で本格的な温泉を楽しめる、大規模なスパ施設です。歴史的地区のひとつであるPorta Romanaにある古くからの建物をリノベーションした施設内は、ゴージャスな雰囲気が漂います。

当日直接行くことはもちろん、インターネットで事前予約し、現地でお支払できるのも安心。マッサージなどのオプション予約をすることも可能です。温泉・サウナ・ハマムの他、リラクゼーションスペースもたくさんあり、仮眠を取ることもできます。

軽食スペースで、ミラネーゼ達と一緒にバスローブを着てリラックス。旅の疲れをゆっくりと癒すひと時は、きっと素晴らしい思い出となることでしょう。

ちなみに、こちらのQC系列のスパ施設はトリノやアルプスにもあり、2014年秋にはローマにも新しくスパをオープン予定と大躍進中です。

ミラノ市営地下鉄Porta Romana駅すぐです。

入場料:おとな一名 平日45€・土日祝50€(バスローブ・タオル・スリッパ・軽食料金込み)
開館時間:平日朝9時半〜夜23時、週末朝8時半〜夜23時。金土曜は深夜0時半までオープン。
基本的に年中無休。

イタリアでの温泉の掟は・・・?

イタリアの温泉は、日本のそれとは少し勝手が異なります。

水温は37-39度程度。ぬるめのお湯にゆっくりと浸かって楽しみます。日本の温泉に比べると物足りなく感じるかも知れませんが、のぼせずに長時間入れるのは良いところ。また、水着着用での男女混浴が一般的です。

自然温泉の場合、脱衣所等がない場合がありますので、事前に水着を着て、タオルやスリッパを持参するのが良いでしょう。また、外灯がないため、夜間の入浴は避けることをおすすめします。

イタリアでの温泉の掟は・・・?

写真:橘 凛

より味わい深いイタリアの風景を夢見て

いかがでしたでしょうか?

これら以外にも、イタリアにはバラエティ豊かな温泉地が各地にたくさんあります。王道のイタリア旅行もいいけれど、興味のある温泉地を訪れることで、また違ったイタリアの魅力を知ることができるはず。

さらにイタリアに恋してしまうこと、間違いありません!

掲載内容は執筆時点のものです。

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