ザ・旅館!美しい日本文化が詰まった宿飛騨高山"倭乃里"

ザ・旅館!美しい日本文化が詰まった宿飛騨高山"倭乃里"

更新日:2014/08/07 15:01

市川 芽久美のプロフィール写真 市川 芽久美 南米現地旅行会社 代表
JR高山駅から、のどかな山間と宮川を眺めながら送迎車で20分、15000平米の大自然の中に、160年前の豪農の館を移築して旅館に生まれ変わった『倭乃里(わのさと)』があります。
広大な敷地内にある客室はわずか8部屋。自然にとけ込む豪華な古家の景観、大囲炉裏や岩・檜風呂などの施設、そして色鮮やかな日本料理とおもてなし。
思わず、日本人である事を誇らしく思う、美しい日本の文化が凝縮された旅館です。

160年前の豪農の家と飛騨の自然美

160年前の豪農の家と飛騨の自然美

写真:市川 芽久美

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『倭乃里』の客室は、母屋に4室、離れが4室。実際に使われていた豪農の家を利用した客室は、全て異なる間取りとデザイン。
敷地内には川魚が泳ぐ清流、宮川が流れており、この川でとれる川魚料理もこの旅館の名物です。他にも、薪炊きのかまどや水車などがあり、敷地内を散策すれば、1世紀前ののどかな日本の景色や文化を感じる事でしょう。

囲炉裏を囲んでのコミニュケーション

囲炉裏を囲んでのコミニュケーション

写真:市川 芽久美

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旅館の受付がある母屋は、高い天井と黒いススが歴史を感じさせる大きな囲炉裏が特徴。
ここでは数々の温かいおもてなしが待っています。
まずは、旅館に到着すると囲炉裏で湧かしたお湯でいれたお茶と、和菓子で歓迎。そして、夕食では、囲炉裏でゆっくり焼いた鮎や岩魚をいただく事が出来ます。
更に夕食後は、お客様皆で囲炉裏を囲み、地元のお酒やおつまみをいただきながら、飛騨の民話や歴史に耳を傾ける。地元の話をしてくれるのは、この土地に長く暮らすスタッフ、彼の朗らかな人柄と快活な語りが人気で、彼との炉辺談話もこちらの旅館滞在の楽しの1つ。
囲炉裏は、冬には暖をとり、夏は空気の循環に活躍する、昔の暮らしには欠かせない存在なんだそう。

細部にまでこだわった美しい日本料理

細部にまでこだわった美しい日本料理

写真:市川 芽久美

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土地のもの、旬のものを季節の彩とともに出される料理の美しさに、思わず息をのみます。
様々な山菜と草花が色とりどりに飾られた前菜、新鮮な川魚、飛騨牛など、味・香り・彩り、すべてを楽しませてくれる夕食。
朝は七輪の焼き魚、釜で焼き上げたご飯に、お味噌汁、ふわふわの卵焼き、酢の物など数多くの種類がテーブルに並びます。

行き届いたおもてなしの客室

行き届いたおもてなしの客室

写真:市川 芽久美

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『倭乃里』の建物は全館、飛騨の木材と伝統工芸・春慶塗を贅沢に使用した合掌造り。
各客室には、大きな窓ガラスがあり、その窓からは飛騨の自然がまるで一幅の絵画の様で、清流・宮川のせせらぎが心地よいBGMになっています。
また、四季ごと異なる部屋の飾りで楽しませてくれます。
例えば、夏は氷を配した飾りつけで涼を演出、冬は薪を使った温かい演出がなされます。

源泉を活かしたお風呂と嬉しい心遣い

源泉を活かしたお風呂と嬉しい心遣い

写真:市川 芽久美

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『倭乃里』の温泉は、敷地内に源泉があり、2010年に岐阜県より「飛騨位山(くらいやま)温泉」として正式に認可され、商標登録されています。
全てのお部屋に、その源泉をひいた檜の内風呂がありますが、母屋の建物には、縄文時代からの巨石を活かした岩風呂と総檜の大浴場も用意されています。
このやわらかな泉質の温泉を楽しんだ後、部屋に戻ると、薪炊きの釜で炊き上げたお米でつくられたおにぎりの夜食が梅干しとともに用意されていて、心も体もぽかぽかに。

自慢したくなる宿

合掌造りが特徴の、独特の文化が色濃く残り、日本の原風景をもつ飛騨高山。
その自然美と日本伝統文化の中にある、1世紀以上昔の優雅な民家を旅館にした“倭乃里”は、日本の美を再確認できる素敵な宿です。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/08/16−2014/08/17 訪問

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