写真:木内 つばめ
地図を見る「オリエンタル タイ クッキング スクール」はまず座学から始まります。エプロン、レシピ、メモと筆記用具が用意された準備万端な席に座り、目の前の調理台でシェフのデモンストレーションを見せていただきます。天井にはシェフの手元が見えるように鏡までついており、英語を全て聞き取れなくても、目で見て大部分を理解することができます。タイ料理には欠かせないハーブやスパイスは実際に香りを確認させてくれながら説明してくれたり、ある程度出来上がったものを味見をさせてくれたり、お目にかかる機会がないようなタイの伝統的な調理器具を使ってみせてくれたりと、実にディープなタイ料理の世界を魅力たっぷりに教えてくれるので、ひとときも飽きることがありません。
写真:木内 つばめ
地図を見るさあ、いよいよ実践です!横にある調理台に移り、野菜を切ったり、スパイスをすり鉢で潰したり、炒めたり・・・と、下準備からどんどん作っていきます。シェフとアシスタントの方が切り方から火加減まで一人一人をしっかりサポートしてくれるので、わからなくてぼーっと立ってるというようなことはありません。しかもとっても優しく教えてくれるから緊張もなく、シェフと一緒に写真を撮ったりしながら和やかに調理タイムは進んでいきます。
タイ料理の決め手となるスパイスというものは、日本人にとっては組み合わせの感覚がわかりにくく、かなり未知のモノです。ここではしっかり座学で説明を受けた上で、実際にスパイスをすり潰すところからスタートするので、日本で売っているタイ料理のキットで作るものとは全く違う、超本格的な、そして一流ホテル仕込みのタイ料理ができあがるのです!
写真:木内 つばめ
地図を見るちょうどランチタイムの頃に4品が出来上がり、レストランのようにきちんと整えられたテーブルで、参加したいろんな国の方と一緒に実食します。丁寧なステップを踏んで自分で作った立派なタイ料理は格別に美味しいです!ホテル主催ということもあり、素材や作るメニューの質が高く、その辺の大衆的なお店で食べるタイ料理よりずっと繊細な料理であることが素人でもわかるくらい。また自分が作ったデザートには、プロがカービングしてくれたフルーツが添えられていたりとミニサプライズに参加者の目が輝くシーンもあります。
それほど広くはない教室なので少人数でのんびり進められていくクッキングスクール。実食タイムではお互い「どこから来たの?」なんて会話を弾ませながらゆっくり食事を楽しむ事ができます。
スクールは月曜から土曜まで開催されており、曜日ごとにメニューが違うので、HP(下記MEMOにリンクがあります)から作りたいメニューをチェックして予約してください。基本的にメールで希望日、参加人数等を伝えてやりとりすることになります。長期滞在する方のなかには6日連続、全てのスクールに参加する方もいます!
写真:木内 つばめ
地図を見る終了時にはお土産までいただけます。マンダリン・オリエンタル・ホテルのロゴが入ったレアなトートバック、そしてスパイスセット。レシピももらえるので、このスパイスを使って家で復習することもできますね。
実は教室が開かれたお部屋、ロビーや宿泊部屋があるところから船でチャオプラヤ川を渡った対岸にある「離れ」なのです。1つのホテル内に居ながら、このバンコクのシンボルでもある大きなチャオプラヤ川を行き来するという行為はすごく風情があり、船に乗っている間は悠久の面影を辿るような一瞬になります。この一瞬の遊覧も料理教室に参加したからこそ、得られる特典のようなもの。
手入れの行き届いたレトロな別館で、たくさんの人の手に握られたであろう年季の入った調理器具を使い、伝統的なタイ料理を習うこの数時間は、他の料理教室では再現できないであろう特別な学びの時間。風土や人々の知恵から生まれたタイ料理を大切にする心のこもったオリエンタル タイ クッキング スクールは、マンダリン・オリエンタル・バンコクの長い歴史にたいへん相応しい料理教室です。
写真:木内 つばめ
地図を見る料理教室も無事終了し、ほっとひと安心したら、せっかく来たこのマンダリン・オリエンタル・バンコクをぐるっと回ってみてみましょう!
明るいロビーに溢れる生花はとにかく見応えあり!惜しむことなくたっぷり飾られた花々から、このホテルの格式の高さが一目でわかります。決してけばけばしいものではなく、ロビーの上品なインテリアに絶妙に合っているところが、このホテルの凄み!「ここまで花ってアレンジできるんだ!」と感動するくらい見事に生けてます。花が変わる度に訪れたいくらい圧巻です。
このホテルを去る前にぜひトイレを済ませておきましょう。バンコク(特に観光地)のトイレはまだまだ水桶式だったりします。清潔感のあるこのホテルのトイレのお手拭きは、紙やドライヤーではなく、布が置いてあり、1枚使ったら使用済みの籠へ入れるようになっております。大勢のゲストがいるにも関わらず、この細かいサービスにびっくりします。
寺院観光、象乗り体験、マッサージ・・・どれもタイ旅行ならではの思い出に残る体験なのですが、楽しさを実感できるのはその時がピーク。その点、オリエンタル タイ クッキング スクールはタイ料理を学んだことを皮切りに「タイのスーパーで食材を買って帰ろう!」、「おみやげとして、タイ料理を作ってごちそうしよう!」など、その後の旅程や帰国後の生活に広がりを見せてくれるところに、より価値を見出だせます。
食文化を「食べる」ことだけで学ぶのではなく、「作る」方向からも見てみてください。気づかなかった分野に興味が広がるきっかけになるかもしれません。
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(2024/4/24更新)
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