見どころ満載!しまなみ海道・大三島ぐるっとドライブ!

見どころ満載!しまなみ海道・大三島ぐるっとドライブ!

更新日:2018/10/26 15:15

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家
しまなみ海道・大三島は、ドライブ、サイクリングにも最適な島です。時間がないとき、ぐるっとドライブするのもお勧めですよ!でもただのドライブって面白くない!ドライブしながらちょっと観光♪そんな大三島ドライブのご提案です。
ひょうたん島から大三島のモンサンミッシェル?、大山祇神社の一の鳥居の絶好ポイント、最古の水軍城まで、意外と素通りしやすい・・でも大三島の素敵な絶景、神秘的!なスポットを車で巡る旅ですよ!

ひょうたん島のビューポイントは、ここから!

ひょうたん島のビューポイントは、ここから!

写真:村井 マヤ

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まるで前方後円墳のように見えるひょうたん島?!でも、この島って方向によってはこんな風には見えませんよ・・。橋のすぐ下辺りからだと丸い島に見えるんです!多々良大橋を渡って、井口港を目指して下さいね。井口港の辺りで、まっすぐ海沿いを行く道と大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に通じる21号線に分かれます。まっすぐ海沿いの51号線をしばらく走ると、撮影ポイントの休憩所も見えて来ます。だんだん、ひょうたんの形に見えてきますから・・♪

島は無人島ですが、北側(写真左側)は広島県尾道市で南側は愛媛県今治市に属しています。国の登録記念物でもあるんですよ!

ひょうたん島って人形劇の「ひょっこりひょうたん島」のモデル?そう言われていますが、日本全国にモデルと言われる島がいくつかあるみたいです。作者らも明言していないみたいです。「ここかな♡」って思って見るのも夢があっていいですよね・・。

(写真の撮影ポイントは、村上住宅工業さんより少し手前です)

北の端まで行って南下して・・大山祇神社一の鳥居と鶴姫像へ

北の端まで行って南下して・・大山祇神社一の鳥居と鶴姫像へ

写真:村井 マヤ

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ひょうたん島を見学してさらに北に向かいましょう!鳥取岬や盛海水浴場は美しい砂浜ですよ。対岸には三原が見えます・・。手前の島は大久野島(戦争中は毒ガス製造の島で今はウサギの島)です。

しばらく海沿いを走り、肥海八幡神社を目指しドライブ。小さいけど癒されスポットみたいですよ。そこから更に大見八幡神社と神社巡りをします。海沿いをずっと走っていますと対岸には御串山の麓に赤い桟橋のある小さな神社が。市役所手前くらいからは、宮浦港の赤い桟橋が見えて来ます。

宮浦港は、橋が出来るまでは大山祇神社の門前町として栄え、参拝のための港として栄えました。現在は海の駅として機能し、路線バスが発着しています。大山祇神社の一の鳥居を見ることが出来ますよ!

写真は、その鳥居の前を更に進んで、「阿奈波神社(あなばじんじゃ)」へ向かっている途中から撮影しています。大三島の伝説の水軍の姫「鶴姫」像が一の鳥居に向かって座っています。

鶴姫伝説・・鶴姫(つるひめ:1526年?- 1543年?)は、戦国時代の伊予国にいたと言われる伝説的女性のことで、大山祇神社の大宮司・大祝安用(おおほうり やすもち)の娘と言われています。鶴姫の生涯は、社伝の『大祝家記』(非公開)に記されている伝記を、大祝家の末裔である三島安精氏が脚色して小説『海と女と鎧 瀬戸内のジャンヌ・ダルク』(1966年)として出版したことで「鶴姫伝説」が生まれたようです。1993年には、女優の後藤久美子さん主演で「鶴姫伝奇」が年末時代劇スペシャルドラマとして放映されています。

毎年、大三島では鶴姫にちなんだお祭りも行われていますよ。

大山祇神社の境外摂社・・磐長姫を祀る阿奈波神社

大山祇神社の境外摂社・・磐長姫を祀る阿奈波神社

写真:村井 マヤ

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宮浦港を囲む御串山の麓にある阿奈波神社は、「阿奈波さん」として地元住民に親しまれていて、大山祇神社のご祭神大山積神の娘磐長姫を祀っています。

小さな神社ですが、静かな海のすぐそばに建っていて神秘的な風情です。磐長姫は、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の子供を最初身ごもりますが、瓊瓊杵尊は岩長姫の妹木花開耶姫(このはなさくやひめ)と結婚しました。磐長姫は、身を引いて宮の外に産殿を建てて住みました。これが阿奈波神社と言われています。

磐長姫は長命富貴の神として古くから篤い信仰があり、この神社は子宝に恵まれない方にも信奉されていたそうですよ。

伝説の三ツ子島から海から真水が湧く「みたらしの水」へ

伝説の三ツ子島から海から真水が湧く「みたらしの水」へ

写真:村井 マヤ

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阿奈波神社を後にして、今度は宗方港を目指します。途中「伯方塩業大三島工場」や「伊東豊雄建築ミュージアム」などの観光名所がありますので、時間があれば立ち寄ってみて下さいね!

「大三島ふるさと憩の家」の浜から見ることが出来る「三ツ子島(三つ小島)」は、奈良時代に大三島にある七つの島に十六の皇子を祀ると現れたといわれています。この三つの島は、それぞれ蓬莱(ほうらい)・方丈(ほうじょう)・瀛州(えいしゅう)と呼ばれ、中国では不老不死の仙人が住む島々を意味しています。

宗方港から、ひたすら海岸線をドライブしますと、今度は右手に昔神様が禊ぎを行った場所で、海水の中から真水が湧き出でる場所「みたらしの水」に着きます。その昔、大山祇神社があった場所といわれています。この辺りは道もいいので、サイクリングにも最適ですよ♪

「大三島ふるさと憩の家」には「岩田健母と子のミュージアム」もあります。場所や詳細は下記MEMO「しまなみ海道〜大三島の美しい空と海のアートスポット♪」で紹介しています。「伊東豊雄建築ミュージアム」も同様です。

大三島のモンサンミッシェル?海が割れて歩いて渡れる島「古城島」

大三島のモンサンミッシェル?海が割れて歩いて渡れる島「古城島」

写真:村井 マヤ

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写真上は、古城島にある日本最古の水軍城甘崎城跡です。言い伝えでは、白村江の戦いに敗れた天智天皇が、671年ごろ唐軍の侵攻に備えて対馬から大阪辺りまでの瀬戸内にいくつかの城を築いたそうです。この城もその一つだそうですよ!

戦国時代にも石垣を築いたようで、大潮の干潮時には、陸から歩いて渡る際にそうした石垣遺構も見ることが出来ますよ!古城島に渡るイベントなども行われているようです。もし、たまたま大三島に訪れた日が大潮なら渡ってみてもいいのでは・・♪

古代から戦国時代いたるまで随分長い時代城としての役割を持っていたようです。

(撮影場所は、明光寺の脇を通る317号線海沿いの堤防です)

ひょうたん島から大三島のモンサンミッシェルへ

ひょうたん島から、大三島のモンサンミッシェルまで、今回ご紹介したポイントを巡りますと、島をぐるっと一周できます。

今回は、ぐるっと駆け足の旅のご案内ですが、時間が許す限りゆっくり島散策をして下さいね。

美しい海の道の風景を堪能できる旅のご案内です。

大山祇神社ついては、下記MEMO「しまなみ海道で海の守護神・大山祇神社の美と自然の神秘に出会う」をご覧ください!また、伯方の塩工場見物なども、下記MEMO「話題の絶品海鮮丼と塩のスイーツ?!しまなみ海道 大三島」も参考までに・・・。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/25 訪問

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