写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る富士山の雪解け水が、地下の不透水層という溶岩の間で数10年の歳月をかけてろ過されてできたのが、ここ忍野八海の水です。その澄み切った美しい水は、その昔、富士登山を目指す前の禊(みそぎ)に使われ、富士信仰の富士講(ふじこう)行者らによる信仰の場としても、巡拝されてきたと言います。今は富士山信仰は廃れてしまいましたが、富士山が世界遺産になった今、新たな注目を浴びています。
「湧池」の水質は、カルシウム等のミネラル成分が多く含まれており、美容と健康に良いと言われています。お水は池から直接飲むことができないので、売店や旅館で分けてもらいましょう。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見るこちらは忍野八海の中でも、一番賑やかな場所にある「湧池」。画像を見て貰えれば分かりますが、底から水がこんこんと湧き出ており、水面がよく動いています。その様子は、まるで池が生きているかのように見えます。
また、一日に湧く水の水量は23万トンと言われており、8つの池の中で一番の水量を誇っており、面積は152平方メートル、水深が4メートルと深く、水量と共に水底の美しさも一番と言われています。
「世界文化遺産構成資産」として位置づけられている忍野八海ですが、選ばれた理由は下記のポイントを満たしたからだそうです。
■富士山域を背景としてた風致の優れた水景
■富士山を水源とする地下・地上の豊かな水系
■富士講と元八湖の再興(忍草元八湖霊場)
この三つを頭に入れて忍野に来ると、なるほど……っと思わず納得しちゃいます。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る売店では、山梨県の特産物や、忍野村の名物などが売られており、買い物客で賑わっています。
揚げたてのさつま揚げを提供している「てん丸」では、揚げたて熱々のさつま揚げを購入することができます。
「海老ほうとう天」は、山梨の郷土料理である「ほうとう」をイメージした具(えび・キャベツ・かぼちゃ・人参・ねぎ・ワインなど)が入っています。具のシャキシャキした食感とさつま揚げのプリプリした食感が人気の逸品です。
その他には、車内などでも気軽に食べられる「彩りプチボール」や、海老ほうとう天の横にある「ほたてマヨ棒」もおススメ!!
ビールのおつまみにと、自宅用のお土産に購入して行く方が多いようです。
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る忍野八海のスイーツと言ったら、この「名水餅」と答える人も多いくらい、観光客に人気のスイーツです。特に外国人観光客からも評判が良く、お土産にたくさん購入して行く姿を見掛けます。
こちらの「名水餅」は、いろいろ種類があるのですが、この画像のよもぎ味が一番人気だそう。一口食べると、よもぎの清々しい香りが口から鼻に抜けていきます。
もちろん、お持ち帰りもできますが、焼き立て熱々のうちの方が、カリッとした歯ごたえが楽しめます☆
写真:牡丹餅 あんこ
地図を見る忍野村に行くと、いろんなお家の軒先にとうもろこしが干してあります。このとうもろこしは、「甲州とうもろこし」と呼ばれており、忍野村を始め、鳴沢村や河口湖の特産物です。
夏のうちに収穫したとうもろこしをこうやって軒先に干して乾燥させます。
この、ものすごい数のとうもろこしを一体何に使うのだろう??と疑問に思っている人が多いと聞きますが、意外とその使われ方は知られていません。
ポップコーン?それとも田舎っぽさを演出する飾り物?
いいえ違います。
実はこの「甲州とうもろこし」はスイートコーン(甘味種)と種違い、フリントコーン(硬粒種)という種類なので、収穫後は粉にしておやきなどの郷土料理に使われるそうです。
ちなみに金色に光って見えるのは、皮がパツンと張って光沢が出る硬粒種だからなんです。
主に家庭で消費されているという「甲州ろうもろこし」。地元の生活に密着した光景なんですね。
忍野八海から見た富士山は「忍野富士」と呼ばれています。特に冬場の霧が立ち込める季節が最も美しいとされていて、その美しさは新富岳百景選定地にもなっています。
夏場は富士山がぼやけて見えてしまうこともおおいですが、ひんやりと空気が冷えた冬は、富士山の輪郭がハッキリと見えるようになるので、写真などを撮るのにピッタリです。
その他の季節も、春は花、夏は冷涼、秋は紅葉など四季折々の美しい風景などが楽しめる忍野八海は、富士山の観光に欠かせないスポットですので、まだ行ったことのない方は是非訪れてみてくださいね☆
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(2024/3/29更新)
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