伊豆半島の付け根に位置する伊豆の国市は、鎌倉時代から温泉地として栄えてきました。武者小路実篤・川端康成など、昔から文豪達をもてなしてきた温泉は今も健在。
そんな町の名物は、温泉まんじゅう。温泉土産の定番とも言える温泉まんじゅうの店が数件あって、温泉まんじゅう祭では、日々味を競い合っている温泉まんじゅう店が一つになって、祭が開催されます。
祭のイベントの目玉とも言えるのは、こちらの温泉まんじゅう作り体験。自分で生地から「ぺたぺた」「コネコネ」。餡を丸めて生地に包んで、自分だけの温泉まんじゅうが作れるのは、祭ならでは。本場の温泉地で作れ、現役のまんじゅう店の人が、直接教えてくれるので安心して体験できます。子供の参加が可能なので、粘土遊び感覚で気軽に楽しく作れますよ。
【温泉まんじゅう祭】
開催日:平成27年10月25日 日曜日
開催時間:10時から16時
入場料:無料
温泉まんじゅう作り体験:有料
丸めた温泉まんじゅうは、鉄板に並べられ蒸し器の中へ。
10分〜15分程で蒸しあがります。待っている間、会場の「アクシスかつらぎ」前に併設された足湯に浸かったり、まんじゅう店店主の特製おしるこに舌鼓を打ったり、そうこうしている間に「あっ」と言う間に蒸しあがってしまいます。
蒸し器を開けると、蒸気と共に蒸し上がった温泉まんじゅうの良い香りが辺り一面に立ちこめます。目の前で蒸される温泉まんじゅうを目にすることは滅多にないことでしょう。
温泉まんじゅうのトレードマークと言えば、焼き印!
ここでは、目の前で焼き印を押してくれます。火であぶられ赤く熱せられた焼き印を、蒸し上がったばかりの温泉まんじゅうに当てると、見事な印が。温泉マークが何とも、温泉まんじゅうらしく、次々に焼き印を押す光景は、いつまで見ていても飽きません。
子供は、まんじゅう店の人と一緒に焼き印を押すことができますよ。
さあ、印を押したら温泉まんじゅうの完成。出来たてアツアツの温泉まんじゅうをその場で頬張るのが、やっぱり醍醐味! 自分で作った温泉まんじゅうは格別です。
こちらは、イベントの時だけに売られている、幻とも言える温泉まんじゅうの詰合せ。
伊豆の国市のまんじゅう屋のまんじゅうが、それぞれ1つずつ入った珍しい詰合せが祭で販売されます。
1軒1軒の違った味を食べ比べることができ、お好きな温泉まんじゅう屋さんを見つけることも可能。同じように見えるまんじゅうですが、お店によって餡の甘さが微妙に違ったり、生地の「しっとり感」が違ったりして、食べ応えがあって面白いですよ。
ちなみに左上から時計回りに、餡がぎっしり入った「あさ香」・温泉まんじゅうの元祖とも言える老舗の「黒柳」・昔ながらの懐かしい味わいの「つず美」・内閣総理大臣賞を受賞した「柳月(りゅうげつ)」・上質の素材を使用した「佳月園」・餡と皮のバランスが良い「あやめ園」。人気があって、すぐに売り切れてしまうので、訪れた際は早めに買うのをお勧めします!
温泉まんじゅう祭が開催される、伊豆の国市長岡総合会館アクシスかつらぎ多目的ホールでは、芸妓まつりも同時開催されます。
舞台で踊る芸妓さんの細やかな踊りや三味線の音色など、古き良き温泉街の姿を感じることができますよ。入場料は有料ですが、手頃な値段で見ることができます。
芸妓さんと言えば、敷居が高く感じますが、伊豆長岡の芸妓さんは旅館イベントを行っていて、気軽に芸者文化を感じることもできます。開催日ごとに内容が違いますが、お座敷遊び・踊りなどが体験でき、記念撮影したりすることもできますよ。こちらの写真は、そんな旅館イベントで撮影。日程などの詳しい内容は、下記の【伊豆の国市観光協会】よりご覧下さい。
【芸妓まつり】
開催日:平成27年10月25日 日曜日
開場:13時
公演:13時30分から14時30分
入場料:有料
祭では、餅つきやトロフィッシュバーガーなど、近隣のご当地グルメが味わえるブースも出店します。また、焼津みそまん学会・奥浜名湖観光協会による、それぞれの「みそまんじゅう詰め合わせ」販売も開催予定で、温泉まんじゅうとの食べ比べも楽しめます。
祭の開催時間は16時までですが、売り切れてしまう場合があるので、早めにお出かけするのをお勧めします。
温泉地だからこそ体験ができる、温泉まんじゅう祭。温泉まんじゅう作りを体験して味わって、会場の近くに伊豆長岡温泉街があるので温泉に浸かって、思う存分楽しんでみても良いかもしれませんね。
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(2024/4/25更新)
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