日本最大級一周60m!那須塩原「湯っ歩の里」の回廊足湯

日本最大級一周60m!那須塩原「湯っ歩の里」の回廊足湯

更新日:2014/08/07 18:31

那須 マッキーのプロフィール写真 那須 マッキー 関東旅行ブロガー、那須高原写真家、滝巡り案内人、那須の郷土研究家
那須塩原温泉のほぼ中心地に一際目を引く、円形の建物があります。自然美溢れる塩原渓谷の山々を背景に木組みで作られた施設。ここは塩原温泉にある日本最大級の足湯「湯っ歩の里」(ゆっぽのさと)。60メートルの長さをもつ回廊タイプの足湯は珍しい。旅の途中で休息ならぬ”湯〜足”はいかが?

ちょっとぬるめの足湯か!それとも熱めがお好み?!まずは「ちくちく小石の道」から。

ちょっとぬるめの足湯か!それとも熱めがお好み?!まずは「ちくちく小石の道」から。

写真:那須 マッキー

源泉かけ流しの幅1.5メートルの回廊は、6種類の浴槽があります。足湯の刺激や湯量と温度の変化により、さまざまな効能を得る事が出来ます。ちょうど回廊浴槽の中間で二つのゾーンに分かれてはいますが、(30メートル×2倍)一周するとかなりの運動量になります。各、浴槽の真ん中には歩行中の安全を考慮して、手すりが設けられており、つかまりながらの温泉浴は他に類を見ない楽しさが味わえます。

まず、お薦めはぬるめの足湯、”ちくちく小石ふみしめの道”設定温度が約38℃からのスタート。足首からちょっと上の湯量は回廊を歩くのには、程よい水圧で心地良いですよ。しかし安心するのはまだ早い、歩き始めるにつれて、徐々に温度は変化します。足つぼを刺激する小石の痛さと温泉の温度は一定ではありません。回廊は6種類の浴槽と表記されていますが、実際にはどこがそうなのかハッキリと分かれてはいません。途中から温泉が吹き出していて目には見えませんが、明らかに温度が変化するのが感じられます。

ちょっと痛熱が気持ちいい、でもご注意を歩みに連れて、石の形も変わります!!

ちょっと痛熱が気持ちいい、でもご注意を歩みに連れて、石の形も変わります!!

写真:那須 マッキー

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”ちくちく小石の道”で温泉になれたら、水桶で火照った足を冷ましましょう。次は”やんわりほんわか心地よい道”に挑戦!名前と違って左側の回廊はちょっと熱め。温度に慣れた足でも、明らかに熱め!こちらは約40℃からのスタートです。お湯の中の踏み石も先ほどとは違い、大きめの石やレンガ状が敷き詰められています。滑りやすいので注意が必要です。奥に行く程温度が高くなります。歩き疲れたら、途中のベンチで一休み。水分補給も必要です。

源泉かけ流しの泉質は?飲めるの?

源泉かけ流しの泉質は?飲めるの?

写真:那須 マッキー

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正式な源泉名は「とんねるの湯」と言います。泉質はナトリウム・カルシウム一塩化物・炭酸水素塩温泉で無色透明でほとんど無味無臭。この温泉は飲めるそうで、「湯っ歩の里」外側には、飲泉できる「飲泉堂」あります。胃腸に効果があるそうですよ。歩きながら足つぼを刺激する事と合わせて温泉療養も体験できます。

時期によりますが、回廊内には湯けむりを漂わせ吹き出す「間欠泉」。敷地の高低差を利用した「湯滝」など、これまでにない、新たな癒しの温泉空間となっています。

ハート石を見つけたら、片足づつ乗せてみよう!二人の愛がもっと、もっと深まるかもネ!

ハート石を見つけたら、片足づつ乗せてみよう!二人の愛がもっと、もっと深まるかもネ!

写真:那須 マッキー

左手側のちょっと熱めの足湯には、ハートの形をした踏み石が、一つだけ埋め込まれています。さまざまな形のお湯の中を踏みながら、探して見てください。もしも、幸運に見つける事が出来たなら、お互いの片足をハート石に載せると愛が深まると言われています。

「湯っ歩の里」の外周には明治・大正・昭和と多くの文人に愛された塩原。それにちなんだ「碑」を配した庭園があります。夏目漱石や室生犀星の詩を眺めながらの散策も風情があります。

おわりに

温泉湯量が豊富な塩原温泉にあって、施設内から湧出する源泉は59.3℃の高温、さまざまな温度に調整された「足湯」を楽しむことができます。入り口「歌仙堂」近くに配置された「歩廊」は塩原温泉の源泉・歴史についての資料などが展示してあり、足湯での火照りを冷ますのにはちょうど良い散歩道になっています。手軽な温泉と足の疲れを癒すのにはお薦めです。

入湯料:大人(高校生以上)200円。
中学生・小学生100円。
幼児(未就学児童)無料。
※休館日:毎週木曜日。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/30 訪問

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