写真:大宮 つる
地図を見る受付で拝観料を納めたら、少し歩いた左手側に「浄行堂」があるので、まずは、そちらに寄ってみましょう。“浄行菩薩”が奉安されています。身の病も心の悩みも除く菩薩様といわれ、古くから水を注ぎたわしでこすって願をかけたとのこと。また、近くには“さざれ石”もあります。
「浄行堂」で身を清めたら、次は「二王門」です。
二王門は、国の重要文化財に指定されており、1625(寛永2)年に建立されました。“阿形”、“吽形”の二王が配置されていることから、二王門と言われています。
写真:大宮 つる
地図を見る「二王門」をくぐると、目に飛び込んでくるのが「五重塔」になります。
4年の歳月をかけ建立され、1618(元和4)年に完成。こちらの五重塔も国の重要文化財に指定されています。
34.18mの高さを誇り、北陸随一となる五重塔です。また、屋根は栩葺(とちぶき)で、五重塔としては全国唯一になります。
なお、手前のむかって右側にある像は、開祖の日像です。
「五重塔」を見学したあとは、「丈六堂」や「番神堂」、「三十番神堂拝殿」などの見どころがあります。
なお、「丈六堂」の中には、5mの釈迦牟尼仏が奉安されており、かなりインパクトがあります!
写真:大宮 つる
地図を見る「三光堂」は1623(元和9)年に建立され、こちらも国の重要文化財に指定されています。
このお堂で、加賀藩前田家の“武運長久”の祈願が朝晩行われていたと言われています。
“日天(太陽)”・“月天(月)”・“明星天(星)”の3光天を安置していることから、三光堂と呼ばれています。
写真:大宮 つる
地図を見る「三光堂」の次は、「ご本堂」です(国の重要文化財)。
前田家御用大工の坂上又三郎を棟梁として、1614(慶長19)年に建立されました。屋根は柿葺(こけらぶき)入母屋作りで、建物の各所に唐様の形式が用いられています。なお、屋根は昭和51年に柿葺(こけらぶき)に復元されています。
妙成寺の中心であるご本堂……外観からしても歴史が感じられます。
ご本堂のむかって右側に「祖師堂」がありますが、こちらの祖師堂と堂内の厨子も重要文化財に指定されています。堂内には日蓮大菩薩の尊像が安置されています。
1625(寛永2)年に建立された「鐘楼」は、梵鐘をつるし、時を告げる建造物です。こちらも国の重要文化財に指定されています。
妙成寺の鐘楼は、袴腰(はかまごし)付きです。袴腰とは、下層の末広がりになったスカート部分のこと。
ほかに袴腰付鐘楼で有名なのは「法隆寺の東院鐘楼(国宝)」で、鐘楼の形式としては最も古いそうですよ。
石川県羽咋市にある「妙成寺」の見どころをご紹介しましたが、いかがでしたか?
本文中ではご紹介できませんでしたが、書院(重要文化財)や庭園などといった見どころもあります。
妙成寺には多くの建造物があり、また参拝順序があります。本文では参拝順序にしたがってご紹介させていただきましたが、パンフレットでご確認のうえご参拝ください。
参拝後には、お寺入口付近にあるお店で、名物の甘酒を頂ける場所があるので、ぜひお立ち寄りくださいね!
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(2024/4/26更新)
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