鏡の池で縁占い――島根県・八重垣神社

鏡の池で縁占い――島根県・八重垣神社

更新日:2017/02/17 09:47

島根県松江市にある、縁結びで有名な八重垣神社はご存じですか? 境内にある鏡の池で行うコイン占いが話題となり、ご縁を求める方が数多く訪れます。

神話から生まれた縁結びの神社

神話から生まれた縁結びの神社
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島根県の県庁所在地、松江市からバスで25分ほどのところにある八重垣神社は、神話「八岐大蛇(やまたのおろち)」に登場する、素盞鳴尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)が夫婦となり、新居を構えた場所ということから縁結びの神社となったそうです。

鏡の池でコイン占い

鏡の池でコイン占い
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八重垣神社を有名にしたのが、境内にある鏡の池でのコイン占いです。占い和紙にコインを載せて、沈むまでの時間で良縁の訪れを占うというもの。沈む時間が早ければ、良縁の訪れも早いのだそうです。ご縁を求める多くの人が訪れます。

占うには、社務所で占い和紙を購入します(当時100円)。その用紙を持って、境内の奥の森へ、鏡の池を目指します。

結果はいかに?!

結果はいかに?!
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写真の手前をご覧いただくと、たくさんの和紙が沈んでいる様子がわかります。

いよいよ、自分の番です。池の前の好きなところにしゃがみ、占い和紙の真ん中に100円玉硬貨を載せて、池に浮かべます。

この瞬間の緊張といったら! 和紙が池に沈む早さが占い結果にかかわってくるので、「もし沈まなかったら?」「数十分もかかったりしたら?」とおしゃべりも弾みます。

和紙を池に浮かべると、和紙から文言が浮かび上がってきます。これが、自分に対する占い言葉になります。

和紙に浮かび上がった言葉に「おおっ!」と歓声を上げた途端、和紙がどんどん沈んでいきました。その間、1分くらい。一緒に浮かべた友人の用紙も3〜4分くらいで沈みました。だいたい沈むまでの目安は15分くらいだというので、ほっと一安心(?)。ちなみに、自分の近くで和紙が沈むと近くの方とご縁があり、遠くで沈むと遠方の方とご縁があるそうです。池に和紙が浮かんでいるとき、イモリが上に乗ると、さらにラッキーだとか!

同じ条件下で、一斉に和紙を池に浮かべても、遠くまで移動する和紙もあれば、すぐに沈む和紙もあって、なんとも不思議です。

和紙を浮かべる際は、10円玉か100円玉硬貨にしてくださいね。1円玉だと軽すぎて、沈まないようです。実際に、沈まずに遠くをただよっている和紙がありました……。

当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが、楽しい占いですよ!

神秘的な夫婦椿

神秘的な夫婦椿
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神話に登場する夫婦の神様が祭られている八重垣神社には、不思議な椿が生えています。

その名も「夫婦椿」。2本の根本が、地上で1本の幹になっているのです。1本のみならず、3本もそのような椿があるのです。木が枯れても、また同じような椿が生えてくるのだとか。

さすが、神話の国ですね。

縁結び祈願をするなら、同じ島根県にある出雲大社と合わせてお参りしてみてくださいね。

【八重垣神社】
住所:島根県松江市佐草町227
電話:0852-21-1148
拝観時間:9時〜17時
定休日:なし
駐車場:あり

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/05/28 訪問

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