写真:帆村 由花
地図を見る北海道は広大な土地なので行政上幾つかの支庁に分かれています。鹿追町はその中の十勝支庁に属しています。
アクセスは、JRで札幌から約2時間、千歳から約1時間20分、JR新得駅で下車。そこから、拓殖バス・レンタカー・タクシー等利用して約20分で鹿追市街地に到着します。航空機を利用の場合、帯広空港からバスで50分で帯広駅前、そこから鹿追・然別湖行きの拓殖バスで約1時間で鹿追町に到着します。空港でレンタカーを借りると移動が楽かもしれません。帯広に滞在しているのであれば、日帰り旅行にちょうどよい距離ですね。
写真:帆村 由花
地図を見る鹿追町市街地から然別湖に向かう途中に、眺望が素晴らしい展望台があります。晴れた日には、雄大な十勝平野や日高山脈、さらには太平洋まで一望できます。
然別湖周辺の山々で発生した火砕流や土石流などでつくられた扇状の台地が見渡せることから、この名前がつきました。ここは、十勝は広い平野であることを実感できる場所です。
また、鹿追が生んだ画家、神田日勝氏も愛したと言われる展望台は、一大パノラマが魅力。然別湖へ向かう途中に、ちょっと足を止めてみてはいかがですか?なお、鹿追町には「神田日勝記念美術館」もありますので、興味のある方はぜひ立ち寄ってみてください。
写真:帆村 由花
地図を見る扇ヶ原展望台を過ぎると、突然見えてくる岩場が「千畳くずれ」です。火山活動で流れた溶岩の固まりが崩れゴツゴツとした大きな岩となり、広範囲に重なり合っているのが特徴です。木に隠れていますが、近くに寄ると岩の大きさと多さで迫力があります。
周辺には高山植物が育ち、ナキウサギが生息しています。また、このあたりの道路には、キタキツネもよく出現しますよ。
写真:帆村 由花
地図を見る然別湖は大雪山国立公園内で唯一の自然湖であり、北海道内で最も標高の高い湖です。 小規模な溶岩ドームが十数個集まった然別火山群の噴火活動によって、川が堰き止められて誕生したと考えられています。湖は南北に3.6kmで周囲は約16km。水深は99mと深く、透明度は最大で19mを超えるほど美しく澄んでいます。
夏はカヌーやカヤックなどのアウトドアがとても盛んで、全面結氷する冬になると雪と氷で作られる幻の村「しかりべつ湖コタン」が出現。然別湖では天望山が湖面に映り込み「唇」のように見えることでも有名で、「唇山(くちびるやま)」と呼ばれ、然別湖のシンボルになっています。
周囲には氷河期から生息していると言われる、生きた化石「ナキウサギ」や、ミサゴ、オジロワシ、クマゲラ、アオサギ等の貴重な野生動物たちが生息しています。然別湖畔からは大雪山国立公園で唯一の自然湖ならではの雄大で美しい風景を楽しむことができますよ。
然別湖畔には温泉もありますので、旅の疲れも癒せます。
写真:帆村 由花
地図を見る鹿追は北海道の3大蕎麦産地のひとつです。昼夜の寒暖差、冷涼な気候、高台地区特有の強風による乾燥。いろいろな要素が相まって、鹿追の名産そばが育てられます。この地で昔から食べられてきたのは、太めで黒っぽい「田舎そば」。そばの風味を存分に感じることのできます。どんぶりからはみ出しそうな大きさの「ゴボウ天そば」も人気です。
その「ゴボウ天そば」が食べられるお店が「そば処おふくろさん」。鹿追市街地の道道416号線に面しています。シンプルな外観ですが、のぼりが立っているのでわかると思います。駐車場は店舗前と道を挟んで反対側にもあります。
お昼時に行くと、地元の方や観光客でとても賑わっていて人気のお店です。お蕎麦以外にも定食などもありますよ。鹿追ならでは逸品、鹿追そば、ぜひお召し上がりください。
自然も食もアクティビティも、自由自在に思う存分楽しめるのが鹿追町。季節ごとに様々なアクティビティーも体験できます。カヌーやカヤック、熱気球や乗馬、犬ぞりツアーまで、きっと貴重な体験ができるはず。日帰り旅行はもちろん、ロングステイにも向いている町。ぜひ一度、鹿追町の贅沢な自然を体験しに行ってみてください。
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(2024/4/20更新)
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