写真:西藤 カオル
地図を見る大三島へのアクセスは、広島・忠海(ただのうみ)港より大三島フェリーが便利です。乗船時間は、およそ25分。波穏やかな瀬戸の海を眺めていると、あっという間に大三島・盛(さかり)港についてしまいます。そこから『富士見園』までは、車で10分ほど。
少々古めかしい外観ですが、館内はいたって清潔。木のぬくもりが漂う小民家風のロビーが出迎え、旅の疲れを癒してくれます。部屋数は和室12室・洋室1室・特別室1室。この程よいこぢんまりさが快適なのです。
写真:西藤 カオル
地図を見る『富士見園』に宿泊する8割以上の人は、“料理を目当てにきている”といっても過言ではありません。1泊2食付きの宿泊プランは13000円ほどから20000円程度まで様々あり、どのプランも料理に手抜かりなし!新鮮で美味しい瀬戸内の海の幸がてんこ盛りとなっています。
お宿でいちばんお値ごろ価格は「料理長一押し来島の地魚会席プラン(13,300円)」。
夕食の献立はこちら。
■料理長一押し来島の地魚会席プラン
先付け 旬の珍味三種盛り
酢の物 旬の魚しゃぶしゃぶ仕立て(自家製梅肉酢で)
御造り 伊勢海老と天然鯛の姿造り他県産カンパチ盛り合わせ
焼物 瀬戸内産さざえの壺焼き
煮物 瀬戸内産メバルの煮付け
揚げ物 メイタ鰈の唐揚げ(伯方の塩又は自家製ポン酢で)
御飯物 鯛又は蛸の釜飯
椀物 鯛の潮汁
フルーツ 伯方の塩シャーベット
香ノ物
※当日の水揚げにより多少の献立変更あり。
写真:西藤 カオル
地図を見る伊勢海老のお頭が華を添える、見た目も豪勢な御造りはメニューの花形。テーブルに登場するとどちらの席からも歓声があがり、その申し分のないボリュームに圧倒されそうになります。
特筆すべきは、こうも違うものかとびっくりするお刺身のプリプリ感。肉厚にして魚の身のしまりが半端ないのです。瀬戸内海は、波静かでありながら潮流が早いため、そこで育った魚たちは自然と身がしまってくるためとのこと!とれたて新鮮な天然の鯛の食感は格別です。
写真:西藤 カオル
地図を見る御造りのような見た目の華やかさはありませんが、宿泊客に人気が高いのが『富士見園』の唐揚げ。低温でじっくりカリカリに仕上げられているので、骨までおせんべいみたいにいただけてしまうのです。このカリカリでポリポリなところがクセになるお味。
こちらはプランによっては大三島産おこぜとなり、CMでも有名な地元・伯方の塩と女将さん自家製ポン酢でさっぱりとお召し上がりください。
◆写真:メイタ鰈(カレイ)の唐揚げ
写真:西藤 カオル
地図を見る『富士見園』から散歩がてらに外を歩くと、瀬戸の島と島を結ぶ美しい橋が見えてきます。この橋は、多々羅(たたら)大橋。しまなみ海道に複数かかる橋のひとつで、鳥が羽を広げたようだといわれるほど綺麗な橋です。
このあたりは、日本を代表する画家・平山郁夫氏の「しまなみ海道五十三次」に含まれるスケッチポイントもあり、ただ歩くだけでも心豊かになれる場所ともいえます。
『富士見園』でフル充電したら、どこへ旅立つのも自由。
大三島のシンボル的存在、樹齢2600年の大楠の御神木がそびえる大山祇(おおやまづみ)神社に、伯方の塩の製造工程見学や、温泉好きなら多々羅(たたら)温泉もおススメ。
レンタル自転車で島巡りをするなら、多々羅(たたら)しまなみ公園へ。保証料未返金ならば提携する場所で乗り捨てもできるのでとても便利です。その際には、大きな荷物は宿から宅配便で送ってしまうと身軽で軽快なサイクリングを楽しめますよ!
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(2024/4/26更新)
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