福井、東尋坊の近く「丸岡藩砲台跡」からの景色が超穴場!!

福井、東尋坊の近く「丸岡藩砲台跡」からの景色が超穴場!!

更新日:2014/08/08 16:41

旅人間のプロフィール写真 旅人間 はらぺこライター、旅ブロガー
福井県の「あわら温泉」方面から東尋坊へ車を走らせていくと、「丸岡藩砲台跡」の案内看板が出てきます。もし目的地として考えてなくても、ここは少しでも時間に余裕があるなら立ち寄る価値のある場所♪
旅は決められたルートから脱線し、偶然見つけた場所に立ち寄るのも醍醐味の一つ!!この丸岡藩砲台跡は今回は多くの人が素通りしてしまいますが、実は穴場の絶景スポットなのです!では、どんな所か紹介してみましょう!

歴史に興味がなくても…丸岡藩砲台跡は立ち寄って損はなし♪

歴史に興味がなくても…丸岡藩砲台跡は立ち寄って損はなし♪

写真:旅人間

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北陸自動車道を降りて、「東尋坊」や「越前松島水族館」に向かう途中、国道7号線を走っていると「丸岡藩砲台跡」と言う看板を見かけたら、ぜひ立ち寄ってみて下さい!!
この場所は観光ガイドブックに載ってる場合もありますが、あまり注目されておらず、基本的に駐車場はガラガラで、立ち寄る観光客も非常に少ないです。もしも「歴史なんて興味ないし〜」「砲台跡なんて見てもねぇ〜」なんて思ってたら、実にもったいない!!ここは美しい日本海を見渡せる絶景ポイントなのだから♪

松林の先には美しい海が見える絶景ポイント!

駐車場から砲台跡の方に向かって1分ほど歩くと、真っ青な海が見えてきます。この海が見える瞬間の景色が特に美しい。名の知れた観光名所も素晴らしいが、このような景色を独占して時間を過ごすのも贅沢なもの。
地元の方からは、今から数十年前まで、この一帯には松の木が群生する松林で暑い夏も木陰が出来て涼しかったそうです。しかしマツクイムシに多くの木が食べられ枯れてしまい、現在は芝生が一面に生えて、所々に松の木がある感じになっています。
昔のような群生した松林こそなくなってしまいましたが、ここに座って海を見てると本当に気持ち良く、言うまでもなくおススメの絶景ポイントです。

松林の先には美しい海が見える絶景ポイント!

写真:旅人間

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幕末に作られた砲台跡には5つの砲眼が残る。

広がった芝生の先に、海に向かって緑の植木のような塊が数個並んでいるのが見えたら、それこそが丸岡藩の砲台跡です。この砲台跡は、幕末の嘉永5年(1852年)に丸岡藩の砲術家栗原源左衛門によって作られたと言われ、ペリー率いるアメリカ艦隊が浦賀に来航する前年に造営された砲台でした。
敵の射撃をよけ、味方の射撃を効率よくするため、土を胸の高さほどに積み上げ、高さは1.8m、長さ33mの弓形をするように設置されています。ここには5つの砲眼(大砲を設置する窪み)が設けられているのが分かります。

幕末に作られた砲台跡には5つの砲眼が残る。

写真:旅人間

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まるで遺跡のような砲台跡、ここを背にしてみる海は最高♪

この砲台跡の近くまで来てみると、かなり草むしてはいるものの、当時の形がしっかりと残っています。このように保存状態の良い砲台は全国的に見ても珍しいです。
そして、組まれた岩の下部を見て見ると文字が彫られ、そこには嘉永五年(1852)2月、高島秋帆の門人と伝えられる栗原源左衛門の設計で築造と言う内容が書かれています。
まるで古代の遺跡のようにも見える砲台跡を背にして、日本海を見渡してみると、左手方面には越前松島が見え、また右手には浜地・波松から加賀へと続く海岸線が!まさに隠れた名勝。あまり知られていませんが、こんな素敵な場所を見ずに素通りするのは実にもったいない!!是非、近くに来たら立ち寄ってみて下さいね。

まるで遺跡のような砲台跡、ここを背にしてみる海は最高♪

写真:旅人間

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寄り道こそが旅の醍醐味です!!

この「丸岡藩砲台跡」を旅のプランに入れてこの周辺を旅する人は少ないと思います。それほどマイナーな場所ですが、決められたルートから少し脱線し、気になった場所で車を止めて立ち寄ってみると言うのは旅本来の醍醐味と言えるでしょう!特にこの砲台跡は、天候に左右されますが、ここからの景色は最高で、人も少ないので超穴場♪ 
ここに来たら思わず「いい場所見つけた!」と寄り道したことにガッツポーズをしてしまうかもしれませんね。本当におすすめの場所ですよ!!

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/21 訪問

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