写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見るJR天満駅から徒歩2～3分の場所にある天神橋筋商店街は、南北約2.6kmもある日本一長い商店街で、大阪屈指の安くてうまいお店が並ぶグルメ天国。そこに今年1月突如としてオープンしたのが天ぷら定食「まきの」です。
外観はチェーン店のようなつくりで特に目立ったうたい文句もない割に、お店の前は地元の人から観光客まで連日大行列。
その理由とは？
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る中に入るとオープンキッチンの前には20席ほどのカウンターがずらり。テーブル席は奥に4席あるだけです。
テーブルにはすでにお盆と銀のトレーがセット済み。目の前のメニュー表を見ると、ナスやオクラなどの野菜にエビ天や穴子天など、いろいろ組み合わせた天ぷら定食690円からが6品、裏面には天ぷらをおつまみに飲んで帰るサラリーマン用に天ぷら3品とビールがついたチョイ飲みセット590円というメニューもあり、天ぷらを楽しめるラインナップ。
注文をすると食べ放題のごはんと味噌汁がトレーに乗せられ、メインの天ぷらを待ちます。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見るカウンターキッチンの中では、天ぷらが丁寧に一つずつ挙げられていきます。
揚げ終わるとすぐにお客さんの目の前にある銀のトレーに天ぷらを置いていきます。
「はい、エビ天です。次は舞茸ですよ」
お客さんの注文の品を覚え、揚げながらお客さんの食べ進め方をみて、頃合いを見計らいながら、次の天ぷらを揚げ、常に揚げたてを提供する。
まるで、高級料亭で食べているかのようなサービスなんです。
天ぷら職人と呼んでも過言ではない天ぷらを揚げている人たちは、大体６～８人くらいのお客さんを常に見ながら天ぷらを揚げています。すべての天ぷらを揚げたてて食べられるようになっています。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見るお盆には塩と天つゆ、大根おろしとおろし生姜がセットされています。
天ぷらのおいしい食べ方はまずは塩から。揚げたての天ぷらに塩をさらっとふりかけて食べてみてください。サックサックの食感が味わえるはず。すべての定食についてくる野菜天はボリューム満点で口を大きく開きながらホフホフして食べている人が大半。ナスもオクラもキスもエビもとにかく一つずつがでかい！レンコンにいたってはこんなに大きいのは見たことがないくらい！どれもほどよい揚げ加減が最高です。
サクサク感を楽しんだ後は、大根おろしとおろし生姜をいれた天つゆで食べてみてください。天つゆで味がついた天ぷらは今度はしっとりとしてご飯によくあいます。もう少し、味を濃くして天丼のようにして食べたい方は卓上のだし醤油をお好みでどうぞ。
写真：浮き草 ゆきんこ
地図を見る揚げたて天ぷら定食「まきの」の母体は全国に約700店舗を展開するセルフサービスの讃岐うどん店「丸亀製麺」。「丸亀製麺」の天ぷら食材と一緒に発注し原価をおさえる工夫や、すべてのメニューについている野菜天を一度に上げる機械も同じものを使っています。
揚げたてを一つずつお客様と言葉を交わしながら提供したり、野菜をきれいにディスプレイして見せたりと一人でも家族連れ、カップルでも気軽に入れるお店になっています。見ていても食べても楽しい新しい天ぷら定食屋さんです。
先ほども少し紹介しましたが、定食のほか、天ぷらと一杯飲みたいサラリーマン向けのメニューも豊富。5品盛りや10品盛り、そのほか、1品ずつの注文も可能。定食を食べてもうちょっと食べたいなと思ったら1品頼んでもOK！
大阪・天満はおいしくて安いお店がたくさんあります！食べ歩きをしたいならば、チョイ飲みセット（エビ天、とり天、野菜天とビール）590円で次のお店に行くのもありですよ！
現在、大阪1店舗、兵庫3店舗と関西にしか店舗がないため、まだまだレアなお店。高級料亭のような天ぷらサービス、一度体験してみてはいかが？
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(2024/4/24更新)
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