写真:まつり はるこ
地図を見る発祥の店として絶大な人気を誇るのが「栄屋本店」。創業から20年後の、昭和27年に「冷しらーめん」を提供し始めたという老舗です。ラーメンに欠かせない油が、冷しても固まらないように改良に改良を重ね、現在の「冷たいラーメン」の礎を築いたのがこちらの初代ご主人。
ちなみに栄屋本店では、他店のように「冷たいラーメン」や「冷やしラーメン」とはいわずに、「冷しらーめん」と表記します。「らーめん」を平仮名にする辺り、元祖のこだわりを感じますね。
元祖の味を求めて、観光客やら近所のサラリーマンやらが行列をなす様子は、もはや山形の夏の風物詩といっても過言ではありません。
メニューも、シンプルな「冷しらーめん」(写真)から、具だくさんの「冷し栄らーめん」、クコの実が散りばめられた「冷し薬膳らーめん」まで各種あります。
写真:まつり はるこ
地図を見るさすが元祖の店らしく、栄屋本店にはしっかりお土産用の「冷しらーめん」も用意されています。お手頃価格なのでお土産にぜひどうぞ!
また、栄屋本店は山形市内のメインストリートからすぐのところにあり、旧山形県庁「文翔館」や、蔵造りの建物が軒を連ねる「御殿堰」などの観光スポットも徒歩圏内。
市内の観光ルートに組み込みやすいのでオススメです。
夏場は込み合いますので、オープン直後を狙うが吉!
【栄屋本店】
山形県山形市本町2丁目3−21
023-623-0766
11:30〜20:00(冬季は19:30閉店)
水曜定休(1、8月は不定休)
写真:まつり はるこ
地図を見る山形駅から徒歩2分ほどのところにある「麺屋ぐらんふぁ」。2010年オープンのニューカマーですが、深夜まで営業しているとあって、地元の若者や出張中のサラリーマンなどに人気を博しています。
こちらの看板メニューは「塩とんこつ」ですが、夏の一番人気はやはり「冷やしラーメン」。スープによくなじむ細めの中華麺で喉越しもよく、サッパリとしたスープはキリリと冷えた醤油味です。
山形駅やバスターミナルからすぐなので、ぜひ立ち寄ってみてください。
【麺屋ぐらんふぁ】
山形県山形市香澄町2丁目2−40
023-625-7135
11:30〜24:00(金・土は25:00まで)
不定休
写真:まつり はるこ
地図を見る山形県下やお隣・宮城県にも店舗を展開している「鬼がらし」。地元の人々に愛される味噌ラーメンの名店です。ノン辛〜超辛まで、辛さを5段階で選んで注文。鬼がらしビギナーの方は、2番目の小辛あたりからスタートするのをオススメします。
山形の冷たいラーメンはほとんどがしょうゆベースのスープですが、鬼がらしの冷やしラーメンはもちろん味噌味。魚介の出汁がギュッと詰まった、コクのあるスープはクセになると評判です。中央にちょこんとのった肉みそを、スープに溶きながら召し上がれ!
【鬼がらし本店】
山形県山形市南原町3丁目9−38
023-631-0202
11:00〜21:00
水曜定休
※ご紹介したのは本店ですが、観光ルートに組み合わせるなら、市内中心部にある七日町店が便利です。
残念ながらあまり知られていませんが、山形県は人口10万人当たりの「ラーメン店数日本一」に輝く密かな麺処。そんな山形の人々の「冷たいラーメン」を愛する心は、スープの冷たさに反比例してかなり熱いのです。
ぜひ本場・山形で「冷たいラーメン」を味わってみてけろ♪
※冷たいラーメンの提供期間は7〜9月ですが、店舗によって異なります。事前のご確認をオススメします。
※山形県北部の新庄市名物「とりもつラーメン」について、別の記事に詳しくまとめています。記事下の関連MEMOよりご覧ください。
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(2024/4/20更新)
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