写真:鮎川 キオラ
地図を見る大きな木を囲むように配置されたアメジストセージの花園は、紫と白い花をつける2種類のアメジストセージが曲線を描きながら配置された美しいガーデンです。この季節の一番の見どころですが、園内のメインの場所から少しはずれた場所にあります。妖精が住む庭に迷い込んだような気分を味わえる演出でしょうか。見逃さないようにご注意ください。
この季節の「あしかがフラワーパーク」は、約30万本のアメジストセージで園内は紫色に染められます。アメジストセージは、多年草の植物で毎年秋に花を咲かせます。育てやすい品種なので、ご家庭のお庭でもよく目にしますが、一面この花が敷き詰められたガーデンはお見事の一言です。
【アメジストセージの開花時期】
例年10月上旬から11月下旬
写真:鮎川 キオラ
地図を見る園内のモネの「睡蓮」をイメージした水辺には、色鮮やかな睡蓮を見ることができます。日本でよく見かける淡い色の睡蓮とは異なり、ハッとするほどの黄、赤、紫、ピンク色の熱帯性スイレンと呼ばれる品種です。空の青さを映す水辺に咲くその姿は幻想的な美しさです。
そういえば、アジアを旅すると寺院などには、色鮮やかな睡蓮の造花がお供えされています。空想の造花だと思っていましたが、こんなに色鮮やかな睡蓮が存在したのですね。四季のある日本ではこのように野外で鑑賞できるのは大変珍しいそうです。
【熱帯性スイレンの開花時期】
7月上旬から11月上旬
写真:鮎川 キオラ
地図を見る園内には四季咲きのバラが多く、色鮮やかな秋バラを楽しむ事ができます。秋バラは、春に咲くバラと比べて同じ品種でもより色が鮮やかで香り高いそうです。春に比べて湿気が少ないので、下草や土の香りなどに邪魔されないからだそうです。
色鮮やかなバラと芳醇な香りに包まれて幸せな気分になります。バラの香りも品種によって多種多様です。レモンのような爽やかな香りや甘い香りなど、ひとつひとつバラに鼻を近づけて香りの違いを楽しんでみてください。
【秋バラの開花時期】
10月上旬から11月上旬
写真:鮎川 キオラ
地図を見る秋風に揺れるアメジストセージをはじめ、春に負けない秋の花が咲き誇る園内には、ベンチや椅子があちこちに配置されています。写真の奥に椅子が一列に並んでいます。どの椅子もお花の方向に向けられているので、お気に入りの場所にゆっくり腰をおろして鑑賞できることがうれしい。
園内には、優雅な気分をさらに盛り上げてくれるクラシックが流れているので、お気に入りのベンチでのんびり過してみてはいかがですか。
写真:鮎川 キオラ
地図を見る施設を代表する花といえば600畳ほども枝を伸ばす大藤です。ゴールデンウィーク中に開花の最盛期を迎え、多くの来場者で賑わいます。あしかがフラワーパークは、年間入場者数「植物園の部」第1位の年間約100万人が訪れます。藤の花の時期にはその約6割が訪れるそうです。万葉集にも多く歌われる「藤の花」は、いにしえより「桜」と並ぶ日本人の大好きな花のひとつです。
今の季節は、藤の花を楽しむことができませんが、生命力あふれる樹齢140年の大藤の姿をぜひご覧ください。花が咲いている時期には葉や花でよく見えない幹や枝ぶりの力強さを鑑賞することができます。放射線状に伸びる枝ぶりの中に身をおくと、優しく包まれているような独特の感覚を味わえます。枝ぶりをたどっていくと、先端の部分はまだまだ伸びそうな芽を持っています。
「あしかがフラワーパーク」では、1年を8つのテーマに分けて、四季折々いつ来ても感動を与える庭作りに取り組んでいます。春に負けないほどの色鮮やかな花を求めて、ぜひ足を運んでみてください。花の少なくなる冬には、「光の花の庭」と呼ばれるイルミネーションを開催しています。その内容は、別の記事でご紹介します。
【あしかがフラワーパーク】
栃木県足利市迫間町607
TEL:0284-91-4939
入場料:大人200円〜1,700円 小人200円〜800円
※入場料は時価。花の開花に合わせて変動します。GW中が最高値となり、10月から2月は200円〜700円ほど。
営業時間:9:00〜18:00(イベントや季節によって変動します)
定休日:無(大晦日と2月第1水・木のみ休園)
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(2024/3/29更新)
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