小松空港から徒歩数分の距離に2階建の航空プラザがあります。
1995年に設立、敷地面積16,289平方メートルです。
屋外や1階には、ヘリコプターや航空自衛隊の戦闘機などの実機が常設。
2階には、航空機の歴史を説明したパネルや当時の飛行機の模型やシュミレータを展示。
すでにご存知の方も多く、説明するまでもありませんが最初に飛行機を考案したのはライト兄弟です。1903年12月17日に飛行機の前進、ライトフライヤー号によって有人飛行を成功させました。この成功には、1.左右の主翼のねじり、2.馬力、重量比率の高いガソリンエンジン、3.減速機構と3つの機能が重要とされています。
ところ変わって日本でも飛行機に魅せられた重要な人物がいます。二宮忠八は航空機の研究を行っていました。二宮は、ゴム動力を使い飛行機の模型を作成。ライト兄弟よりも先に発明しているともされています。
この展示室には、多くの実験装置が備えられています。
これは、固定脚と引き込み脚、普通翼と後退翼の風による抵抗の違いを実験している装置です。筒状の左から風が送られるようになっています。
固定脚と引き込み脚はどちらが離着陸時の安定した走行ができるのでしょう。
また、普通翼と後退翼では、どちらが機体の直進安定が保たれるのでしょう。
などこの模型を用いて解説。また、このような技術がいたるところで使われて何百トンもする鉄の塊が空に浮いているわけですね。
入ってすぐ、ひときわ目につく大きな箱がフライトシミュレータ―です。
幅約3.5m、奥行き約4m、高さ約4.5mと存在感抜群。
この装置は、日本航空製造株式会社製。戦後初めて国産したプロペラ型旅客輸送機YS-11A型機の模擬飛行装置です。日本無線株式会社が昭和45年に製造し、全日本空輸株式会社に納入しました。平成12年までの約30年間パイロットや整備士たちの訓練に使用された実績のある操縦装置。その後全日本空輸が航空プラザに寄贈し、今は広く一般に公開しています。
フライトシミュレータ―には、3軸サポート方式を搭載。これは、日本電気株式会社製のNEAC3200型コンピュータで、YS-11型機の地上や空中における各種の機動状態が再現できる構造になっています。前面のスクリーンに映し出される空中の風景を操縦席内から操作する仕様です。
ここ航空プラザは、空港に近いため、早く空港について時間ができても、待ち時間の合間にふらっと立ち寄ることができます。
飛行機の実機や模型だけでなく、飛行機の歴史について詳しく説明があり、また実験装置は技術的な要素もたくさん。飛行機に興味のない方も、飛行機好きな方も幅広く楽しむことができます。
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