空中散歩を楽しみながら絶景を堪能!奈良「生駒山上遊園地」

空中散歩を楽しみながら絶景を堪能!奈良「生駒山上遊園地」

更新日:2024/04/08 12:31

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
空中散歩を楽しめる天空の遊園地。そんなイメージにぴったりのアミューズメントパークが、奈良県にはあります。「生駒山上遊園地(いこまさんじょうゆうえんち)」です。その名のとおり、奈良県と大阪府とのあいだにまたがる生駒山、その山頂付近に展開する生駒山上遊園地には、空中散歩を楽しめるアミューズメントマシーンが目白押し!もちろん、そこからの眺めは最高です!眺望抜群の生駒山上遊園地で童心に帰ってみませんか?

生駒山の山頂付近に広がる「生駒山上遊園地」

生駒山の山頂付近に広がる「生駒山上遊園地」

写真:乾口 達司

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「生駒山上遊園地」は、近畿日本鉄道が所有する大型のアミューズメントパーク。奈良県と大阪府とのあいだにまたがる生駒山(標高642メートル)の山頂付近に多くの遊戯施設が点在しています。

その玄関口である生駒山上駅でケーブルを下車すると、ご覧のように、すぐ目の前に遊園地が広がっています。入場料は無料。遊具を利用する際に有料となるシステムで運営されています。

生駒山の山頂付近に広がる「生駒山上遊園地」

写真:乾口 達司

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生駒山上遊園地の開業は、1929年(昭和4)。その100年近い歴史を象徴するマシーンこそ、写真の「飛行塔」です。飛行塔の高さは約40メートル。その仕組みは四方に吊り下げられた4機の飛行機に乗客が乗り込むと、飛行機が上昇し、飛行塔の周囲をゆっくり旋回するというもの。

飛行塔は開園当初に建造されたもので、制作者は「わが国の大型遊戯機器の父」と呼ばれた土井文化運動機製作所の創業者・土井万蔵。

現在もなお現役で活躍している点からもまさしく生駒山上遊園地のシンボルであるといえるでしょう。

下界を一望!「サイクルモノレール」からの眺め

下界を一望!「サイクルモノレール」からの眺め

写真:乾口 達司

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生駒山山頂付近に広がる生駒山上遊園地には、さまざまな乗り物が設置されています。しかし、眼下に広がる絶景を楽しむのであれば、お化け屋敷やマジックハウスなどの室内型ではなく、野外設置の乗り物に乗り込みましょう。

まずお勧めしたいのが、こちらの「サイクルモノレール」。その名のとおり、モノレールの上にとりつけられたシートを自分の足でこいで進むという乗り物です。

下界を一望!「サイクルモノレール」からの眺め

写真:乾口 達司

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足元には下界が広がっているため、空中散歩をしているような気分を楽しめますよ。

絶景を楽しむためにも、生駒山上遊園地にはお天気の良い日に訪れましょう。

下界を一望!「サイクルモノレール」からの眺め

写真:乾口 達司

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こちらは「ぷかぷかパンダ」。「ぷかぷかパンダ」は園内を回遊するように設置された移動式の乗り物で、入園者の頭上を移動していくため、遊園地そのものも俯瞰的に眺めことができます。

奈良・京都・大阪・兵庫も!下界の眺め

奈良・京都・大阪・兵庫も!下界の眺め

写真:乾口 達司

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写真は「ぷかぷかパンダ」からの眺め。画面の手前、中央に写っているのは、下界の近鉄生駒駅とのあいだをケーブルで結ぶ生駒山上駅です。

その向こう、はるか遠くに見えるのは、奈良県北西部から京都府南部にかけて広がる一大ベットタウン。そうなんです、生駒山上遊園地からは奈良県・京都府・大阪府、さらに、大阪府の西に位置する兵庫県まで、2府2県をはるかに見渡すことができるのです。

奈良・京都・大阪・兵庫も!下界の眺め

写真:乾口 達司

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こちらは大阪方面の眺め。画面の左手、はるか遠くに見えるのは、大阪湾。右手奥にうっすら見えているのは、淡路島です。

奈良・京都・大阪・兵庫も!下界の眺め

写真:乾口 達司

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よく目をこらすと、大阪中部のビル群を通して、遠くに橋が見えますね。これは本土と淡路島とを結ぶ明石海峡大橋。生駒山上遊園地からは、明石海峡大橋まで見渡せるのです。

下界にばかり目を奪われないように!乗り物の数々

下界にばかり目を奪われないように!乗り物の数々

写真:乾口 達司

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もちろん、ほかにも魅力的な乗り物はたくさんあります。

たとえば、こちらは「チェーンタワー」。遊園地の遊具の定番というべき回転ブランコですが、ぐるぐる回転しながら、下界の各方面も眺められますよ。

下界にばかり目を奪われないように!乗り物の数々

写真:乾口 達司

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こちらの「バルーンサイクル」は、ペダルをこいで、バルーンを上下させるという乗り物です。

下界にばかり目を奪われないように!乗り物の数々

写真:乾口 達司

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意外なのは、丸木を模した舟が急流をすべり下りる「急流すべりゴールドラッシュ」。山のいただきに位置する生駒山上遊園地では、何と急流すべりも堪能できるのです。

実際に乗り込んでみると、ついつい眼下に広がる大阪平野の絶景に目を奪われてしまいますが、油断をしていると、舟は一気に急流をすべり下りるのでビックリ仰天!

お子さま方にも喜ばれること、請け合いです。

アクセスも楽しもう!近鉄生駒鋼索線とスロープカー

アクセスも楽しもう!近鉄生駒鋼索線とスロープカー

写真:乾口 達司

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生駒山上遊園地へおもむく道中にも、楽しい乗り物があります。

こちらは鳥居前駅と宝山寺駅とを結ぶ近鉄生駒鋼索線・宝山寺線で活躍する車両の「ミケ」。その名のとおり、三毛猫をデザインした車両ですが、こんなかわいい車両で生駒山上遊園地まで迎えるのです。

アクセスも楽しもう!近鉄生駒鋼索線とスロープカー

写真:乾口 達司

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お車で向かう場合は、信貴生駒スカイラインに接する駐車場にお車を置くことができます。駐車場からは「DONDONどんぐリス」と呼ばれるスロープカーで園内まで行くこともできます。

生駒山上遊園地がいかに素晴らしい立地条件にある遊園地であるか、おわかりいただけたでしょうか。愉快な乗り物に乗りながら眼下に広がる絶景を堪能し、生駒山上遊園地でのんびりした一日をお過ごしください。

生駒山上遊園地の基本情報

住所:奈良県生駒市菜畑2312-1
電話番号:0743-74-2173
入園料:無料(遊具ごとに有料)
営業日(2024年):3月16日(土)〜12月1日(日)
休園日(2024年):毎週木曜日/9月3日(火)〜9月4日(水)

2023年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2023/10/28 訪問

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