まずは、日の出山で御来光を見るための2つのルートをご紹介します。
日の出山の立地として、西には御岳山や大岳山を望み、東には日の出山ハイキングコースがあり、そのまま向かうとJR武蔵五日市駅や「生涯青春の湯つるつる温泉」に向かうことができます。
そして頂上で御来光を見るためには、東ルートか西ルートを選択しなければなりません。
東コース(日の出ハイキングコース)は、JR武蔵五日市駅からバスを経由して登山道に入る関係で、公共機関では御来光に間に合いません。
そのためマイカー必須になります。
この場合、麓にある「生涯青春の湯つるつる温泉」を利用する目的でここの駐車場を利用し出発地点としましょう。
ここから南に少し下り「三ツ沢分岐」と呼ばれる辺りから、西に向かって頂上に行きます。
夜間はもちろん街灯はありませんので、ライト持参でお願いします。
殆ど一直線で迷うことはありませんが、途中「クロモ岩」と呼ばれる大きな岩石がある場所があり、この辺りは南からの登山道が多数合流していますので注意が必要です。
西コースはいったん御岳山に登り、この近辺に集合する宿坊に宿泊。
早朝に出発して日の出山を目指すコースです。
宿泊場所は沢山あり迷うかもしれませんが、日の出山方面に一番近い「山楽荘」か、宿泊自体を楽しむなら江戸時代から続いている格式高い御岳山荘が良いかと思います。
いずれにせよ、この近辺は少しだけ道が判然としませんので、暗くなる前に日の出山に向かう道を確かめておくのが吉です。
因みに日の出山頂上までは1時間程度です。
東、西ともに自分のライフスタイルにあった方法を選択しましょう。
さてここで一つ。
朝の日の出山はとにかく人の気配がありません。
御来光を見る際も、日常の人々が周りに溢れている状況と違って、自分だけ、二人だけ、そんな別次元と間違うような非日常の雰囲気が、適度の不安と相まってリラックス効果を生み出します。
だが、案外日本は狭いもの、探してみると人はいないが、気配はするものです。
それが、頂上から東方向に位置する「顎掛岩」と呼ばれる場所。
ここは過去にヤマトタケルの尊こと日本武尊(日本書紀)が蝦夷征伐の帰りの際、休憩のために腰を下ろした場所とされています。
信憑性の是非はわかりませんが、なんだか人の気配がしてきませんか?
またさらに東に向かうと「不動尊」があるのですが、ここは朝の連続テレビ小説「おしん」で焚き木を拾うシーンが撮影された場所とのこと。
この道を女優さん、監督や照明屋、音声屋などの数多くのスタッフ陣が大名行列をしたのだなと想像すると、何だか、無人の場所が華やかに感じで面白いかと思います。
この日常性と非日常性を感じることができれば、今回の朝からハイキングは大成功。
そして、帰り際、近所にお住まいのおじいちゃん、おばあちゃんが犬を連れて散歩にいらっしゃることがあるので、挨拶を交わして、そそくさと別次元から現実にある温泉に浸かりにいきましょう!
日の出山の散策はゆっくりしましょう!
というのもこの後、「生涯青春の湯つるつる温泉」で朝風呂に向かうのであれば、少し汗をかいた方が気持ちいいですし、何よりも営業時間が10時からといった事情があります。
頂上からはこれでもかというくらい、ゆっくり歩を進めましょう
「生涯青春の湯つるつる温泉」は、日の出山の東麓にあります。
湯は若干アルカリ成分が強い関係で、つるつるした感触の湯です。そして不要な角質を根こそぎ取っ払ってくれるともっぱら評判です。
浴室は、洋風大浴場・生涯青春の湯と和風大浴場・生涯美人の湯が、週によって男女交代で楽しむことができます。
さらに施設は広く、パノラマ食堂や畳の大広間、のんびりできるラウンジなどがあり、リラックスしたひと時を味わうことが可能です。
御来光の後ということで、ほぼ一番風呂、もしかしたら湯船も貸し切り状態で楽しめるかもしれませんよ。
ハイキングの後に是非オススメしたいスポットです。
営業時間
10:00〜20:00(最終受付19:00)
休館
火曜日(祝日の場合翌日)不定期に設備点検あり
住所
西多摩郡日の出町大久野4781
電話
042-597-1126
日の出山の御来光、太陽がゆっくり東京全域を照らす姿は、なんとも形容しがたい趣があります。
そして東の地平線から太陽が出るまでの、空のコントラストといった移り変わりも見所の一つです。
その変化を眺めつつ、時間の流れを感じ、夢心地を楽しみましょう。
そして、朝から熱い温泉に入ってピシッと気合をいれましょう。
そんな別次元ハイキングはいかがでしょうか?
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(2024/4/23更新)
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