京都・北野天満宮の天神市で骨董・古美術入門!初心者も楽しめる

京都・北野天満宮の天神市で骨董・古美術入門!初心者も楽しめる

更新日:2017/09/29 15:06

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
京都の北野天満宮では毎月25日に天神市(天神さん)が開催され、縁日も楽しめます。アクセスはバスが便利。骨董品やアンティークが並び、歩きながら商品を物色できる気軽さが人気のイベント。初心者の方でも気兼ねなくお買い物できる骨董市ですので、是非京都で骨董・アンティークデビューをしてみましょう。

京都・北野天満宮の天神市

京都・北野天満宮の天神市

写真:東郷 カオル

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京都の北野天満宮では菅原道真公の御誕生日6月25日と、薨去の2月25日にちなみ、毎月25日に縁日が催され、「天神さん」の名で広く知られています。毎回、地元の方から観光客の方、更には海外の観光客も含め、大変な賑わいを見せています。

子どもが喜ぶ縁日も

子どもが喜ぶ縁日も

写真:東郷 カオル

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この日は朝から参道や周囲の道に露店が立ち並び、子供からシニアまで大賑わいです。海外からの観光客も、日本の古い物に興味深々のようで、値段交渉をしている姿もちらほら見かけます。日本人でも普段目にすることのない刀の鍔(つば)など、芸術的なデザインが並び、ひやかしで歩くだけでも楽しい市です。

天神市はエリアによって、お店の特徴が分かれていて、表参道は子供の喜ぶ当てものや食べ物のお店などが多く、東側の道や上七軒へと続く道あたりは骨董や古着のお店、西側は盆栽や植木のお店が多いように見受けられます。

【天神市 基本データ】
開催日:毎月25日
時間:6:00〜16:00
会場:北野天満宮境内

アンティーク着物は女性や海外客に人気

アンティーク着物は女性や海外客に人気

写真:東郷 カオル

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こちらは東側通路の古着のお店。古着のお店にもいろいろあって、完全にアンティークのものや、どちらかというとリサイクル的なものまで様々。アンティークのお店は、派手な着物や帯をハンガーに目立つようにディスプレイしていて、外国人観光客に人気があります。一方、こちらのお店のようにリサイクル的なお店は、まだまだ実用的に着ることを目的としたお客さんが多く、一点一点店主が箱から着物や帯を取り出し、お客さんに説明しながら見せていく手法を取られています。お客さんの中にも本気の人と雰囲気を味わいたいだけの人が混じっていて面白いです。

アンティーク着物・リサイクル着物を買う場合の注意点は、サイズです。昔の人は想像以上に小さいので、着物に詳しくない人はよく相談してから決めたほうが良いでしょう。その点、帯はサイズの縛りがないので買いやすいですが、ここでも一つ注意点が。昔の帯は今の帯と違って短いです。体格の良い方は十分に長さを確認されることをおすすめします。

普段はなかなか見られない骨董・古美術、時には超レアモノも!?

普段はなかなか見られない骨董・古美術、時には超レアモノも!?

写真:東郷 カオル

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こちらも東側通路にある骨董店。街中に店を構える骨董店・古美術店は入るのになかなか勇気がいりますが、このように露天だと気軽に物色することができます。もちろん買うつもりがなくても、見るだけでも大丈夫です。

商品の年代も様々。こちらの商品は比較的新しいもので、昭和初期のガラスですが、良い状態で残っています。

お店によってはお茶道具や煎茶道具を多く取り揃えていたり、古いガラス製品を扱っていたり様々ですので、隅々のお店まで見学するとかなりの時間を要します。時間に限りのある方は、ざっと一回りして、好みのお店が集まるエリアでじっくりと物色すると良いでしょう。

普段はなかなか見られない骨董・古美術、時には超レアモノも!?

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奈良時代から平安時代の玉眼神像も!108体のうちの一体で、現存している他の多くの玉眼神像は美術館などに収められているそうですが、なぜか一体だけこんなところに…!

お店の方のお話では、大変珍しいもので以前静岡のテレビでも取り上げられたそうです。運ぶのに大変気を遣うので、そろそろ売れて欲しいとのこと(笑)

普段はこのように開帳した状態で置かれていませんが、希望すれば見せていただけます。

北野天満宮とアクセス方法(バス・電車)

北野天満宮とアクセス方法(バス・電車)

提供元:京都の無料写真素材

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北野天満宮は、平安時代の学者でもあり政治家でもあった菅原道真公をおまつりした神社の宗祀で、日本各地にある天満宮の総本社です。菅原道真公は学問のみならず政治家としても優れた人物であったが故に、藤原氏に陥れられ、太宰府へと流されてしまいます。

北野天満宮とアクセス方法(バス・電車)

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全国の天満宮には梅が植えられていることが多いですが、これにも理由があります。道真公は梅をこよなく愛していたと言われていますが、太宰府に流された折に、都の梅が道真公を慕って一夜のうちに太宰府まで飛んで行ったという「飛梅伝説」があり、こういった話しにちなんで「天満宮=梅」という構図が一般化しているのです。

「東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ(春を忘るな)」という道真公の有名な歌が残っており、耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

北野天満宮の最寄りの駅は「北野白梅町」ですが、こちらは嵐山から走る嵐電の駅となりますので、一般的にはバスのほうが便利です。主な駅からのバス路線は下記をご参考に。

JR京都駅より市バス50・101系統
京阪三条駅より市バス10系統
阪急大宮駅より市バス55系統
阪急西院駅より市バス203系統
いずれも北野天満宮前下車すぐ

【北野天満宮 基本データ】
所在地:京都市上京区馬喰町
電話:075-461-0005

ひとこと

骨董品、アンティーク品はご自身で商品を見定めて納得のいく買い物をしましょう。値段にかかわらず、自分で惚れ込んで手に入れた商品はきっと大切なお宝になることでしょう^^

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/07/25 訪問

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