震災後も最強の金運のパワースポットは健在!宮城県金崋山

震災後も最強の金運のパワースポットは健在!宮城県金崋山

更新日:2014/08/26 13:57

金崋山は恐山、出羽三山と並び奥州三霊場のひとつ。
金崋山の黄金山神社には金の神様が祀られていて、昔から「3年続けてお参りすれば一生お金に困らない」と言われているほど。

東日本大震災で最も震源に近い場所にあったためその被害も大きく、島であり、神社であるがゆえになかなか復興されていない現実も…。
それでも、最強の金運のパワースポットは健在です!
震災から3年半経った金崋山をご紹介いたします。

金崋山は牡鹿半島の沖に浮かぶ霊島

金崋山は牡鹿半島の沖に浮かぶ霊島
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金崋山は「山」と付いていますが周囲26kmの島。昔は島全体が黄金で出来ていると信じられ、霊島として崇められていました。

金崋山に渡るには、女川もしくは牡鹿半島の鮎川港より船を利用します。この船ですが、2014年8月現在は、震災の影響で定期船は日曜日のみの運行。それも往復1便ずつしかありません。日曜日以外に行きたい場合や定期船と時間が合わない場合は、海上タクシーをチャーターするようになります。※乗船には事前に電話予約が必要。

牡鹿半島の鮎川港は震災で被害を受け、店舗・桟橋とも仮設での営業。周囲には更地が広がり、復興がまだまだ先に感じられる状況…。それでも現地の人は温かく出迎えてくれます。

鮎川港を10:30に出港して金崋山へは約20分の船旅。うみねこが船の周りを飛んでいて、餌をあげることもできます。

鮎川港アクセス
電車:JR石巻駅〜宮交バス、終点鮎川港下車
 車:三陸自動車道 石巻河南IC〜県道16号〜R398号〜県道2号経由、約37km

震災の被害が甚だしい表参道

震災の被害が甚だしい表参道
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金崋山は高さが445mもあり、黄金山神社へ向かうにもかなりの急勾配。そのため神社から送迎の車が乗船場まで来てくれます。

もちろん歩いて神社まで行ってもOK。
まず乗船場からすぐ近くにある鳥居をくぐると、震災で倒壊したままの灯篭が目に飛び込んできます。土砂崩れの後も見られ、雨の日は泥で滑らないように足元に注意が必要。
車道の1本道を登って行きますが、そのまま車道を境内まで行くとそれは裏参道。途中、この金崋山で神様の使いとされる鹿が参拝客をお出迎えしてくれます。鹿の糞があちこちに転がっているので、踏まないように気を付けましょう。
歩いても乗船場から15分ほどで神社に着きます。

表参道へは急な勾配を一端登り切ったところで、右側の赤い橋を渡ります。ところがこの表参道は震災の被害が甚だしく、通行止めにこそなっていませんが、赤い橋の根元は崩れていて危険です。また道も一見足場の悪い土の道に見えますが、よく見るとあちこちにズタズタになったアスファルトの残骸が…。地震の凄まじさが垣間見えます。
※上の写真は表参道の様子。

お金の神様が祀られている黄金山神社

お金の神様が祀られている黄金山神社
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天平21年(749年)日本で初めて、金が陸奥より産出・朝廷に献上されました。ちょうど聖武天皇が奈良に大仏を建立していて、金を大量に必要としていた時です。天皇はとても喜び、年号を「天平勝宝」と改めたほど。
そしてこの事を由来として翌年に牡鹿連宮麿(おじかのむらじみやまろ)等が、金を司る金山毘古神(かなやまびこのかみ)・金山毘売神(かなやまひめのかみ)を金崋山にお祀りしました。それがこの黄金山神社。
金運にご利益があると言われているのも、この縁起や御祭神で頷くことができます。

境内に入って立派な随神門をくぐり、急な階段を登ると拝殿があり、その奥に隠れるようにして本殿があります。木々の中で静寂に包まれ、まさに神聖な雰囲気に満ちた場所。
拝殿の鈴の緒にはお金との御縁を願ってでしょうか、五円玉がたくさん結んでありました。

天柱岩に降臨した辯財天

天柱岩に降臨した辯財天
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金崋山の登山道を登った山頂の先に、天柱岩という高さ20mと言われる巨大な岩があります。その昔この岩に辯財天が降臨した、という言い伝えがあり、古代より辯財天は金崋山の守護神として崇められていました。
そして金崋山は厳島、竹生島、江の島、天河と並び五大辯財天に数えられています。今では黄金山神社の傍らに目立つことなく辨天堂が佇んでいますが、かつては修験者が多く訪れ篤く信仰されていました。

辯財天堂の側には銭洗い場があって、ここで洗った銭を「お種銭」として持っていると金運向上にご利益があります。せっかく洗ったお種銭を使ってしまいそうな方は、御守授与所の「巳成金」というお種銭がお勧め。

金山毘古神・金山毘売神に辯財天、まさしく金崋山は金運の最強パワースポットといえるでしょう。

※天柱岩までは黄金山神社から1時間近くかかる場所にあります。定期船の利用だと滞在時間は1時間半ほど。時間の関係でそこまで足を延ばすことは難しいでしょう。

金崋山の後は「おしかのれん街」で鮮度抜群の刺身に舌鼓

金崋山の後は「おしかのれん街」で鮮度抜群の刺身に舌鼓
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定期船を利用すると13時頃鮎川港に戻って来ます。
ちょうどお腹も空いた頃…お昼を食べる場所として「おしかのれん街」をお勧めします。
鮎川港から車で2〜3分ほどのところにある、仮設店舗の商店街。

海鮮丼やお刺身を食べられるお店が数店舗あり、筆者が立ち寄ったのはその中の「海船」と言うお店。
海鮮丼にはなんと10種類もの魚介が乗っています。
そしてこの日の刺身定食は6種類のネタ。中でもカワハギはキモ付き!一緒に食べるとこりこりとした身とキモの旨みが絶妙な味わいです。そしてイクラは噛もうとすると口の中で逃げるくらいぷりっぷり。
まさに漁港だから堪能できる味です!

また鮎川港はかつて捕鯨がさかんな地でもありました。おしかのれん街でも鯨料理を味わうことができます。

おしかのれん街:鮎川港より約800m

おわりに

金崋山は鮎川を含め、震災の爪痕がまだはっきりと残っていました。
定期船も日曜日に1便のみ運行のため、行くのはかなり不自由かも知れません。

「3年続けてお参りすれば、一生お金に困らない」

そんな中3年も続けてお参りするのはとても大変ですが、頑張って3年お参りすれば生涯お金に困ることなく、また震災復興にもつながり一石二鳥ではないでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/17 訪問

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